2007年01月20日

フォードFR100とは?トラック&SUV

 世界最大級の大きさを誇るラスベガス・コンベンションセンターで開催される「SEMAショー」は、ブースの数だけでもなんと8000ブース。

 たかが数百台規模の車両展示しかない「東京オートサロン」などは比較にもならず、まさに世界最大のインドア自動車ショーといえるでしょう。

 本日ご紹介するのは、そんな「SEMAショー」において、2002年~2003年にフォード・レーシング・テクノロジーが製作して展示した2台のトラックです。

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フォードFR100

 2002年にトラックを、2003年にはパネルトラックをベースに製作し、共に「SEMAショー」でデビューしたクルマがフォード・レーシング・パフォーマンス・パーツの「フォードFR100」。

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フォードFR100 ベースはどちらも"パンプキン"の愛称で知られるフォードF100ですが、マクラーレン社製(F1のマクラーレンとは関係ありませんよ)のチューブフレームを筆頭に、マスタングFR500から流用したIFSや、同じくマスタングSVTコブラのリア独立懸架ユニットなどが採用されており、もはや"パンプキン"オリジナルといえる部分はボディ外板のみという有様。

 また、エンジンはフォードのアフターパーツ部門である「フォード・レーシング・パフォーマンス・パーツ」から市販されている"Commer"シリーズの5.0リッター・V8クレートモーターを搭載しています。

 レトロフィットが可能なこのオールアルミ製DOHC-4バルブのエンジンには、イートン製スーパーチャージャーが加えられ、その最大出力は600馬力だとか。

 フォードSVTシリーズでも多用されるこのスーパーチャージャーシステムは、ルーツ型のブロワーがVバンクの中央に鎮座するというオーソドックスな過給器で、ドライブ・ベルトを介してブロワーを駆動させています。

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フォードFR100 エクステリアはご覧の様にトラック仕様の方は美しいシルバーのボディカラーにムーンディスクという組み合わせ。

 一方のパネルトラックの方は遊び心溢れた「UPS」仕様に変身させられています。

 こちらのUPS仕様のパネルトラックは、UPSの公式デリバリートラックとしても登録されており、実際に登録#019530という証明書が配布されているんだとか。

 それにしても、600馬力のデリバリーバンで運ぶ荷物ってのは、果たしてどんなものなんでしょうか?(笑)。

【ひと口メモ】
  "Cammer"エンジンとは、1960年代にフォードが開発したエンジンの名称で、当時はSOHC化された427cu.in.のビッグブロック・エンジンでした。しかしながらNASCARにおいて大きな活躍を見せる前にレギュレーションにより使用不可能になってしまい、不遇の名作として語られたパワーユニットです。2003年にフォード・レーシング・パフォーマンス・パーツが復活させた現代の"Cammer(カマー)"エンジンは、この名前を冠したオールアルミの5.0リッター市販エンジン。ヘッド回りはDOHC化され、気筒辺り4バルブ(32バルブ)化されているのが特徴。ちなみにそのベースとなったのは旧マスタングにラインナップされていたSVTコブラのDOHC4.6リッターエンジンなので、そもそもはかなりの駄作であったハズ。果たして、その実力のほどは……いかがなものでしょうか? ちなみにクレートモーター(クレート=木枠)というのは、ロングブロックに補器類がついた、ほぼ完成している市販エンジンのこと。木枠に入れて運ばれることからクレートモーターと呼ばれています。

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フォードFR100 フォードFR100
▲左上:ボディ自体はストックのままのように見えますが、じつはキャビン自体を6インチ延長し、その代わりにベッドを短く加工済み。ドアだけが唯一ストックのまま残された部分。▲右上:ブレンボ製のクロスドリルド・ローター&4ピストンキャリパーで制動性能もアップグレードされています。

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フォードFR100 フォードFR100
▲左上:インテリアはマスタングから流用したステアリングポスト、「FRPP」製のメーター類、レンジャー用のシートなどモダンなイメージ。▲右上:NASCARのスータードライバーのひとりである#6 マーク・マーティンが見学するFR100。

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フォードFR100 フォードFR100
▲左右上:エンジンはマスタング・コブラに搭載されていた4.6リッターDOHC・V8をベースにした、5.0リッターの“Cammer(カマー)”クレートモーター。425馬力を発揮するオールアルミのDOHC・V8。なお、クレートモーターとして市販化するために、汎用性の高いハーネスキットを含むインジェクションマネージメントセットも開発されています。トランスミッションは、トレメック製のT56型6速MT(旧ボルグワーナー社)をセット。

2003 Ford FR100 UPS Panel Truck
Year2003
MakeFord Racing Technology
ModelFR100 Panel Truck
Engine LocationFront
Drive TypeRear
Engin
Engine Type5.0L V8,Supercharged
Horsepower600 bhp @ n.a rpm
Torque500 ft-lb @ n.a. rpm
Transmission
Transmission TypeTremec T56 6-speed M/T
Dimensions
Doors2
Wheels18-inch BBS
TiresGoodyear Eagle F1 Supercar tires,265x40xZR198(front)/315x40xZR18(Rear)
BrakeBrembo Cobra disc brake package

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