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2009.10.16

●世界転戦記☆第103話~F1ドライバー控室で・・・

第102話~運転はおしりと体幹でするのさ!byF1ドライバー←前回のストーリー

翌日、F1ピット裏の控室では、予選を控えた我がチームのアレキサンダー・ブルツ選手が横になって休んでいた。
私たちレースクイーンは、物音をさせないようにフリーズして座っていた。
15分ぐらいすると、ブルツ選手はむくっと起き上がって、フリーズしている私たちに、


「ハハハ、ありがとう。ちょっとボーっとしていたんだ。静かにしていてくれたんだね。ジャパニーズガールはいいね。」


と言って、間もなく予選が行われるピットへ出て行った。
控室で見ているとチームの2人のドライバーは、朝から晩まで大忙しだった。
ミーティングして、トレーナーとウォーミングアップして、フリー走行でマシンに乗って、またミーティングして、メディアに対応して、ランチ、そしてまたミーティングして、いよいよ予選。


目が回りそうなスケジュールを淡々とこなす彼らのパワーはどこから出てくるのだろう?


日ごろ100キロはまずサイクリング、という昨日のフィジケラ選手のトレーニングメニューの話のように、華やかさと裏腹にレーシングドライバーと言う職業の真の大変さをまじまじと実感していた。


ピットに行くと、先ほどの控室での目覚めの優しい笑顔とは違い、超集中しているドライバーの2人がマシンに乗り込んでいた。


そして、エンジン始動!


初めて聞いた生のF1の音。ピット内に広がるエンジン音の振動、ストレートを走るマシンの甲高いエンジン音。

今までレースクイーンとして数々のレースに行ったけれど、F1は、ドライバーもスタッフもマシンもすべての準備が格別だった。


レースの本場ヨーロッパに行ってみたい!


この時感じたF1の絶大なる感動のおかげで、この半年後、私はモータースポーツの聖地イギリス・シルバーストーンでフォーミュラーカーを運転することになる。

to be continued・・・・・

今までの連載ストーリー←レースクイーンからレーサーに転身して世界中を転戦し、目標を達成するまでの「カーレーサー井原慶子すっぴん世界転戦記

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