約800馬力と言われているNASCAR(ナスカー)ネクステルカップの搭載エンジンは、レギュレーションで定められた排気量5.8リッターのOHV-V型8気筒エンジンとなっています。
シボレーR07とは、そのネクステルカップ用(ストックカー向けの)新型エンジンであり、先日開催されたNASCARネクステルカップ第7戦「サムスン500」でデビューしたニューモーターです。
本日のブログでは、デビュー戦を見事に勝利で飾ったこの「シボレーR07」の詳細をご紹介していきましょう。
ちなみに、新型といっても、そのベースは皆さんの乗っているアメリカ車よりも2世代も古いエンジンがベースになっているんですよ。
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シボレーの新型NASCAR(ナスカー)ストックカーであるインパラに搭載され、第7戦「サムスン500」でデビューした「R07・レーシング・エンジン」は、GMの第2世代スモールブロック・エンジンの進化版です。
市販モデルに搭載されているスモールブロック・エンジンは第4世代ですから、比較するとずいぶんと古臭い設計といえるかもしれません。
1955年にデビューしたシボレーのスモールブロック・エンジンは、その基本的なスペックを変えずに現代まで引き継がれている世にも稀なパワーユニットであり、「R07・レーシング・エンジン」も、排気量358cu.in.(約5.8リッター)、1気筒あたり2バルブを備えたプッシュロッドOHVエンジンという基本スペックは市販型スモールブロック・エンジンと大きく変わりません(*市販型スモールブロックの大半は5.7リッターです)。
ただし、GMのスモールブロック・エンジンは伝統的に4.400インチのボアセンター(各気筒間の距離)でしたが、この「R07・レーシング・エンジン」ではそれが4.500インチに拡大されているのが特徴といえるでしょう。
このためウォータージャケットの設計を見直すことができ、クーラントの流量を上げることが出来ています。つまり、冷却能力の向上を実現しているんですね。
新型はシリンダーヘッドの設計も見直して熱による歪みを抑制するなど、全般的に熱対策に重点を置いているのがポイントといえそうです。
それにしても、さすがにレーシング・エンジンですね。第2世代のスモールブロックをベースにしていながらも、見た目はまったく違うエンジンに仕上がっています。
シリンダーブロックなんて、市販のスモールブロックと比較するとまるで別モノだし、シリンダーヘッドも精度が高そう。また、ディスビが前方にあるのもGMっぽくないですね。
というワケで、キャブレター&プッシュロッドのアナログなV型8気筒ですが、各部を見ていくとそれなりに「ふーん……」と頷いてしまうニューモ-ターです。
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