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2010年2月 8日:記事一覧

2010.2.08

●もしアクセルが戻らなくなったら・・・!☆対処方法は?

shift.jpg


アクセルがもどらな~い!!!


ということは、レーシングカーの開発テストでは、たまにあること。
アクセルが戻らない!ブレーキがきかない!ということで毎回クラッシュしていては、いくつ体があっても足りない。


最近、乗用車でもリコール問題でペダルについては話題になっていますが、クルマを公道で運転する以上は、もしも!の対応もドライバーである以上、想定しておく必要はありますね!


"世界転戦記☆連載"でも書いているとおり、私はレーサーになる以前にカーメーカーが行っていたセーフティードライビングレッスンのインストラクターをしていました。
その時には、一般ドライバーの方々がレッスンを受講。
そのレッスン内容にもアクセルペダルが戻らない時やブレーキがきかない場合を想定したレッスンがありました。
そして、一度レッスンを受けただけで、ほとんどの一般ドライバーが安全に対処できるようになっていました。


もし、アクセルべダルが戻らなくなったら・・・・


1、ブレーキを踏む!
2、マニュアルだったらクラッチをきってニュートラルに、オートマティックカーだったらDからNにシフトチェンジ。
3、ブレーキを踏み続けてクルマの車速が落ちたら道路の脇へ!
4、最も安全だと思われる場所に停車してハザードランプを点灯。
5、エンジンオフ!


マニュアルカーに乗っているドライバーは、比較的ニュートラルにすれば駆動がきれることを普段から体感しているけれど、オートマティックカーのドライバーは、その感覚を忘れてしまっていることも多いみたいですね。
でも、オートマチックカーのシフトは、必ずDの次がNで、ドライブとニュートラルは隣り合わせ。
いざ、スピードが落ちない!という時には、シフトレバーを一つシフトするだけで駆動はきれるからそれ以上は加速しませんね。


そして、ブレーキが何らかの原因で利かなくなってもニュートラルにするのは基本。


その後、状況によってはサイドブレーキで対処する場合も考えられます。


ちなみにインストラクターであった私たちは、ブレーキもハンドルもない助手席から車を止める対処方法も練習。


もし、セーフティードライビングレッスンを受けるドライバーが、運転している際にパニックになってアクセルから足を離さなかったり、ブレーキを踏まなかったら!?


助手席からシフトをニュートラルにします。
そして、場合によってはサイドブレーキを一気に引いてクルマをスピンさせて瞬時に停車させるのです。
これは、公道など周りの状況によってはできない場合もあります。
しかし環境によっては、サイドブレーキの引き方等をコントロールして一刻も早く車を停車させたほうが安全な場合も。
レーシングスクールの同乗レッスンなどではコーチが使う技でもあります。


クルマが安全のための電子デバイスを導入すればするほど、安全性はアップされるかわりに人間の感性とクルマの動きに差がでることも。
これからエコカーがさらに進化するにあたり、マイカーに関する最低限の知識と、いろいろな環境下でのドライブ方法を想定しておくことで、誰にとってもより安全でエコな運転社会が実現していきますね☆


何か危険が迫ったら!
クラッチとブレーキを思いっきり踏め!
TWO FEET IN !!!
究極の安全を求めるレースの世界でもこれ基本です☆

●第9回ドライバーズアイ☆ド近眼の私がレースに参戦して・・・


drivers☆eyes←今までの連載


CIMG6075.JPG

レースを始めた頃、「動体視力」という言葉を知り、ある大学研究施設を訪れた。
すると眼科の先生は、


「あ~井原さんすごいド近眼ですね~。これでよくレーシングカーなんか運転できるね。静止視力が悪いと動体視力も悪いからね。」


この言葉にショックを受けた。
そしてその2年後、フランスに在住してレースをしていた時に通っていたスポーツ科学研究所で「動体視力」のトレーニングを本格的に始めた。
研究所のフランス人トレーナーに、


「静止視力が悪いと動体視力も悪いと以前言われたんだけど・・・」と話すと、
「そんなことない!動体視力は元の視力が悪くても鍛えればかなりアップするわよ。」と勇気づけられた。


その頃は、年々参戦するレースで、コーナリングスピードが速いマシンにステップアップしていたので、私にとって動体視力の強化は必須だった。
フランスでも研究所のありとあらゆる動体視力強化マシンでトレーニング。レースでもかなり細かい部分や動きを制御できるようになっていった。
そして、オフシーズンになって日本に帰国。
プロ野球選手や総合格闘技の選手と一緒に遊び心を入れたトレーニングということで、動体視力マシンで競争。誰が一番動体視力がいいか?
「ド近眼で動体視力は良くならない」と言われた私は見事1位☆


しかし、ここまでトレーニングする中で最も大事なのは、"眼科に定期的に行くこと"だと感じていた。
視力トレーニングをするわけだから、最善の眼のコンディションでのぞみたい!と思い、眼科に定期的に通っていた。すると、意外に自分の眼のコンディションは変化するもの。自分にあったコンタクトレンズも変化していった。
合わないコンタクトレンズをつけていると、それこそ世界転戦時のレンタカーでの移動でも公道の標識すらレーサーの私でも見えにくい。見逃してパリの首都高速の出口を通り過ぎてしまったこともあるくらい。


そして、一番大きかったのは、自分の眼に最善のコンタクトレンズを装用している時に、頭痛や肩こりが少なかったこと。
乗用車でもレーシングカーでも運転するということは、眼を頻繁に動かしているので慣れない環境で運転すると頭痛が起こったり肩こりになったりすることもある。
それが、少なかったのは眼のケアを怠っていなかったからなんだと、数年の経験を経て感じた。そして眼のケア次第ではチャレンジの幅が広がることも。