これまで自動車のカタログには「10・15モード」と呼ばれる国交省審査値を基準にした燃料消費率が記載されてきましたが、2007年7月よりさらに厳格な「JC08モード」という新審査値に変更され、実走行時の燃費性能により近い数値がカタログへ記載されることになります。
従来の「10.15モード」は、実走行燃費よりもかなり甘い値となっていましたから、車両購入後に「思ったよりも燃費が悪いなぁ」なんて感じていたドライバーは多かったハズ。
今回の燃費性能試験基準の変更は、このような"実走行値とカタログ記載値の差"を縮める措置であり、エンドユーザーへより精度の高い情報を提供しようという試みです。
新しい燃費性能試験基準となるこの「JC08モード」では、実際の交通状況に似せた細かい速度変化や、エンジンが冷えた状態からの走行による燃費性能が反映されるため、概ね「10・15モード」比で10%ほど燃費性能が悪くなるようです。
また、従来では車両重量が大幅に変わっても型式が一緒である場合は燃費性能の表示は同一でしたが、「JC08モード」では車両重量毎に異なる数値を表記することになるため、グレードによる燃費性能の違いも分かるようになります。
例えば8人乗りのミニバンと7人乗りのミニバンでは車両重量も変わってきますから、燃費性能にも差が出るかもしれませんね。
この「JC08モード」のカタログへの記載は2007年7月よりスタートし、当面は従来の「10・15モード」と「JC08モード」が併載される模様。「10・15モード」から「JC08モード」に完全移行するのは2011年4月からとなります。
それにしても、ガソリン市販価格の高騰や環境負荷の低減などの観点から、燃費性能に対する注目度は増すばかりの昨今、カタログ記載値がより厳格になるのはすべてのエンドユーザーによって、うれしいニュースといえそうですね。
う~ん、でもアキモトの大好きなアメリカ車にとっては、ちょっと旗色の悪い基準変更なのかな?


