GM史上最高のコンセプトカーを1台上げろと言われたら、皆さんはどんなクルマを思い浮かべるでしょうか?
先日お伝えしたマーコシャークやマンタレイ? それともビュイク・ワイルドキャット? 近年ならキャデラック・16(シックスティーン)なんてのも記憶に残る1台かもしれません。
デトロイト郊外に位置するGMヘリテイジセンターでは、GMの歴史を振り返る数々のコンセプトカーが展示されていますが、中でもやはり人気の的となっているのがGM史上最高のコンセプトカーと評価されることの多い、ファイヤーバード・シリーズ(General Motors Firebird Series)です。
1953年に当時のGMデザイン部門のトップだったハーリー・アール(Harley Earl)が製作させたのがファイヤーバードⅠ(当時はXP-21という名前で発表)でした。
まるで戦闘機の様なフォルムで登場したファイヤーバードⅠは、GM主催のモーターショー「モトラマ」でデビューし、ガスタービンエンジンを搭載したコンセプトモデルとしてたちまち人気を博します。
その後ハーリー・アールは、1956年にファイアバードII(写真下の白いボディ)を。さらに1959年にはファイアバード III(写真上のシルバー)を発表。
ガスタービンエンジンそのものの実用化は実現されませんでしたが、アメリカの自動車ファンに数多くの夢を与えることに成功したのです。
つまり、今こうして振り返ってみると、ファイヤーバード・シリーズはまさに戦勝国アメリカの高度経済成長期を表した歴史的遺産ということでもあるんですね。
それにしても……はたして、GMは、もう一度羽ばたくことができるのでしょうか?



