【激震情報】カマロ復活!!
そうなんです、なんとデトロイトショーで、「シボレー・カマロ・コンセプト」が発表されてしまったのです。
しかも事前にアキモトへの連絡もなく、いきなりデトロイトショーでデビューするという、まさに日本のアメリカ車市場を無視した一方的な発表でした……。
事前に言ってくれてれば、絶対に行ってたのに……(怒)。
復活か? シボレー・カマロ・コンセプト発表!!
現在開催中のデトロイトショーで、C6コルベット用LS2エンジンを搭載したカマロ・コンセプトが発表されました。このコンセプトカーは、ルックスを見ればわかるとおり初代ベビーカマロのデザインをなぞりながら、モダンにまとめられたもの。
全体のイメージは傑作といわれる1969年式をモチーフにした感じですが、フェンダーまわりだけを切り取って見ると、1968年式のイメージも汲み取ってみれます。
*写真をクリックすると大きな画像が見れます。
肝心のパワートレインには前述したように最高出力400馬力を誇る6リッター・LS2=アルミニウム製スモールブロックV8エンジンを搭載し、6速マニュアルトランスミッションや、4輪独立懸架式のサスペンションなども採用しています。
注目したいのは、このような高いパフォーマンスを維持しながらも、高速走行時にはリッター12.75 km以上の省燃費性能を誇るという点でしょう。
これはActive Fuel Management™と呼ばれるGMの新技術によるもので、エンジン負荷の軽い高速巡航時などには4気筒で、高負荷の加速時などには8気筒を稼動させて常時最適な出力を得るという仕組みです。
基本的には300Cに採用されているダイムラー・クライスラー社の「MDS」と似たような機構でしょうが、じつはキャデラック・シックスティーン・コンセプトで発表されたシステムの進化系であり、前々から実用化を検討していた技術でもあります。
*写真をクリックすると大きな画像が見れます。
この他にも、カマロ・コンセプトには5スポーク鋳造ホイール(フロント21インチ、リア22インチ)や、14インチのローターを備えた4輪ベンチレーテッド式ディスクブレーキなどを採用し、完全にモダンなスポーティカーに仕上がっています。
特に全体のデザイン・イメージは、他の復活版マッスルカーに比べると現代風にアレンジし直されている感じがして、好感触。
単純に過去を振り返ったマスタングあたりと比べると、新鮮さは倍増ですね。
*写真をクリックすると大きな画像が見れます。
問題は市販化の可能性。過去にはベルエア・コンセプトなんてのも発表されたGMのコンセプトカーですが、残念ながらここんちの場合、そうそう簡単には市販化されません。
その一方で、HHRやSSRなんていう駄作をすぐに市販化してしまうので、最近のGMは本当に何を考えているのか……。
実際のハナシ、冷静になって考えてみると、現在のマーケットにはカマロが復活する余地はほとんどないと思いますから、御覧のカマロ・コンセプトが市販化される可能性というのはかなり低いのではないでしょうか。
プラットフォームの問題もありますね。現在のGMにはクライスラーのLX系(300Cやチャージャーのプラットフォーム)みたいなよく出来た後輪駆動プラットフォームがありません。
コルベットのフレームはコスト的にも別格ですから、大衆車であるカマロに採用するのには無理があるでしょうし……。
ということで、カマロ・コンセプトの復活を聞いて大喜びしたアキモトですが、冷静に考えるとビミョー……。皆さんはどう思いますか?
【シボレー・カマロ・コンセプト・スペック】
車両タイプ:2ドア、4人乗り、後輪駆動スポーツクーペ
ホイールベース(mm): 2806
車長(mm):4730
車幅(mm):2022
車高(mm):1344
トラック(mm):フロント1620/リア1607
エンジン:6.0L V-8 LS-2、400馬力(Active Fuel Management™)
トランスミッション:6速マニュアルT56
サスペンション:4輪独立式(MacPhersonストラット/マルチリンク)
ブレーキ:4輪ディスク、15インチローター&4ピストンキャリパー
ホイール:鋳造アルミニウム(F21インチ/R22インチ)
タイヤ:F275/30R21&R305/30R22
【デトロイトショー関連の記事】
●「ホビダス・オート」デトロイトショー速報ブログ
●速報デトロイトショー#03
●速報デトロイトショー#02
●速報デトロイトショー#01


コメント
カマロいいですね、元気が出そうで。でも6Lってどうなんでしょうか?アクティヴなんたらで低燃費実現はすばらしいですが、日本の税制では出ても普及は厳しいですね。
>>HHRやSSRなんていう駄作をすぐに市販化してしまうので、最近のGMは本当に何を考えているのか……。
HHR駄作ですよねー。
だけどどうして?アメリカではバカ売れ中です。ただ単に安くてSUVに比べて燃費がよければ良いのか!?って感じです。デザインも個人的には?です。
Posted by: 岩井 康資 | January 11, 2006 2:06 AM
ところでHHRをデザインしたデザイナー、元々クライスラーに在籍していたんですね。彼の代表作はPTクルーザーだそうです。そう考えるとHHRはPTクルーザーのモデルチェンジとしてアリなのかも? カリフォルニアでもHHRそこそこ売れているようで、よく見かけるようになりました。
Posted by: しんのすけ | January 11, 2006 3:35 PM
HHRはPTクルーザーの物真似でしかないという点が、最も気にいらない部分なんですよね。PT自体も1938年あたりのフォードにそっくりですけど、少なくともオリジナリティのある完成されたデザインだと思います。対してHHRにはそういったオリジナリティが感じません。クライスラーのPT人気に乗じて作ってしまったかのようなデザインと、その考え方が納得できないんですね、大好きなシボレーが制作するべき車両ではなかったと思いますよ。
Posted by: 秋元一利 | January 11, 2006 4:05 PM
カマロの話題ではないの??
