●世界転戦記☆第70話~レーシングカーに乗りたいギャルへの特訓講座!
☆第69話~キャー教官!勝手にハンドルきらないでよ!← 前回のストーリー
「次はロックさせている時間を制御できるように練習しよう。これはレーシングカーにいつかは乗りたい井原さんのための特別講座ね。」
男性モータージャーナリストやオーディションに合格した女性陣もカーメーカー主催のドライビングスクール・インストラクターになる研修を受けていた人はたくさんいたが、私は時間があればいつもテストドライバーや開発陣に質問を投げかけていたので、次第にみんな熱心に教えてくれるようになった。
そしてよく夕方暗くなるまで1人だけ居残って、練習した。
「井原さんは障害物が突然飛び出してきても避けられるようになったでしょ。でもタイヤをロックさせた後、長い間ロックさせすぎたり、まだスピードが落ちていないのにブレーキをオフしてしまったりでコントロールができていない。スピードが落ちていないのにブレーキをオフしてしまっては、いざという時に危険だよ。公道ではとっさにハンドルをきると、後ろからきた隣の車線の車と接触してしまうリスクもある。だから障害物が出てきたらまずはスピードを落とすのが第一優先。そして次にできるだけスピードを落としたところで最小限ハンドルをきる。障害物を避けれたらすぐに車を止める。これを練習しよう!レーシングカーに乗ったらきっと役に立つはずだよ。」
私はこの後の猛特訓で、タイヤを一度ロックさせた後にブレーキをリリースするまでの時間を制御できるようになっていき、ブレーキをロックさせている間にサイドミラーを見てどちらに避けるかを選択できるまでになった。
「それじゃぁもう暗くなってきたし、あんまり遅く帰ると奥さんに怒られちゃうから、今日はもう終わりね。お疲れ様。」
教官であるテストドライバーは、本当によく練習につきあってくれた。
そして次回はさらに上級編に挑むことになる。
to be continued・・・・・
☆今までの連載ストーリー←レースクイーンからレーサーに転身して世界中を転戦し、目標を達成するまでの「カーレーサー井原慶子すっぴん世界転戦記」









