今や、デトロイト3凋落の原因とまで言われている大型のピックアップ・トラック。
かつて、フォードSVTが製作した「F150ライトニング(F150 Lightning)」は、その大型ピックアップ・トラックをベースに、SOHC5.4リッターV8にスーパーチャージャーを組み合わせた1台でした。
イートン製MP112ツインスクリュー式スーパーチャージャーをセットしたこのクルマは、最大出力がなんと360馬力!!
3.55:1というファイナルレシオに、最大トルク60kg-mというセッティングは、グッドイヤー・イーグルF1の295/45ZR-18タイヤをいとも簡単にスモークさせてしまいます。
ということで、フォード・SVT取材残ネタシリーズの最後は、大好きなフルサイズ・トラックのF150をハイパフォーマンスマシンに仕上げたF150 SVT ライトニングです。
この車両のハイライトは、まさにそのエンジンにあり、SOHC5.4リッターのV8には前述したイートン製MP112が装着されています。
このイートン社製ルーツ式スーパーチャージャーは、アメリカでは古くから使われているポピュラーなタイプで、その内部では2つの繭形ローターが存在し、互いに回転することで送風します。
リショルム式(アメリカではツインスクリュー型と表現することが多い)スーパーチャージャーと比較すると、内部圧縮せずに送風するため、コンプレッサー(Compresser:圧縮機)ではなく、あくまでもブロワー(Blower:送風機)と呼ばれているのは、本ブログをご覧の方ならご存知の通りでしょう。
フォード・SVTとしては、エンジン内部の機械的なアップデートでハイパフォーマンス化するよりも、機械式スーパーチャージャーを用いてパフォーマンスを上げる方が簡単ですし、何よりもアメリカではスーパーチャージャーそのものが非常にポピュラーという状況も手伝って、抵抗なく市販モデルに採用してしまったというのが開発の背景だと思われます。
ということで、けっこう安易な計画で出来上がったと思われるF150 SVT ライトニングには、2003年に一度だけディアボーンの公道で試乗したことがありますが、正直トラック好きのアキモトでも、もてあまし気味でした。
きっと雨の多い日本では、乗るのも命がけでしょうね。
それにしても、ついこの間まで、フォード・Fシリーズといえば、アメリカでもっとも売れている自動車であり、アメリカでもっとも愛されているクルマだったハズ。
フルサイズのピックアップ・トラックと、大排気量のV型8気筒エンジン。車重2トン超のトラックのベンチシートを一人で占有し、どこまでも続くハイウェイをまっすぐ地平線に向かって走る……。
そんなステレオタイプのアメリカに豊かさを感じた人は決して少なくなかったと思います。
ところが……。
残念ながらこの数カ月で状況は一変し、今や大型のピックアップトラックは旧石器時代の象徴のごとく、まるでデトロイト3凋落の原因だったかのような扱いです。
あと1年もすると、フルサイズのトラックに乗ること自体に罪悪を感じるようになってしまうのでしょうか。
おおらかで、豊かなアメリカを感じることができる大型のピックアップ・トラックに乗るチャンスは確実に減っています。こんな時代だからこそ、"肥大化した最後の恐竜"に乗るのも、悪くはない選択肢だと思いますが、皆さんはどう思いますか?


まさにおっしゃる通りにコイツに憧れを抱き、
こんな時代だからこそコイツに乗りたいとも
まさに思っていたので…
うれしくなってしまいました(笑)。
時代を変える原動力は…
ロマンであり憧れです。
2009年は明るい年になますように…
これからもブログに雑誌に頑張ってください!
ブタイチ様
ピックアップトラック好きって意外と多いですからね。アクティブな人生を送るに最適な1台だと思います。ガソリンの価格も落ち着いてきましたしね。
今年も1年お付き合いいただきましてありがとうございました。来年も何卒よろしくお願いいたします。
こんばんは。円高の今、いまさらといわれても狙ってしまいます。このごろ本気で考えてる人は結構いると思います。しかし、株価暴落で損失が多くて…
99おやじ様
コメントありがとうございます。株価暴落ですか…こちらはそもそも薄給のため、株とは無縁の生活であります。いいんだか、悪いんだか……。