2007年07月26日

1932 フォード・モデルB / 75周年ホットロッド&カスタム

32DeuceCoupe

 大量生産の代名詞となり、現在のモータリゼーションの礎となった「T型フォード」ことフォード・モデルT(1908年~1927年)の跡を継いだのがフォード・モデルAやモデルBといった後継モデルでした。

 特にホットロッド・ファンの間では、1932年に発売されたフォード・モデルBが、半ば神格化されており、現在でも圧倒的な人気を誇っていることは、ご存知の方も多いことでしょう。

 中でも映画「アメリカン・グラフティ」(1973年公開 監督:ジョージ・ルーカス 製作:フランシス・フォード・コッポラ )でスクリーンに登場した黄色い5ウィンドウクーペの人気が非常に高く、劇中車を模したレプリカが多数存在し、定番スタイルとして定着化しています。

 またモデルBには、当時の最先端技術であったV型8気筒エンジンが初めて大量生産されて搭載されたということや、1932年1年限りでモデルCへとスイッチしていったが故の希少性の高さなども加わり、高い人気の要因となっています。

 そんな1932フォード・モデルBは、今年で75周年。アメリカでは数々のイベントが開催されており、特にこの夏にはホットロッド・ファン垂涎のイベントが多数開催されるようです。

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アメリカングラフティ

 フォード・モデルBこと「デュース」の75周年イベントは、年初に開催された「グランドナショナル・ロードスターショー」に始まり、今夏も全米中で開催されます。

 中でも最大の見物は8月8日からフォード本社のあるディアボーン(ミシガン州)で開催される「Deuce 75th and Ford Flathead Celebration(デュース75周年&フォード・フラットヘッド記念イベント)」でしょう。

 垂涎の的になる1932モデルBが多数展示されるのはもちろん、スワップミートあり、チャリティオークションなどなど、ホットロッド・ファンなら絶対に見逃せない内容になっています。 

 ちなみに、下の写真はそのイベントに参加予定のデュース・クーペの中でも「 "THE 75 Most Significant '32 Ford Hot Rods"(もっとも重要な75台の1932フォード・ホットロッド)」と呼ばれるクルマたちです。
 
 一方、LAのピーターセン博物館でも多数のモデルBが飾られているようです。ここでは普段からデュース・クーペが数多く展示されていますが、中でもブルース・マイヤーズのコレクションが注目ですね。

 このピーターセン博物館では「フェラーリ60周年イベント」も開催されており、こちらも凄い内容ですよ。ちなみに、こちらから、そのフェラーリ展の写真がご覧になれます。

 余談ですが、「DEUCE(デュース)」とは「2」という意味。1932年製ということで、フォード・モデルBの愛称として幅広く知られています。

 これまた余談ですが、かつてデイトナの姉妹紙として存在した「DEUCE」も、「デイトナ2」という意味をこめて名づけました。懐かしいですねぇ。

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32DeuceCoupe 32DeuceCoupe
▲左右上:こちらは2005フォード・マスタングFR500のプラットフォームを流用した過激な1932モデルB。詳細は明らかにされていませんが、間違いなくフォードが製作したクルマでしょう。「ハイボーイ・スタイル」に「チョップドトップ」など、定番のカスタマイズとこれまたド定番の「フレイムス」で決めた、ある意味かなりトラディショナルなホットロッドですね。

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32DeuceCoupe-404jr. 32DeuceCoupe-Bruce_Meyer
▲左:「ドラッグスター」、もしくは「レイクスター」と思われる1932モデルB・ロードスター。Berardini Brosが1961年に製作。ちょっと変わった「スキャロップ・ペイント」ですね。▲右:これは凄い、コルベットの生みの親であるゾーラ・アーカス・ダントフが手がけた「Ardun heads」に載せ変えたOHCエンジンを搭載するBruce Meyerの1932デュース・クーペ。ピーターセン博物館にも展示中。

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32DeuceCoupe-Doane_Spencer 32DeuceCoupe-Doyle_Gammell
▲左:1947年に製作された、正統派のハイボーイスタイル・ロードスター。Doane Spence所有。▲右:これまたトラディショナルなホットロッド・スタイルで登場した3ウィンドウ・クーペ。フロントのタンクは当然ムーンアイズ製でしょう。ホイールはアメリカン・レーシングのト-クサースト2でしょうか? この車両は1963年のロッド&カスタム誌12月号に掲載。

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32DeuceCoupe-Jim_Khougaz 32DeuceCoupe-Joe_Nitti
▲左:アメリカン・ホットロッド会のパイオニアであるJim Khougazのハイボーイ・ロードスター。2002年のペブルビーチで、ホットロッド・クラスのウィナー。▲右:Joe Nittiのハイボーイ・ロードスター。エンジンは1946年型マーキュリーのフラットヘッド285cu.in.。ストリートロッド・マガジンにも掲載された1台です。

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Little_Deuce_Coupe 32DeuceCoupe-McGeeScritchfield
▲左:Kカスタム系のモデルBはClarence "Chili" Catallo - Little Deuce Coupe。ホットロッド・マガジンの表紙を飾り、さらにビーチボーイズの "Lil' Deuce Coupe" アルバムのジャケットにも登場する1台です。▲右:1948年及び1962年のホットロッド・マガジン掲載車。ペブルビーチでもホットロッド・クラスのウィナーになり、LAロードスター・クラブのロゴにもなっている1台です。

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フラットヘッド・V8エンジン 1932 フォード・モデルB・3ウィンドウクーペ
▲左:1932年型フォード・モデルBに搭載されたV型8気筒エンジン。サイドバルブ方式を採用しており、結果シリンダーヘッドがフラットになるため、現在では「フラットヘッド」とも呼ばれています。▲右:モデルBにはいくつかのボディバリエーションが用意されていましたが、こちらは3ウィンドウと呼ばれるクーペ。

1932 フォード・モデルB・5ウィンドウクーペ 1932 フォード・モデルB・ロードスター
▲左:映画「アメリカン・グラフティ」にも登場したモデルB・5ウィンドウ・クーペ。窓の数が3ウィンドウ・クーペとは異なりますね。▲右:こちらはロードスター・モデル。ホットロッド・ファンの間では「ハイボーイ」と呼ばれるフェンダーの無いスタイルに仕上げることが多いようですね。

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