●世界転戦記☆第105話~12センチピンヒールで走るレースクイーン♡
☆第104話~11年前のF1日本GPグリッドで・・・←前回のストーリー
F1グリッドを退去してピットから走り出す私にマネージャーは、お弁当のようなものが入ったビニール袋を手渡してきた。
ハイレグのレースクイーンコスチュームのままではさすがに観客席に行けないので、ベネトンカラーの上着を羽織り、お弁当と観客席用のチケットを持って私は1コーナーへ走って行った。
鈴鹿は、ピットから1コーナーまで行くのにトンネルをくぐり、さらにかなりの距離がある。歩いたら10分以上はかかってしまう。
たった今までF1のスターティンググリッドでレースクイーンとしてにこやかに立っていたわけで、もうすぐF1マシンがフォーメーションラップを始め、1周したらF1日本GPがスタートしてしまう。
ミハエル・シューマッハとミカ・ハッキネンの頂上決戦。
絶対スタート直後の1コーナーを観客席で見たい!
私は12センチのハイヒールでお弁当を揺らしながらひたすら走った。
すると・・・
キャー!!! なんか背中に泥がかかってる~!
羽織ってきたスタッフジャンバーが茶色の液体で汚れていた。
立ち止まって見てみると、
エ~!!! カレーがこぼれてるぅ。。。
マネージャーが手渡してくれたビニール袋の中身は、カレーだった。
猛ダッシュで走ったせいで、カレーのふたが開いてしまってこぼれちゃったみたい。。。
まずい!カレー臭がするレースクイーンなんてイヤじゃん!?
立ち止まって急いで拭いていると、たくさんカメラ小僧が集まってきた。
そして、みんな次々とハンカチやティッシュを手渡してくれた。
優しい♡ あっありがとう。。。
何とかカレーを拭き終わると・・・・やっぱりお礼は・・・。
to be continued・・・・・
☆今までの連載ストーリー←レースクイーンからレーサーに転身して世界中を転戦し、目標を達成するまでの「カーレーサー井原慶子すっぴん世界転戦記