秋元さん、GTOのプラットホームがあるのではないでしょうか?? イマイチ人気の出ないGTOですがLSエンジン搭載のFRですよ。
Posted by: うえき | January 11, 2006 6:19 PM
うえきさん
コメントありがとうございます。いつの間にかHHRの話題になっていましたね。プラットフォームの件は、おっしゃるとおりポンティアックGTOがFRでLSエンジン対応ですが、このクルマって元々ホールデンのモナーロという2ドアクーペ用のシャシーを流用したもので、そもそもあまりハイパフォーマンス向けじゃないんじゃないかと思うのですよ。乗ってないので、あくまで推測ですけど。そんなわけでどうなんでしょうかね? GTOに乗っている方がいたら、コメントもらえると嬉しいんですけど。
それと個人的にはこの手のFRでカマロを復活させても、果たして売れるのかな? というのが大きな疑問です。西海岸あたりの若者に取材をすると、とっくの昔にシボレーにはもう興味もないって感じになっているところに、往年のマッスルカー・イメージを押し付けるのは、どうなんでしょう。PTクルーザーだって、喜んで買ったのは中年以降の世代でしょ。カマロも昔のイメージだけで復活させても、喜ぶのは中年以降のマッスルカー世代だけじゃないかな?
そこで、富士重工とのアライアンス関係があった頃に考えていたのが、インプレッサのシャシーを使ったまったく新しいカマロの再生なんですよ。4WDでインタークラー・ターボで、エンジンはボクサー4。一応2ドアにして、コンパクトなスポーツカーを作る。水平対向のエンジンって、排気音だけ聞いているとドロドロしたサウンドがV8っぽいところもあるし……。
今じゃもう無理な話だけど、免許とりたて世代のアメリカの若者を取り込まなきゃ、本当の意味でのカマロ再生にはならんでしょ。
昔のイメージで作っても、ボクを含めたマッスルカーファンは喜ぶけど、20年後のシェビー・ファンは作れないと思いますよ。「シビック大好き」、「GTR大好き」、「お金があったらレクサス買いたい」、シボレーを含めたアメリカン・メイクスは、そういった若年層に向けたクルマ作りをする時期にあるのではないかと勝手に思うアキモトであります。
Posted by: 秋元一利 | January 11, 2006 8:14 PM
そうですよねー。確かにこのカマロ非常にかっこいいですけど、このコンセプトのまま出したところで、一体誰が買うのか? プレスリリースに出ていた若い世代の取り込みはハッキリ言って難しいと思います。このままのスペックでコルベットに迫る高額車を出したところで、買えるのは年配。若者が手を出せる2万ドル台前半で出すにはこのスペックでは無理でしょう。過去の遺産に引きずられたまま出したところで、若い世代は興味を示さないと思います。スバルのプラットフォームを利用するのはグッドアイディアですよね。トヨタとの資本提携が決定したので、もうその可能性はなくなってしまったと思いますが。カマロを現代に蘇らせるにはどのようなクルマがいいのでしょうか?
Posted by: しんのすけ | January 12, 2006 4:02 PM
夢野@BACCARSです。
いいですねぇ。カマロ。
結局、アメ車は過去を振り返るしか、ないのか(笑)
カッコいいから、それでもいいけど・・・。
Track BACCARSさせていただきました。
Posted by: 夢野忠則 | January 19, 2006 7:29 PM
夢野様
ご訪問ありがとうございます。おっしゃるとおり、今のアメリカ車には、過去と決別しなければならない部分もありますよね。その決断が今のアメリカ自動車メーカー各社にできるのか? ってとこがポイントなんでしょうか。
Posted by: 秋元一利 | January 21, 2006 1:14 PM