2007年02月19日

【速報】デイトナ500ストックカー(NASCAR)

2007 デイトナ500 DAYTONA500 2007 デイトナ500 DAYTONA500
 
 現地時間2月18日に開催されたNASCAR ネクステル・カップの開幕戦「デイトナ500(DAYTONA500)」。本日は衛星放送の終了とほぼ同時に、この2007年度デイトナ500の結果を掲載してみました。

 今年はクラッシュの連続で大波乱のレース展開となりましたが、果たして優勝は誰の手に? そしてトヨタは? レースのレポートは「続き~」からどうぞ。

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*左クリックすると写真が拡大します。
ケビン・ハービック 2007 デイトナ500

 今年のデイトナは本当に凄いレースでした!!

 なんといっても序盤で大波乱の主役になったのは、#20トニー・スチュワート(シボレー)でしょう。

 過去2回(2002/2005年度)、NASCARネクステルカップのシリーズ・チャンピオンに輝いており、現在最強のドライバーのひとりとして知られている#20トニー・スュチュワートは、序盤のイエローコーション→ピットインで大幅に順位を落とした後、必死の快走劇で一旦はトップに復帰。

 ところが、残り40周余りというところで、そのトップ争いをしていた#20トニー・スチュワートがこれまた優勝候補のひとりとして目されていた#2カート・ブッシュ(ダッジ)とクラッシュしてしまい、トップ2が共にリタイアするという大きなアクシデントが発生してしまいます。

デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ
形状:トライオーバル
距離:2.5mile(4km)
バンク角:31度
 残40周という微妙なラップ数におけるアクシデントだったため、全車一旦ピットインし、残ラップを燃料補給なしで走るという、燃費面でも難しい戦略をとらされた各チーム。

 ところが、再開したレースは再び#48ジミー・ジョンソン(シボレー)を中心にした大きなアクシデントによりまたまたイエローコーションに。

 このようなイエローコーションの連続で順位はめまぐるしく変わり、代わってトップ争いに浮上してきたのが燻銀のベテランドライバー#01マーク・マーティン(シボレー)や若手の台頭#8デイル・アーンハート・ジュニア(シボレー)でした。

 ところが……その#8デイル・アーンハート・ジュニアもまた、ラスト5周で発生したクラッシュに巻き込まれてリタイヤしてしまいます。

 このクラッシュが原因となり、レースは(NASACRとしては非常に珍しい)レッドフラッグ(全車コース上に停止してレース再開を待つ)という展開に!!

 タイヤも冷えてしまうという長い中断の後で再開したデイトナ500は、ズバリ残2周を競うというスーパースプリントレースになってしまいました。

 その最後の1周はまさに壮絶な死闘となり、トップ3は#01マーク・マーティン、#5カエル・ブッシュ、#29ケビン・ハービックがサイド・バイ・サイドで並ぶという激しい展開。

 ところが、ここで2位につけていた#5カエル・ブッシュがまたまた大クラッシュを引き起こします。

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ケビン・ハービック 2007 デイトナ500 最終ラップまでトップに立っていた#01マーク・マーティンは、インサイドにいた#5カエル・ブッシュを警戒していたため、アウトサイドはガードが甘かったんでしょうか? #5カエルがクラッシュするのと同時にアウトサイドから上がってきたのが#29ケビン・ハービックでした。

 それまで#29ケビンのマシンは、#17マット・ケンセス(フォード)の前をふさぐ形で走っていたので、痺れをきらしたケンセスが、ケビンのマシンをプッシュするという思わぬ手助けもあり、彼のマシンはアウトサイドから#01マーク・マーティンの前に鼻を突き出したのです。

 この時、後方では10台以上が巻き込まれるというクラッシュの真っ只中でした。

 結局、#01マーク・マーティンのマシンに対し、#29ケビン・ハービックが鼻先を無理やりゴールラインにねじ込んで(下の写真がまさにそのゴールの瞬間です)、第49回デイトナ500ウイナーへ輝くことに。

*左クリックすると写真が拡大します。

 ちなみに#29ケビン・ハービックは昨日(2月17日)のブッシュシリーズ「オービック300」でも優勝しており、2日続けての大金星。もちろん、デイトナ500の優勝も初めての経験です。

 一方、2位に甘んじた#01マーク・マーティンは"永遠の2番手"と揶揄されるドライバーで、実力は申し分ないものの過去シリーズ・チャンピオンに輝いたことは一度もなし。デイトナ500でも未勝利だったため、非常に残念な結果に終わりました(インタビューではハツラツと答えていたのがいかにもマーク・マーティンって感じでしたけど)。

 また、元F1ドライバーであり、インディ500も制した#42モントーヤは、残念ながら19位。「これまで乗ってきたマシンの中で、これほどまでに難しいマシンに乗ったことはないよ」と漏らしていた彼は、初出場のデイトナ500で一時は周回遅れを喫するほどの成績でした。

 この他、期待されたトヨタ勢では、#44デイル・ジャレットの22位が最上位という結果に終わっています。

 それにしても、レース終盤はまるでナイトレースの様な照明下。しかもフロリダとは思えない気温の低さの中で開催された今年のデイトナ500。予想外のドライバーの優勝で、今年のNASCARは最初から波乱含み。先の展開が楽しみな1年になりそうですね。

