2007年07月15日

2007 シボレー・アバランチ新車情報(USA)

2007 シボレー・アバランチ

 本日は2007年モデルの新型シボレー・アバランチに関してお伝えしましょう。

 昨日掲載したフォード・エクスプローラー・スポーツトラックに対抗する、数少ないライバルといえるシボレー・アバランチは、2001年に登場したそのスポーツトラックの成功を目にしたGMが、フォードに追従する形で翌2002年に発表したGM初のSUT(スポーツ・ユーティリティ・トラック)です。

 もっとも、ミッドサイズSUVであるエクスプローラーをベースに仕立てられたスポーツトラックに対して、アバランチはフルサイズSUVのプラットフォーム(GMT800)をベースにしているため、直接競合するモデルではありませんので、お間違いなく。

 本日は両車のスペックについてもわかりやすく比較してみましたので、この手のSUTの御購入を検討されている方は是非お役立ていただければ幸いです。

*クリックするとフォトアルバムが立ち上がります。表示されるまで少し時間がかかる場合があります。
2007 シボレー・アバランチ  2007 シボレー・アバランチ

 前述したように、エクスプローラー・スポーツトラックはミッドサイズSUVのエクスプローラーをベースにしたもの。

 対してアバランチはフルサイズSUVのタホやサバーバンと同じプラットフォームをベースに製作されたものです。

 ということで、本日はまずビッグ3のSUV&SUT(ミッドサイズ以上)各モデルを車格別に整理してから先に進めましょう。

クラスフォードGMクライスラー
Fullsize SUV ( LWB )フォード・エクスペディションEL / リンカーン・ナビゲーターLシボレー・サバーバン / キャデラック・エスカレードESV / GMC・ユーコンXL / GMC・ユーコンデナリXL-----
Fullsize SUVフォード・エクスペディション / リンカーン・ナビゲーターシボレー・タホ / ハマー・H2 / GMC・ユーコン / GMC・ユーコンデナリ------
Fullsize SUTリンカーン・マークLTキャデラック・エクカレードEXT / ハマー・H2SUT / シボレー・アバランチ------
Midsize SUVフォード・エクスプローラー / マーキュリー・マウンテニアシボレー・トレイルブレイザー / GMC・エンボイ / ハマー・H3 / ビュイック・レインナーダッジ・デュランゴ / クライスラー・アスペン / ジープ・コマンダー / ジープ・グランドチェロキー
Midsize SUTフォード・エクスプローラー・スポーツトラック------------

 詳しくは上記の表の通りですが、基本的に現在のアメリカ製モデルの中でSUTと呼べる車両は5モデルになります。

 フルサイズのハマー・H2SUTを筆頭に、キャデラック・エスカレードEXT、シボレー・アバランチ。そしてフォード版のフルサイズSUTとなるリンカーン・マークLT。さらにミッドサイズSUTとして唯一のモデルとなるフォード・エクスプローラー・スポーツトラックです。

 このようにエクスプローラー・スポーツトラックが切り開いた新しいSUTマーケットは少しずつ広がりはじめており、シボレー・アバランチもまたこのマーケットの中核を成す車両といえるでしょう。

 しかも、このシボレー・アバランチは2002年にデビューした当時から独特のミッドゲート構造を備ており、他社にはないそのユニークな構造で数多くのファンを獲得しています。

 2007年モデルとしてモデルチェンジされたばかりの2世代目は、そのミッドゲート構造を継続した形で内外装を大幅にリファインしました。

*クリックすると拡大します。 アバランチのミッドゲート構造
▲アバランチのミッドゲート構造。リアシートが床下に収納され、荷台とキャビンが一体化する。
 ちなみに、このミッドゲート構造とは、リアキャビン後端のミッドゲート(リアシートの後ろ側にある壁)と呼ばれる部分が、リアシートごと室内側に引き込まれ荷台床面と一体化するという、とてもユニークなものです(詳しくは左の写真でご確認ください)。

 ミッドゲートを倒した場合、リアシートが収納されてしまうため定員(2名)となりますが、荷台長が拡大するため、テールゲートを閉めたままでも長尺物を積載することが可能になります。

 この構造は兄弟モデルとなるキャデラック・エスカレードEXTや、ハマーH2SUTにも引き継がれており、GM製SUT最大の特徴ともいえる部分です。

 もっとも、このような高い機能性を発揮しながらも、初代アバランチはそのあまりにも先進的なスタイリングから好き嫌いのハッキリするモデルでもありました。

 2005~2006年にかけては年間5~6万台という販売台数を誇っていましたが、これはやはりシボレーの販売網による力が大きく、GM初のSUTとしてはけっして十分な成果ではなかったのではないかと推測します。

*クリックすると拡大します。 初代アバランチ
▲2002年~2006年まで販売されていた初代アバランチ。
 そこで2007年モデルで大幅にモデルチェンジされた現行アバランチでは、非常にコンサバなスタイリングが起用されました。

 フルサイズSUVであるシボレー・タホそのまんまの、とてもオーソドックスな外観を与えられて登場したのです。

 正直なところ、この起用は成功だったと思います。トラックやSUVを選ぶ人々というのは、比較的オーソドックスなエクステリアを好む傾向にあります。

 事実、これまで幾度となくユニークな形状のSUVやトラックが登場しましたが、どれも失敗に終わっています。

 GMではポンティアック・アズテックやシボレー・SSRなどがいい例でしょう。

 というワケで新型のシボレー・アバランチはコンサバなエクステリアに変更したことで、大きく販売台数を伸ばすのではないでしょうか?

 ただし、日本国内における使い勝手を考えると、やはり少々大きいのかもしれませんね。全長5.6m、全幅2m超というキングサイズのボディは日本の交通事情下ではたしかに持て余す大きさであることは間違いありません。

 そういう意味では、日本においてはフォード・エクスプローラー・スポーツトラックの方がはるかに使いやすいのではないでしょうか? 

スペック2007 Ford Explorer Sport Trac XLT2007 Chevrolet Avalanche
エンジンタイプV6 SOHCV8 OHV
排気量245cu.in. (4000cc)325cu.in (5328cc)
最高出力213ps @ 5100rpm320ps @ 5200rpm
最大トルク35.1kg-m @ 3700rpm47.0kg-m @ 4200rpm
トランスミッション5速AT4速AT
全長5370mm5620mm
全幅1870mm2010mm
全高1840mm1944mm
ホイールベース3315mm3302mm
車両重量2230kg2560kg
乗車定員5名5名
最小回転半径6.25m6.55m
駆動形式コントロールトラックAWD4WD
ステアリング位置
タイヤ245/65R17P265/70R17
荷台内長1415mm1609mm( ミッドゲートオープン時は2479mm)
荷台内幅1280mm(ホイールハウス部)1270mm(ホイールハウス部)
荷台内高555mm574.5mm
積載重量250kg615kg
車両本体価格398万円(税込み)650万円(参考価格
Webサイトフォード(日本)シボレー(米国)

*アバランチは4WDモデルのスタンダード・グレード。スポーツトラックは日本仕様のXLT。

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