2008年03月10日

ブカッティ・ヴェイロンを超えた世界最速の市販アメリカ車新車情報(USA)

Shelby Super Car Ultimate Aero

 世界最高速度記録……というと、どうしてもSCTAが主催するユタ州ボンネビルの「ボンネビル・スピード・ウィーク」を思い出してしまいますが、じつはとんでもないところで、世界最高速度記録が塗り替えられていました。

 詳しくは「下記の続きを読む……」からどうぞ。

TOUGH 3月31日発売

 すでにご存知の方もいるかと思いますが、じつは昨年2007年9月13日、「シェルビー・スーパーカーズ(Shelby SuperCars)」社が市販車としての最高速度256.18 mph (412.28 km/h)を記録し、ギネスブックに登録されました。

 アメリカ・ワシントン州に本社を構えるシェルビー・スーパーカーズ社は、ミドシップ2シーターのスーパーカーを少量生産している会社で、今回は同社の販売する唯一の市販車「SSC アルティメイト・エアロ TT(SSC ULTIMATE AERO TT)」を使い、ワシントン州のハイウェイ221号線を閉鎖して速度計測を実施。

*クリックすると拡大します。
▲市販車最高速度を記録したギネス記録の証明書。
 1回目の往路において最高速度257.41mph (414.31km/h)を記録。続いて復路においても254.88 mph (410.24 km/h)を記録し、両記録の平均値となる256.18 mph (412.28 km/h)が、最高速度記録としてギネスに認定されたとのこと。

 これまでの公式市販車最高速度記録は、「ケーニグセグ・CCR(Koenigsegg CCR)」の記録した395km/hとなっており、さらに非公式ながらも、ブガッティ・ヴェイロンにより407km/hという記録が発表されていました。

 今回、「SSC アルティメイト・エアロ TT」が叩き出したギネス新記録は、そのどちらの記録も上回るものとなり、まさに世界ナンバーワンの最高速度記録をアメリカ車が塗り替えたということになります。

 気になるのは、「SSC アルティメイト・エアロ TT」のエンジンですが、じつは同社の公式WEBサイト上にはV8+ツインターボであることが明記してあるだけで、ベースモーターに関して詳細には触れられておりません。

 しかしながら、ボア×ストロークが「4.125 x 3.620」と、シボレー・スモールブロックのボア・ストローク値に酷似していること。また、LS6をベースとしていることが一部メディアに掲載されていたことなどから、おそらくGMパフォーマンスパーツ製のクレートモーター「LS6」をベースにしながら、ボアを4.125まで拡大し、さらにツインターボ化を図ったものだと想像します。

 ちなみにGMパフォーマンスパーツで販売されているLS系クレートモーターのボア×ストロークは、
・5.7リッター LS1=3.90 x 3.62
・6.0リッター LS2=4.00 x 3.62
・6.2リッター LS3=4.06 x 3.62
・5.7リッター LS6=3.90 x 3.62
・7.0リッター LS7=4.125 x 4.00
となります。

 話が脱線していきますが、GMパフォーマンスパーツ製のクレートモーターの中には6.2リッターのLSエンジンをキャブレターで燃料供給しながら515馬力を発生させる「LS 376/515」なんていうのも発売されていますから、手軽にスーパーカーを造ろうと思ったら、アメリカほど便利な場所はありませんね。

 ということで、ブガッティ・ヴェイロンもケーニグセグ・CCRも裸足で逃げ出す「SSC アルティメット・エアロ TT」は、GM製モーターを使った最大出力1183hp @ 6950rpmの世界最高速スーパーカーとなりました。

 ちなみにその御値段は65万4500ドル(邦貨105円換算で約6872万円)也。お買い求めはワシントン州の「Shelby SuperCars, LLC(住所:P.O. Box 4508 West Richland, WA 99353 /電話:866-320-4617)、もしくはラスベガスの「Motor Cars of Las Vegas(住所:9500 S. Eastern Ave. #110 Las Vegas, NV 89123 / 電話 702-914-9918)」までどうぞ。

※最高速度記録を出した時の映像がYou-Tubeにアップされていましたので、下段に貼り付けてあります。是非ご覧ください。なんと400km/hオーバーの最高速度記録走行なのに、インカー映像を見るとノーヘル+半袖であります。相変わらず、アメリカ人はクレイジー過ぎますね(笑!!)。

※クリックするとフォトアルバムが立ち上がります。
SSC アルティメット・エアロ TT

スペック2008 SSC アルティメット・エアロ TT(PPV)
ボディカーボンファイバー・コンポジット
フレームスチール製スペースフレーム
エンジン6.3リッター・V型8気筒(OHV)+I..C.付きツインターボ
駆動方式MR(ミドシップエンジン・リアドライブ)
最大出力1183 bhp @ 6950 rpm
最大トルク1094 lb./ft. @ 6150 rpm
ブレーキ(フロント)14インチ・ディスク / 8ポッド・キャリパー
ブレーキ(フロント)14インチ・ディスク / 6ポッド・キャリパー
トランスミッション6速MT
ホイールベース2672mm
全長4475mm
全幅2100mm
全高1092mm
乾燥重量1247kg
ホイール(フロント)19 x 9-1/2インチ(鍛造3ピース)
ホイール(リア)20 ×13インチ(鍛造3ピース)
タイヤ(フロント)ミシュラン・パイロット・スポーツPS2 P235/35YR19
タイヤ(リア)ミシュラン・パイロット・スポーツPS2 P335/30YR20
乗車定員2名
フロント・サスペンション独立懸架式ダブルウイッシュボーン式 / ペンスキー製コイル・オーバーショックアブソーバー
リア・サスペンション独立懸架式ダブルウイッシュボーン式 / ペンスキー製コイル・オーバーショックアブソーバー
0-60 mph2秒78
SS1/4mile9秒90 @231.84km/h
最高速度414.43km/h(自社計測値)
価格65万4500ドル(邦貨105円換算で約6872万円)
問い合わせ先シェルビー・スーパーカーズ公式HP

コメント (4)

99おやじ:

こんばんは。
アメリカのハイウェーってそんなにフラットでしたっけ?
私も昔はスピード狂でいろいろしましたが、フラット度はかなり重要と思いますが・・・
エスケープゾーンも無いでしょうから400キロ出ていればヘルメットも何も役に立たない気もします。
昔、FISCOにCカーの耐久を見に行ったとき第一コーナー手前でひっくり返りながらコースアウトしたのをまじかで見ましたが「死んだ」と思うほどの迫力でした。長谷見さんは生きてましたけど。そのくらいの強度があるのかな?それでは~

秋元一利:

99おやじさん
コメントありがとうございます。たしかにハイウェイ221号線は、写真&動画で見る限り全然フラットじゃないですね。こんな田舎道で400km/hオーバーって、いったい何考えているんでしょう? μの低いソルトフラッツだって、400km/h出すときは、フルプロテクションですからね。というか、背景に写っている制限速度55マイルの看板が笑えますね。

なかやま:

こんばんは。
タフの創刊楽しみです。
秋元さんのブログは最新のアメ車特にかっこいいものを厳選して紹介されてて、結構楽しみにしています。(本誌での紹介があんまりないので)
タフではそういう車の紹介もあるのでしょうか?
楽しみにしています。

秋元一利:

なかやまさん
コメントありがとうございます。TOUGHでは自動車の記事ももちろんありますよ。特に今回はHUMMER大特集!! ディフェンダーも掲載されていますし、アメリカン・トラックの記事もありますよ。是非お楽しみに!!

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