ファイヤーキングを生んだ会社「アンカーホッキング」
ファイヤーキング(Fire King)は1940年代から1980年代まで、アメリカの庶民に愛された耐熱食器シリーズです。
コーニング社のパイレックス同様、アメリカを代表するキッチンウェアのひとつといえるでしょう。
現在発売中の「イエロー(Yellow)」では、このファイヤーキングを製造していたアンカーホッキング社(Anchor Hocking)を日本のメディアとして初めて訪れ、その記事をまとめて掲載しています。
アンカーホッキング社はいくつもの買収と合併によって複雑な歴史をたどっており、創業時の詳細なことは同社のWebサイトにも掲載されていません。
そこで元アンカーホッキング社の社員が現在副館長を勤める、ランカスター観光協会主宰のオハイオ・グラス・ミュージアムのWebサイトを参考にすると、その創業は1905年。アイザック・J・コリンズとその6人の友達たちによって、ランカスター・カーボン・カンパニーを買収して誕生したのが現在のアンカーホッキング社の始まりだったとのことです。
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ホッキング・グラス・カンパニーと改名して、1905年に誕生したこの会社は、その後1937年にアンカーキャップ社と合併し耐熱ガラスの技術を取得、ファイヤーキング・シリーズへと繋がる耐熱ガラス製品に進出しました。
その後1941年にファイヤーキングを製品化し、以後1976年までシリーズを製造し続けています。
ただし、1976年以降もじつはロゴがなくなっただけで、ファイヤーキングはまったく同じ製法のまま1980年代まで製造されていたようです。
このため、ファイヤーキングのロゴが消えた1977年以降のアンカーホッキング社製耐熱ガラスも、世間一般ではファイヤーキングと呼び、その価値を認められています。
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実際、今回の取材でもファイヤーキングが製造されていたのは同社のファクトリーNo.2というプラントであり、ここで同社の耐熱食器(つまりファイヤーキング)が1980年代まで製造されていたということが分かりました。
また、ファイヤーキングのスタートも、日本では1942年~と表記されていることが多いのですが、同社の資料では1941年~であることが分かりました。
まっ、初代マスタングが1965年式なのか、1964年式なのかというような問題にも思えますけどね。
ということで、訪れてみると色々な事実が判明するものですね。ちなみにこのアンカーホッキング本社訪問のストーリーは、雑誌イエローで掲載されている他、フォード・ジャパンのWEBサイトでも公開中です。
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▲左:アンカーホッキング社の本社ショールーム。▲右:アンカーホッキング社の広報、マイケル・ショック氏。母親がファイヤーキングのハンドペイントを担当しており、幼少の頃からファイヤーキングが身近にあったといいます。ちなみに立っている場所はニューオールド・ストックの保管されている秘密の倉庫。新品のお宝が満載です。
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▲左:本社工場。ちなみに専用の工程が必要だったファイヤーキングの場合、本社工場では一度も製造されていないそうです。▲右:ファイヤーキングの初期製品はフィルビーばかりだそうで、写真の製品もその最初期のファイヤーキングのひとつでした。

