キャデラック・SRXが大人気です

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2010キャデラック・SRX

 米ゼネラルモーターズ(以下GM)の発表によれば、昨年フルモデルチェンジした新型「キャデラック・SRX」が爆発的なヒットになっているとのこと。人気上昇でリセールバリューも向上し、買い手側、メーカー側の両方が喜んでいるようです。

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 新型「キャデラック・SRX」は、GMのシータ(Theta)・プラットフォームをベースにしたミッドサイズ・ラグジュアリー・SUV。

 北米では昨夏のデビュー以来人気が高まっており、2010年5月までの対前年累計実績比では500%増という記録的な販売台数を数えています。しかも、これまでの実績では車両毎の平均的な価格は旧モデル比で2300ドルほど高くなっているとか。

 同じセグメントには、メルセデスベンツ・Mクラス、アウディ・Q7、BMW・X5、アキュラ・MDXなどがありますが、いずれも「キャデラック・SRX」の方が販売台数が多く、同クラスのトップセラーに輝いているのです。

 人気が高まった結果、リセールバリューも向上。アメリカでは新車販売の25%程度がリース販売となっていますが、リース販売の場合リセールバリューが高まるとオーナーは残価のあるリース車両を買い取った方が得になり、メーカーも中古車の販売価格維持ができるなどいいことずくめだそうです。

 SRXの場合、初期購入費用に対するリース満了後の残価設定は旧モデルが31%だったのに対し、現行モデルは48%。なんと17%も向上しています。

 残価設定付きリースの場合、仮に1000万円の車両の3年後残価が48%だと、リース購入者は残価分を差し引いた52%(=520万円)を3年間で支払えばいいのですが、旧モデル並みの31%だと69%(=690万円)支払うことになります。

 人気が高く残価の高い車両は、より安くリースが組めるんですね。

 ちなみに、3年後のリース満了時、残価が48%(=480万円)に設定されているクルマが、中古市場で300万円位の価格で取引されていたらどうします? 残価を支払ってまでリース満了車を買う人はいませんよね。だって、リース満了車を買うよりも中古車屋で同程度の中古車を買った方が安いんですから。

 この場合、リース満了後の車両をリース会社は480万円で引き取らざるを得なくなるのですが、仮に中古車市場価格が300万円だとすると、その差益分だけ(この例では180万円)赤字になってしまいます。

 リース会社が自動車メーカーの金融子会社だったりすると、リセールバリューが低くなるほど損失が発生し、結果自動車メーカーそのものの経営も圧迫することがある様です。

 逆に、現在みたいにリセールバリューが向上していると、その逆の現象が起こるので、メーカーも消費者も大喜びってワケ。

 なお、アメリカでは車種ごとの残価をオートモーティブ・リーシング・ガイド(ALG)が設定しており、ALGが設定した価格から著しく乖離した残価をメーカーやリース会社が勝手に設定するのは認められていないそうです。

 ということで大人気の新型「キャデラック・SRX」は、日本にも正規輸入が期待できる1台だけに、日本上陸が楽しみですね。

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