現地時間の7月13日、ミシガン州ディアボーンの「米フォード・モーター世界本社」において、「第19回 ナショナル・トーラスSHO・クラブ・コンベンション(19th Annual National SHO Club convention )」が開催されました。
「フォード・トーラス・SHO」とはSHO(=Super High Output)の名の通り、ミッドサイズ・パッセンジャーカーのトーラスをハイパフォーマンスに仕上げた1台。1989年に日本のヤマハが手を入れた3リッター・DOHC・V型6気筒エンジンを搭載して誕生。143馬力のエンジンに、トランスミッションは5M/Tのみという、けっこうスパルタンな仕様の1台でした。
その後もこの「トーラス・SHO」の販売は続き、第2世代のトーラスにもDOHC・V8を搭載したSHOを設定。現行モデルにもSHOが存在し、3.5リッターの直噴ツインターボ・エコブーストV6を搭載。その最大出力は365馬力といいますから、けっこう侮れませんね。
さて、そんなSHOのオーナーたちが集うカークラブ「ナショナル・トーラスSHO・クラブ」のコンベンションがフォード本社で開催され、100台以上のSHOが展示されました。
フォードは現行「SHO」モデルの技術解説をしたり、ランチを出したりと積極的にホスト。カー倶楽部としてはかなりマニアックなオーナーさんたちですが、楽しい1日を過ごしたようです。


最新フォード・トーラスSHO。3.5L/365bhpエコブーストV6で、10km/l前後の平均燃費と0-97km/h=5sec台半ばの高性能を両立させた「中流階級のためのジャイアントキラー」ではないでしょうか。
このトーラス、ボディスタイルはどうにも暑苦しいイメージが先立ってしまい、クドくて我慢が出来ません(小生自身の個人的意見.....フォードファンの皆さん気を悪くなさらないように!)が反面室内スペースの取り方、コントロール類の使いやすさなど平均的アメリカ人の使用ニーズを研究して煮詰められている形跡が伺えアメリカで乗る分には悪くないのではないかと思います。
殊にトーラスSHOは昨年の米誌にて三菱ランサー・エボリューションと比較されておりましたが小生のイメージでは同じ横置きFFベースということで日産マキシマSE(3.5/V6)がライバルとして似つかわしいのではと感じられます。さらに、FFベースの高速4WDという意味ではアウディA6 3.0TFSIクワトロとも被るかと思います(もっともアウディは縦置き、トーラスは横置きの違いはあるが)。
ボルボS80とコンポーネンツを共有し、新型サーブ9-5 2.8Tとも類似した成り立ち(横置きFF由来のフルタイム四駆)を示し、BMW535iを凌ぐパワー・パフォーマンスを示すトーラスSHOは大西洋の両側の持ち味を併せ持った「クロスオーバーな一台」と言えるのではないでしょうか。
それにしても、「メルセデスE55AMGからトーラスSHOに乗り換えよう」という米本国でのTV CM、フォードの痛烈なキッチュが現れておりチクリと風刺が利いている気がしてなりません!