2008年01月24日

コルベット・レーシングがバイオエタノール燃料で参戦自動車ニュース全般

コルベット・C6R

 コルベットがワークス参戦するアメリカン・ル・マン・シリーズ(以下ALMS:AMERICAN LE MANS SERIES)は、ル・マン24時間レースを主催するACO規定によるGT/スポーツカーの耐久レース。

 昨年はワークス参戦のコルベット・C6R(GT1)がダントツの強さでドライバーズ・チャンピオンシップ及びマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップの両タイトルを獲得し、プライベートチームのアストンマーティン・DBRやフェラーリ・430GTと格の違いを見せ付けました。

 そんなALMSの2008年シーズンに、昨年の覇者であるGMが投入する新型マシンがデトロイトショーで発表されました。

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コルベット・C6R

 2008年のALMSシリーズに投入されるコルベット・レーシングの新型マシンは、E85エタノール混合ガソリンに対応した2009年モデルのコルベット・C6Rとなります。

 これはバイオエタノールを85%、ガソリンを15%混合した燃料により走る新時代のレーシングカー。

 ハイオクタンのガソリンを使用した車両と比較すると、ライフサイクル全体において二酸化炭素の排出量を低減できる反面、熱価が低いことによりパワーダウンを余儀なくされるというデメリットも併せ持ったマシンといえます。
 
 もっとも昨年のコルベット・C6Rも、じつは10%ほどエタノールを混合したE10で走行しており、今回のE85対応マシンの投入は、昨年の実績からE85でも十分なパフォーマンスが発揮できるという見込みの元での参戦とも考えられますね。

 その上ALMSのレギュレーションにより、E85対応マシンには燃料タンクの増量が認められるなどのアドバンテージがあることなどから、一概に不利だとはいえない状況にもあります。

 しかもALMSの2008年GT1クラスには、今の所コルベット・レーシング以外の参戦が見込まれないということもあって、事実上クラス優勝は決まったも同然かと。 

 ちなみにALMSはこの手のE85対応ガソリン車で参戦するレースカテゴリーを積極的に応援していく姿勢を発表しており、E85燃料で戦うレースを「グリーンレーシング」と名付け、他チームの参戦も促しています。

 何はともあれ、燃料などという目に見えない部分での環境保護策は、単なる観客である我々にはあまり関係のない部分ですから、どんどん積極的に進めていただきたいものですね。

コメント (2)

岩井 康資:

秋元さん、今日は。
E85ですが、この頃街のスタンドでも見かけるようになりました。とはいえ全てのスタンドにあるわけではありませんが、レギュラーが$2.85に対し$2.55でしたから約1割のコストダウンですが、燃費はどうなんでしょうか?
日本ではE85ってありますか?

秋元一利:

岩井さん
E85どころか、バイオエタノール混合燃料も導入実験段階ですよ。まず、石油元売と環境省で混合方法でもめています。エタノールの直接混合を進めたい環境省に対して、石油業界はエタノールを混合するのではなく、ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)を7%混合してオクタン価を高めて燃費を改善しながら、ETBEに含まれるエタノールによりガソリンの混合比率も下げるという方法を推奨しています(結果E3程度の効果があるそうです)。どちらにしても、E3かE10程度というのが日本国内のエタノール混合燃料に対する答えでしょうね。

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