2004年にスタートしたキャデラックのVシリーズに、新しい1台が加わりました。
2009年型として市販される新型キャデラック・CTS-Vは、最大出力550馬力(410kW)を誇るスーパーチャージャー付き6.2リッター・V8エンジンを搭載したエレガントなスーパーセダン。
キャデラックのゼネラルマネージャーであるジム・テイラー氏が「トップレベルのスポーツカーとしての外観と性能を持ちながらも、高級セダンとしての落ち着きとエレガンスさを合わせ持つ」とアピールするように、新時代キャデラックを象徴する、魅力的な1台に仕上がっています。
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デトロイトショーで発表された新型CTS-Vは、前作同様今回もドイツのニュルブルクリンクで鍛えられたというサスペンションが魅力のひとつとなっています。
コルベットにも採用されるMagnetic Ride Control(磁性流体を応用したアクティブサスペンションシステム)をベースにしたこの足回りは、ショックアブソーバー内に小さな鉄の粒子を混ぜたオイルを封入し、電気的にコントロールされた磁力によりその粘度を瞬時に切り替えるというシロモノ。
メカニカルバルブを使用しないため反応速度が高く、路面状況に合わせ車体の姿勢制御が容易にできるのが特徴です。
また、最高出力550馬力(410kW)、最大トルク76.06kg-mを発揮する新LSAエンジンにも注目。
このエンジンは第6世代のイートン(Eaton)社製インタークーラー付きスーパーチャージャーシステムを搭載した6.2リッターのV8となり、新型のTR6060トランスミッション(6速MT)と共にCTS-Vのパフォーマンスを最大限に引き出す魅力的なドライブトレインといえます。
従来、CTS-Vに使用されてきたトレメック製6速T56と比較し、このTR6060型トランスミッションは、LSAエンジンのトルク増加に対処するためにグレードアップされたデュアル・クラッチシステムを採用。全域に渡ってシフト操作を円滑に改善する役目も担っています。
もちろん、新型CTS-Vにはオートマチックトランスミッション(6L90型6速AT)も用意されており、ステアリングに配されたシフトスイッチで的確なシフト・コントロールも可能。
なお、ブレーキの強化も抜かりはなく、キャデラック・CTS-Vではブレンボ製の6ピストンキャリパーをフロントに採用。リアにも同じく4ピストンキャリパーを備えるなど、高い制動能力も備えています。
でも……そんな車体の魅力よりも、個人的に気になったのはプレゼンテーターで登場したGM副会長ボブ・ラッツ氏でしょうか。
数多いGMの重役の中でも、この手のハイパフォーマンス・マシンとのツーショットが似合うのは、やはりこの御大しかいませんね。
スーツの着こなし方といい、立ち振る舞いといい、こんな風にカッコいい歳のとり方をしたいものです。ちなみにボブ・ラッツ氏は、来月2月12日で76歳。フォード・モデルB誕生の年=量産型V8誕生の年=HOTOROD元年の1932年に生まれた、生粋のカーガイ(Car Guy)です。
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