GMCからニューモデル「アカディア」がリリースされました。
高級トラック・ブランドとして位置する「GMC」は、シボレーのバッチ違いが中心でしたが、今回発表された「アカディア」は、同ブランド初のクロスオーヴァーとなり、プラットフォ-ムはサターンやビュイックなどと共用する方向です。
新型のアカディアは2007年型サターン・アウトルックや2008年にデビューすることが予定されているビュイック・アンクレーブらとプラットフォームを共有するGMC初のクロスオーヴァー・ビークル。
搭載されるエンジンは、267馬力の3.6リッターV6で、これに6速のオートマチック・トランスミッションが組み合わされます。
駆動方式はFFとオールホイ-ル・ドライブの2つ。乗車定員は7、もしくは8名ということで、見た目よりも収容能力に長けたモデルに仕上げっています。
ちなみに、Acadiaとはカナダ南東部の地域名。GMCに限らず、アメリカ車の場合、地域名を車名に採用することが多いんですよね。
なお、姉妹モデルとなるサターン・アウトルックのフォトアルバムは以下からどうぞ。
| 2007 GMC Acadia | |
| Year | 2007 |
| Make | GMC |
| Model | Acadia |
| Engine Location | Front |
| Drive Type | Front or All Wheel |
| Weight | 2239kg(AWD) | Engin |
| Engine Type | 3.6L V6 |
| Horsepower | 267hp @ 6600rpm |
| Torque | 247lb-ft @ 3200rpm | Transmission |
| Transmission Type | Auto |
| Gears | 6 | Dimensions |
| Doors | 4 |
| Wheelbase | 3020.7mm |
| Overall length | 5107.9mm |
| Overall width | 2004.1mm |
| Overall height | 1846mm (w/roof rails) |
| Seating capacity | 7 or 8 |
【ちょっと見てみる?】
●1円です!!



さる事件が元で、小生に衝撃を与えてくれた「名車」ビュイック・エンクレイブ。
その事件とは?最近ネット上で発見した米国でのニュースで、2008年型ビュイック・エンクレイブ(通常燃焼275bhpの3.6L)に乗ったドライバーがフリーウェイ上で時速150mph!!!!=242km/hを記録、スピード違反で逮捕された話です。この時、ハイウェイパトロール側の証言ではクルマはまだ加速の余地を残しており、同車の実力最高速は155mph=250km/hだそうです。
そうなると、個体差やコンディションを勘案してビュイック・エンクレイブの限界性能は245-255km/hの範囲内であることが証明されたに等しく、重量2170kg、全高1846mmのSUVとは到底信じ難い激速ぶりなのです!
おかげで当方のアメリカ車全般・SUV全般に対するマイナスイメージが一掃され、逆に「アメリカ車」を色眼鏡で見て一歩身を引いてきた自分に対する痛恨の念に苛まれたものです。
無論、曲がりやコーナリングの限界性能に関してはポルシェ・カイエンやアウディQ7に一歩を譲るとはいえ、直線を走る分にはどこといって破綻をきたさない足回りと驚異的な効率を示すパワーユニットで「3列シートのGTカー」を江湖に示したに等しいこのエンクレイブ、我が国には同一設計の双子車たるシボレー・トラバースが輸入され価格は500万円弱から、考えようによってはひどく買得に思えてなりません。トラバースの場合、最高でも598万円(LT/4WD)とポルシェ・カイエンV6の2/3止まりなのです。
このGMのエンクレイブ/トラバース、単純にSUVとかミニバン、セダンといったくくりでは語れず、「性能面ではボルボS80 T6(285ps)やジャガーXJの3.0ディーゼルターボ275ps(日本未発売の欧州仕様)の4ドア高級セダンと対等以上、スペース面ではエスティマ(トヨタ)やエリシオン(ホンダ)のミニバンと互角、オフロード性能はクロスオーバーSUV同士でフォード・フレックスやリンカーンMkX並み」とまさにカテゴリーをクロスオーバーした新種の一台に思えてなりません。
冒頭に記した、「242km/hを楽々出した」エンクレイブと比べ、現在生産中の2010年モデルは+10bhpの285bhpを発揮し性能・燃費とも進化しておりますが、ある面で「GMの底力を見せつけてくれた一台」として人々の心に残るのと同時に、そんなエンクレイブのGMC版アカディアはカジュアルな塊感ある風貌でGMCブランドのイメージアップに一役買うと思います。もっとも小生はこのGM「ラムダプラットフォーム」三兄弟の内ビュイック・エンクレイブの流麗に波打った造形を一番買っております、人生の哀愁と包容力を合わせ持った大人のコクが感じられるから。