*左クリックすると写真が拡大します。
マーク・マーティン マーク・マーティン
▲上の写真はラウシュから2線級のチームであるジン・レーシングに移籍した#01マーク・マーティン。初優勝が期待されたデイトナ500でしたが、残念ながら2位に(共に2006年度の写真です)。

【ネクステルカップ一口メモ】
●エンジンは5.8リッターのOHV・V型8気筒エンジンを搭載。フュエル・インジェクションはレギュレーションで禁止され、全車キャブレターでマネジメントを行います。最大出力は約800馬力。
●車重は約1.5トン。世界のトップカテゴリーのモータースポーツでは、もっとも重量の重いレーシングカーといえるのでは?
●ライトにみえるのはデカール。例えナイトレースであっても完全照明下で開催されるため、ヘッドライトは不要なんですね。
●アメリカにおけるNASCARの人気は想像以上のものがあり、故に「WON BUY MONDAY」、つまり日曜日のレースに勝てば月曜日には飛ぶようにクルマが売れるともいわれています。今年、トヨタがカムリで参戦する最大の意図は、もちろんアメリカ市場における販売促進にあるんですよ。
●NASACAR最大のイベントでもあるデイトナ500は、その賞金も半端ではありません。勝者へ与えられる賞金総額はなんと1億8000万円と、こちらもビッグスケールですね。

2007 Unofficial Race Results
デイトナ500DAYTONA 500 | Daytona International Speedway
February 18, 2007 | Race 1 of 36
FINCAR No.DRIVERMAKESPONSOR
1#29Kevin HarvickChevrolet Shell / Pennzoil
2#01Mark MartinChevroletU.S. Army
3#31Jeff BurtonChevroletCingular Wireless
4#109Mike WallaceChevroletMiccosukee Gaming & Resorts
5#6David Ragan*FordAAA
6#19Elliott Sadler DodgeDodge Dealers / UAW
7#9Kasey Kahne DodgeDodge Dealers / UAW
8#38David Gilliland FordM&M's
9#13Joe NemechekChevrolet CertainTeed
10#24Jeff GordonChevroletDuPont
11#40David Stremme DodgeCoors Light
12#18J.J. YeleyChevroletInterstate Batteries
13#41Reed Sorenson DodgeTarget
14#160Boris SaidFordSOBE - No Fear
15#7Robby Gordon FordJim Beam
16#70Johnny Sauter ChevroletYellow Trans.
17#14Sterling MarlinChevroletWaste Management
18#07Clint BowyerChevroletJack Daniel's
19#42Juan Montoya* DodgeTexaco / Havoline
20#25Casey Mears ChevroletNational Guard / GMAC
21#43Bobby LabonteDodge Cheerios / Betty Crocker
22#44Dale JarrettToyotaUPS Champion's Provisional
23#99Carl EdwardsFord Office Depot
24#5Kyle BuschChevroletKellogg's / CARQUEST
25#16Greg BiffleFordAmeriquest
26#88Ricky Rudd FordSnickers
27#17Matt Kenseth FordDEWALT
28#11Denny HamlinChevroletFedEx Express
29#1Martin Truex Jr.ChevroletBass Pro Shops / Tracker
30#55Michael WaltripToyotaNAPA Auto Parts
31#26 Jamie McMurray FordCrown Royal
32#8Dale Earnhardt Jr.ChevroletBudweiser
33#96Tony Raines ChevroletDLP HDTV
34#22Dave Blaney Toyota Caterpillar
35#21Ken SchraderFordLittle Debbie
36#66Jeff GreenChevroletBest Buy
37#10Scott Riggs DodgeValvoline / Stanley Tools
38#12Ryan Newman DodgeALLTEL
39#48Jimmie Johnson ChevroletLowe's
40#00David Reutimann*ToyotaDomino's Pizza
41#2Kurt Busch DodgeMiller Lite
42#45Kyle PettyDodgeWells Fargo
43#20Tony Stewart Chevrolet The Home Depot
* Denotes Rookie
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【NASCAR関連情報】
デイトナ500とは?
NASCAR・オンライン
NASCARネクステルカップ・ドライバー
NASCARネクステルカップ・スケジュール

コメント (2)

岩井 康資:

42番手スタートの24:ジェフは一時10位近くまで順位を上げ、もしかして?と期待させてくれましたが、再三のレースストップで夢は叶いませんでした。 ソリに出掛けた家族は、どこかのおばはんが家の嫁の足をチューブで掬ったため側頭部から雪面に転倒させられ、電話呼び出しにて急遽救急病院へ連れて行きレントゲンまで取りましたが、頭に異常が無かったのが不幸中の幸いでした。 で、病院で待っている間病院のTVでレースを見ていましたが、ちょうどラスト3周のレッドコーションの所でこのままペースカーが付いてチェッカーかな?と思いきや秋元さんの速報で詳細書かれているような結果になりました。
ケビン・ハーヴィックlは以前グッドレンチのスポンサードを受けていたと思いますが、今年からシェルになりマシンのカラーリングが変わってのウィンで幸先のよいスタートになりましたね。

秋元一利:

>>岩井様
NASCAR観戦お疲れ様でした。今年のデイトナはアメリカで見ていたら、かなり興奮する展開だったでしょうね。でも、意外とサーキットでの生観戦はダメなんですよ。特に僕ら取材で行くことの多いインフィールドは、レース全体が分からず、結局いつもテレビ・モニターを見ていることが多いような気がします。少なくともレース展開はテレビが一番分かりやすいですね。

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