●世界転戦記☆第2話~桃色の大学生活
桜舞う九段下・千鳥が淵での大学入学式。中西圭三の“フレッシャーズ”♪が辺りで流れる小春日和の武道館。私はまさにフレッシャーズ気分を満喫していた。
入学式の後は、武道館の出口でサークルや体育会などの新入生スカウト合戦が繰り広げられていた。特に女子はもみくちゃにされるほど取り囲まれて、どのクラブからもスカウトされる。
帰りの電車の中で、たくさんもらったクラブの宣伝ビラを見ながら私はテニス&スキーサークルという最も軟派なクラブに入会することを決めた。
私は高校生の時、父の転勤で北海道の高校に転入した。北海道では、体育の授業でスキー授業の課目があったためスキーを始めた。そしてついにはコブ斜面の滑りとエアーと呼ばれるジャンプ技で得点を競う“モーグル”競技にまではまっていた。
軟派サークルでありながら、体育会よりはるかにスキーの技術レベルが高かったスキー&テニスサークル入会には、“モーグル”のレベルが決めてとなった。
そんなサークルの先輩達は、皆セレブ家庭の息子ばかり。高級車で大学に乗りつけ、勉強そっちのけでテニス&スキーに明け暮れる日々。夜になれば大学近くにある行きつけのもつ鍋屋に集まり、1人冷酒を一本空けることもしばしば。練習のない日は学校に集うと誰かが
「北海道のうにが食べたい!」
と言えば、すぐさま学校正門を出発。一応学生らしく高速道路は使わず全行程を下道でのロングドライブ。下道で行けば北海道まで往復2日はかかるので、もちろん学校は自主休校。おかげで日本全国どこでも地図無しで行けるようになった。
そして、スキーシーズンにはカナダへ合宿に行くことに。
セレブ息子達とは違い、普通のサラリーマン家庭に育った私は、お小遣いをふんだんにもらえるわけではなく、スキー合宿の旅費やその頃出場していたモーグルスキー大会への遠征費に困った。それどころか、新しいモデルの板さえ買えない。
何かアルバイトしなくちゃ・・・
ふと思い出したのは、あの名刺。
渋谷でモデルエージェンシーのスカウト男にもらった名刺をベッドの横の引き出しにしまってあったのを思い出した。
モデルのギャラは普通のアルバイトよりバイト代が高いとよく言うし・・・・
以前渋谷で名刺を渡してきた男にTELしてみよう!
「あっもしもし、以前渋谷で名刺をもらった者ですけど・・・」
「それでは、とりあえず事務所に来てください。」ガチャ。
この時、まさか自分がハイレグを着る羽目になるとは思っていなかった。
to be continued・・・










コメント
下手な小説より面白い。
今後の展開にワクワク。
第3話待ってま~~す。
Posted by: くまりゃん | 2008年11月27日 09:50
コメントありがとうございます!
第3話今日書きます!
Posted by: ぴー | 2008年11月27日 11:39
世界転戦記楽しく読ませていただいています.
これからレーサーになるまでの話が待ち遠しいです.早くアップしてくださいね!
Posted by: グランツーリスモ | 2008年11月27日 13:05
ブログ始められていたんですね.度々来てチェックしますね!!!
Posted by: モス | 2008年11月27日 13:06