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2006.Jan.16

最高速度記録会のルール

 連日お伝えしている「ボンネビル・スピード・ウィーク」ですが、本日はそのボンネビルの競技方法や参戦マシンについてお伝えしましょう。

 まず最初に、もっとも気になる競技方法ですが、これは5マイル、ないし7マイルの直線を、単独のマシンがアクセル全開でひた走り、その区間平均速度を競うというものです。

 参戦クラスは4輪・2輪合わせて、びっくり仰天の720クラス。排気量やボディ形状などにより、じつに細かなクラス分けが施されているのが特徴です。

 というワケで、詳細に関しては「続きを読む」からどうぞ。

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 「ボンネビル・スピード・ウィーク」は、基本的にどんなクルマでも参戦可。時速149マイル、つまり238キロ以下の記録を狙うクルマならば、ライセンスも運転免許だけでOKなのです。
 
 もっともカマロやトランザム、コルベットなんていうメジャーなパッセンジャーカーは、記録を破るのが大変。過去50年の間に、記録はどんどん更新され、この手のクルマは、もはやよほどのことでもない限り、新記録を達成するのは難しくなってしまっています。

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 そこで、誰もが考えるのがもっとレコードスピードの低いクラスを狙う方法。例えばモディファイド・ピックアップクラス。このクラスでは350エンジンならば、146マイルがレコードスピード。排気量を上げて上のクラスに入ってしまうと一気に179マイルに飛びこんでしまうので、頭のいいエントラントは同クラスの制限排気量一杯までスープアップするのです。

 こうした隙間狙いの結果、排気量370cu.in.だなんていうヘンテコなエンジンを搭載する参戦車両も。シェビーモーターなら350→383が常套手段だけど、そこをあえて370にする。これもまた勝つための戦略なんですね。

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 さて、この年のボンネビルは、気温が低く、塩のコンディションがよかったことに加え、好景気が幸いして350台ものエントリーがありました。

 その内訳はごく一部の資金豊富なセミファクトリーと、その他大勢のプライベーター。資金力豊富なファクトリー系は、記録を達成して宣伝効果を期待。一方のプライベーターは年に1度のお祭りを愉しむ……。

 両者の違いは明らかですが、プライベーターだって勝ちたい気持ちは一杯。そこで資金のないプライベート・チームは色々と工夫をするんですね。

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 こういったプライベート・チームの一番の関心は空力です。風洞実験をするわけでもなく製作された、ちょっとできの悪そうなスポイラーが装着されていたり、アライメントを変更し、極端なポジティブキャンバーとして前影投影面積を小さくするなど、アイデアは尽きません。

 というわけでモディファイのアイデアや参戦クラスなど、作戦次第ではプライベートでも記録を破ることができるのが「ボンネビル・スピード・ウィーク」。

 一見イコールコンディションに見えるけど、実際は限られたトップコンストラクターの製作したマシンでなければ絶対に勝てないNASCARやNHRAでは、こういった面白味はありませんね。

 プロもアマチュアも、ファクトリー・チームもプライベーターも、共に勝つ可能性の残されたモータースポーツ。ボンネビルのもうひとつ魅力は、そこにあるのかもしれません。

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▲左上:1969年式のダッジ・チャージャー・デイトナ。557cu.in.のヘミモーターを搭載。この年はマシントラブルで走れず。▲右上:著名なエンジンビルダー、ゲール・バンクス・エンジニアリングの製作したストリームライナーは、最高時速381.867マイル、つまり610キロを記録して新記録達成。

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▲左上:1953年式のスチュードベーカー・スターライナーは、シェビーの302cu.in.を搭載。493馬力@8000回転。200.294マイル、約320キロを記録。▲右上:1968年式のカマロは420cu.in.の775馬力。ポジティブキャンバーにセットして空力を重視。記録は183.396マイル。

【ボンネビル・スピード・ウィークの過去記事一覧】
●第1回「塩湖のスピードレース」
●第2回「掟破りのフェラーリ288GTO」
●第3回「世界最速の日産・シーマ」

【ボンネビル・スピード・ウィークの開催場所】
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コメント

こんにちは!
以前にもお邪魔したことのある
夢野@BACCARSです。
ボンネビル、すごいですね。僕もかなりのクルマ馬鹿を自認していますが、
上には上がいらっしゃるようで(笑)。
Track BACCARS(トラックバック)させていただきました。

夢野様
ご訪問ありがとうございます。ボンネビルはいいですよ~。機会があれば是非一度訪れてみてください。ただし、日本のお盆の時期に開催されるので、航空券が高いんですよね。それが最大のネックなんです。

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