新型カマロの兄弟車!? 2010年型ホールデン・VE・SV6・UTE

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2010年型ホールデン・VE・SV6・UTE

 ホールデン・UTEは、GMのFRプラットフォームの設計を担当しているオーストラリア・ホールデンのスポーツトラック。

 ホールデン・コモドア、ホールデン・カプリスなどと共通のGM・ジータ(Zeta)プラットフォームをベースにした、非常に珍しいFRレイアウトのスポーツトラックです。 

 本日はこのGM製スポーツトラックをご紹介しましょう。

 かつてのシボレー・エルカミーノやフォード・ランチェロをほうふつさせる「ホールデン・UTE」は、昨年まで「ポンティアック・G8・ST」として北米でも市販される計画が進められていた車輌です。

 元々第4世代のスモールブロック・V8を搭載することを前提に設計されており、このため「UTE」にも6.0リッターのV8を縦置きする「SS」や「SV」というトップグレードが存在します。

 写真はそんな「UTE」のスポーツ系ベーシックグレード「SV6」。ベーシックといっても、最大出力285馬力の3.6リッター・V6と6速ATを組み合わせ、18インチ・アルミホイールに全身グランドエフェクトと、やる気満々な出で立ちです。

 この様にスポーツトラックというよりも、2ドア・スポーツカーそのものともいえる「UTE」ですが、実は新型カマロもこのジータ・プラットフォームを採用した派生モデルのひとつ。つまり、この「UTE」と新型カマロは兄弟モデルなんですよ。

 ちなみにトップグレードの「UTE・SSV」は約360馬力。トランスミッションはAT/MT共に6速のみという潔さでアリマス。

※クリックすると拡大します。
2010年型ホールデン・VE・SV6・UTE 2010年型ホールデン・VE・SV6・UTE
▲かつてのエルカミーノはシェベルとプラットフォームを共有するGM・Aボディ及びGボディ、一方のカマロはFボディとなり、あくまでもプラットフォームは別物でした。その点「新型カマロ」とプラットフォームを共有する「UTE」は、スポーツトラックとしての高いパフォーマンスを想像させます。

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ホールデン・コモドアほか後輪駆動シャーシを用いたセダン/ワゴン/ユート(ピックアップ)のシリーズ、オーストラリア他大洋州はもとより中東全域で売られ、そればかりか新生GMきっての目玉商品・新型シボレーカマロにもプラットフォームを提供し、今やGMにとって無くてはならない中核商品になっているのは実に大したものだと思います。そういえば、中国でビュイック・パークアベニューとして製造販売中の大型セダンも上記ホールデン系シャーシーにホールデン・ステイツマン(同社の最大型セダン)ベースのボディを利用しているほどで、GMの世界戦略をオペルとともに担う大役を果たすホールデン社ですね。
このピックアップも荷物も積めるクーペとしてダイナミックな魅力に溢れていると思いますが、これらホールデンVE系プラットフォーム使用車の中では個人的にブラジル・シボレーのオメガを運転してみたいと思います。
このシボレー・オメガ、ホールデンVEシリーズのコモドア3.6Lをオーストラリアから完成車輸入してブラジルGMのストア・ブランド(ここではシボレー)を付けて販売している「異色な生い立ち」の一台、ヘビーデューティーさで定評あるオーストラリア製コモドアがブラジルの国情に合わせてどのぐらい強化されているか実に興味深いです。
「製造はオーストラリア・ホールデン製、ブラジルではシボレーのお店で売ってるよ」てなこのシボレー・オメガ、先々代は1992年から1998年頃までオペル・オメガ(初代)をベースにブラジルで国産化して製造販売されていたものです。それがオーストラリアからの完成車輸入になって十年強経っており、「シボレー」とは販売店名を示すブランド(ストアブランド)に過ぎず、内実はどこまでもホールデンであるところに複雑な感慨を覚えます。
次はそんな「オーストラリア生まれのブラジルへの養子縁組」シボレー・オメガやさらに中国製ビュイック・パークアベニューの記事をアップしていただけたらと思います。「どんどん広がるVEプラットフォームの世界!」
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