十年一昔とはいいますが、本当にあっという間ですよね。
丁度10年前の1997年といえば、アメリカではGM、フォード、クライスラーの御三家がまだまだ元気で、ドル箱のトラック・マーケットではC/Kシリーズ、Fシリーズ、ラムといった各メーカーのフルサイズ・ピックアップトラックがしのぎを削っていました。
当時は、日本の自動車メーカーが本気でトラック市場に参入するなんて思ってもいませんでしたから、ビッグ3もけっこうのんびりしていたのではないかと思います。
まさかトヨタ・タンドラ、ニッサン・タイタン、遂にはホンダ・リッジラインなんて和製トラックが続々と発売されるなんて、夢にも思っていなかった頃でしたからね。
本日ご紹介するのは、そんな"ひと昔前"に製作されたクライスラーのコンセプトカーです。
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ダッジ・ラム・T-REX・6×6(Dodge Ram T-Rex 6X6)は、500馬力のV型10気筒エンジンを搭載した、ご覧の通りの6輪駆動車です。
今考えると、ちょっと理解に苦しむ1台ですが、逆に言えばこんなコンセプトカーを出していられるほど、トラック・マーケットというのは平和だったんですね。
もしかしたら、当時のデイトナにはアキモト自ら「超カッコいいトラック・コンセプトが登場!!」なんて見出しを書いていたかもしれません。
みんな平和だったんですよねぇ、あの頃は……。
ちなみにフレームはラム3500・4×4のラダーフレームをベースに1軸増えた分を延長して作られています。当然荷台も延長されており、重量の増加を抑えるために一部に軽量なカーボンファイバーを使って形成しているとか。
資料によればSS1/4マイルのタイムは16秒1。500馬力もあると、車重が2.2トンあっても侮れませんね。
なお、駆動方式は後4輪がフルタイム4×4。これにパートタイムで前2輪を駆動させ、合計6輪駆動とすることが可能だそうです。
う~ん、それにしても……いい時代でした……。

