2011 キャデラック・CTS-Vクーペ(Cadillac CTS-V Coupe)

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2011 キャデラック・CTS-Vクーペ

 米ゼネラルモーターズ(GENERAL MOTORS:以下GM)は、現地時間の1月5日、キャデラック・CTSクーペのハイパフォーマンスバージョンである、「キャデラック・CTS-Vクーペ(Cadillac CTS-V Coupe)」を発表しました。

2011 キャデラック・CTS-Vクーペ

 2010年1月11日より開催される「北米国際オートショー(NAIAS:North American International Auto Show 2010 ※以下デトロイトショー)でデビューする2011年型のキャデラック・CTS-V・クーペは、CTS クーペのボディにCTS-V・セダンの556馬力スーパーチャージド・V-8 エンジンを搭載したラグジュアリー・ハイパフォーマンス・クーペ。

 CTS-V・スポーツセダンと比較して車高が51 mm 低く、全長も51 mm 短くなるなど、より一層スポーティに仕上がっています。

 パワーユニットは前述した通りCTS-V・スポーツセダンと同じLSA・6.2リッター・スーパーチャージド・V8エンジン。インタークーラーとイートン製スーパーチャージャーにより、その最大出力は556馬力、最大トルクも551lb-ft を誇り、キャデラックの歴史上最もパワフルなものとなっています。

 このため、0-60マイル加速タイムはわずか3.9秒!!

 トランスミッションはデュアルディスククラッチ付き Tremec TR6060・6速MTと、パドルシフトコントロール付き Hydra-Matic 6L90 6速ATの2種類。パドルシフトコントロールでは親指だけで自由にギアを操作することが可能となります。

 他にもマグネティック・ライド・コントロールやブレンボ製ブレーキ・システム、ミシュラン製19インチ・パイロットスポーツPS2夏用タイヤ、スーパーチャージャーを収納するためフード中央部に設けられたパワーバルジ、デュアルマフラー、鍛造アルミホイール、14ウェイアジャスタブルタイプのレカロ・パフォーマンスドライビングシート(オプション)、スエードの豪華な特徴を備えたマイクロファイバーのカバー付き特製シートなどが備わります。

 なお、このキャデラック・CTS-V・クーペは今年夏に生産が開始される予定です。

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2011 Cadillac CTS-V Coupe 2011 Cadillac CTS-V Coupe
▲上:2+2のキャビンはパフォーマンスと高級感を兼ね備えてたもの。新たにサフラン色のインテリアトリムカラーが用意され、コントラストの強いマイクロファイバーシートインサートや、刺繍入りアッパートリムも用意。

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▲上:CTS-Vにはブレンボ製の6ピストンキャリパー(フロント)、および4ピストンキャリパー(リア)を装備。 スロット付きベント形ローターは耐熱性が高く、強力な初期制動力を発揮。また、電気式パーキングブレーキを採用したことで、ドライバーに広いレッグルームを提供。

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2011 Cadillac CTS-V Coupe 2011 Cadillac CTS-V Coupe
▲上:V シリーズにはデュアルモードのドライビング特性を実現したマグネティック・ライド・コントロールを採用。これは世界で最も反応時間の短いサスペンション技術であり、ショックを吸収するために、メカニカル式バルブではなく先進の磁気流動学技術を使用し、反応時間と精度を大幅に改善しています。

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スタイルこそグロテスクで好みが分かれるものの、そのメガトン級のパフォーマンスはこのキャデラックの新鋭高性能クーペを「フェラーリ612スカリエッティやアストンマーチンV12バンキッシュへの挑戦者」へと仕立てていると思う。
もっともこのクラスとなるとクルマというハードの評価だけでなく、その歴史や伝統、血統と言った様々な要素が絡んでくるだけにキャデラックをアストンやフェラーリ、ベントレーと比べること自体相応の無理があるのかも知れない。
ただ、BMW M6やアウディRS5は手ごわいライバルを迎えたことには違いなかろう。
こうして見てみるとキャデラックCTSシリーズの内、超弩級の別格マシンであるCTS-Vと現実的な売れ筋であるCTS3.6/3.0の差がどこか際立ってしまい、後者が悪くはないがザコキャラに見えてしまうのは贅沢な悩みだろうか?ともかくこうした悩みを抱けるほどキャデラックは成長したということではあろう。GM渾身の新設計3.6/3.0L直噴V6を搭載した標準型CTSの場合、パワーは311/273psと十分に競争力を持つもののどこか高回転型過ぎるキライがあり、1.7-1.8tに及ぶ空車重量に対して線が細いと思うことも皆無ではないのだ。
特に3.6に関して言えば0-100km/hは6sec台の後半といわれ、現にBMW535i(306ps)やメルセデスC350CGI(292ps)らに一歩譲るのも事実であり、3000-4000rpmあたりにトルクの盛り上がりの山を設けたら一層ダイナミック感を増してアメリカ車的マッスルなフィールとドラマ性が出ると思うのだ。こうした点は可変バルタイの調整によって実現できると思う。
現状のモデルとて一旦スピードが乗ってしまえばトルク感あるダイナミックな伸びがあり、その点はアウディやBMWと大差ないことは認めるが、そこまでに至るまで時間がかかる上「キャデラックならでは」のキャラクターを築いてもらいたいのだ。
シャーシ、ボディ剛性とも日増しに洗練されて完成の域に近づいているキャデラックCTSシリーズ、量販グレードのガソリンエンジンのパワー特性を見直して0-100km/h加速は3.6で5.6-5.8sec程度(BMW535i並み)、3.0で6.6-6.8sec程度(VWパサート3.2やBMW528iと同水準)を実現したら如何に理想的か判りませんし、「空前絶後の傑作マシンCTS-Vの血統が生きている」と乗り手に自信を与えることにもつながり、新生キャデラックの強力なアイデンティティを築くことに繋がるのではないでしょうか。

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