長い間、アメリカでもっとも売れている自動車として知られてきたフォード・Fシリーズが、燃料の高騰や米国内の景気後退などの影響を受けて苦戦しているのはご存知の通り。
5月の販売台数では1991年以来初めてトヨタ・カローラ、トヨタ・カムリ、ホンダ・シビック、ホンダ・アコードに抜かれて北米の自動車全体の販売台数ランキングで5位に転落。販売台数も3割減の4万台強に終わりました。
この様な状況を打破するべく、新型の2009年Fシリーズに追加投入されるのがF150 SFE(superior fuel economy)です。
燃費効率が良いというsuperior fuel economyを略したこのSFEは、市街地で15mpg(リッターあたり6.3km)、高速道路で同21mpg(同8.85km)を記録するという車両。
F-150では、スーパークルーXLとXLT 4X2に用意され、どちらも4.6リッターの3バルブ・V型8気筒エンジンと5.5フィートのベッド(荷台)が組み合わされています。
SFEたる所以は燃費効率の高い6速ATが搭載され、ファイナルレシオもより高速型の3.15:1に変更。また、18インチのアルミホイールに転がり抵抗の少ないP265/60R18オールシーズン・タイヤを装着したということで、搭載されるエンジンに変更はありません。
そもそも新型のFシリーズは旧モデル比で45kgほど軽量化しており、さらに空力も見直すことで8%ほど燃費を改善済み。SFEの投入でさらに燃費性能を向上させるというのが狙いです。
ちなみに新型F-150標準モデルの燃費は同じエンジンを搭載する4.6L・V-8(4×2)で市街地14mpg/高速19mpgですから、SFEは市街地で1mpg(リッターあたり約0.42km)/高速2mpg(同約0.84km)の燃費向上ということですね。
それにしても、これだけ改善しても街中ではリッター6km台なのかぁ……。リッター20km以上軽く走ってしまうハイブリッドカーなんかに一度でも乗ってしまったら、燃費の悪いトラックには二度と戻れないでしょうね。
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