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F1:記事一覧

2009.3.06

●F1セナの再来ならず・・・☆世界転戦記エピソード編

一昨年まで同じレースに出場していてライバルだったアイルトン・セナの甥っ子ブルーノ・セナ。
新生ブラウン・レーシングから今シーズンのF1デビューが噂されていたが、残念ながら開幕戦からのデビューはないみたい。
F1をテストしつつDTMのチームと交渉しているそうだが、彼の優しいスムーズなどドライビングスタイルはツーリングカーレースにも合っているかも。

ちなみにこの元F1ホンダチームで新生ブラウンレーシングは、来週のスペインの最終テストには参加できるみたい。マシンを運ぶトランスポーターはスペインに向けて出発したと友人メカニックが言っていた。

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私が初めて彼に出会ったのは、彼も私も所属していた英国カーリン・モータースポーツのワークショップ。
彼は私がチームに加入するのはすでに聞いていたらしく、エンジニアルームで初めて彼と顔を合わせたときには気兼ねなく、


「Hi KEIKO! welcome to ENGLAND!」


とはにかんだ笑顔で声をかけてくれたのを覚えている。
あまりにもアイルトン・セナに髪の毛のちりちり加減や目、そして輪郭まで似ていたので、アイルトンが生き返ったのかと思って超驚いた!


それから、F3でライバルになってからはワークショップに置いてあるブルーノ・セナ専用の首を鍛えるトレーニングマシンを誰にも貸してくれなかったりしたが、私はそういうライバル心むき出しの熱い英国のモータースポーツが好きだった。

しかし


「僕を本当に必要としてくれるチームで走りたい。」


とコメントしたとおり、一歩一歩歩んできた道のりを生かすべく良い環境でF1デビューしてもらいたいものですね!


と、私も今は言える。(笑)

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しかし、アイルトンとブルーノはさすがに似ているよねぇ!

☆上の写真はブルーノ・セナとお姉ちゃん

レース前にトイレでセナのお姉ちゃんに会うと、「アジアの女性が頑張っていることを私も応援しているわ。」などといつも声をかけてくれた。

☆下の写真はアイルトン・セナとフィアンセ


2009.3.03

●F1タイヤの緑のラインは?

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F1開幕まであと1ヶ月。
ブリジストンが2009年F1世界選手権の最初の5戦に持ち込むタイヤスペックを発表しましたね。


日々進化が著しいクルマの技術にドライバーもエンジニアもチャレンジの連続。

「こんなグリップないマシン乗れないよ・・・氷の上を走っているようだぜ。」

と、溝の入ったグルーブドタイヤが導入された当初は不平をもらいしていたドライバー達ですが、今年からは写真のような全く溝がないスリックタイヤが復活。コンパウンドがよりソフトになりメカニカルグリップが増し、空力パッケージの大きな変化と共にチームは今頃テストにテストを重ねていることでしょう。


ところで、今年のF1には4種のスペックが使用され、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライコンディション用タイヤ。そしてレインコンディション用では、ウエットとエクストリームウエットが用意されます。


大きい区分けてソフト側のタイヤとハード側のタイヤの2種類のコンパウンドを区別するために、


ソフト側のタイヤにグリーンライン


がひかれることになりました。
ウエットタイヤもエクストリームウエットにグリーンのマーキングがされます。

でもなんでグリーンなの???

このグリーンは 


     "MAKE CARS GREEN"  


というクルマが環境に与える影響を減らし、地球にやさしいクルマの乗り方をドライバーに提案するFIAのキャンペーンにブリジストンが賛同してとりいれられたもの。
昨年の日本グランプリでも期間限定で登場したグリーンのライン。
そして今年からは、運動エネルギー回収システム(KERS)の導入などモータースポーツでも様々な試みが始まり、”超速なのにエコ”なマシンが生まれるのもあと数年かもしれませんね!


この"MAKE CARS GREEN"キャンペーンを立ち上げるときにイギリスでトライアルに協力させてもらった時のエピソードはまた後でお伝えしまーす!


それでは、今日も安全運転で!   いってきまーす。
 

2009.3.02

●世界大不況の中でのスポーツは?アスリートは・・・

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先日、新聞の取材を受けました。
世界大不況の今、スポーツの成果や結果に関係なく多くの競技団体のスポンサーが撤退したり、企業スポーツの廃部の報道をよく耳にします。


新聞の取材で

「モータースポーツでもF1撤退などが話題になっていますがどう思いますか?」

などと聞かれました。


私たちアスリートとしては、スポンサーが撤退してしまうことは非常に残念なことではあるし、私自身も過去にはやはり不況で、成果とは関係なく突然のスポンサー撤退という事態を経験をしたことがあり、その後レースに出場できない期間もありました。アスリート本人にとっては長く苦しい時でした。


しかし今、ホンダなどはF1を撤退したもののモータースポーツやその他厳しい世界で長い間養ってきた技術力を「インサイト」のような現在必要なマシンに注いでいることは本当にすばらしいこと。
また、逆にトヨタのようにハイブリッドカーの先駆者が世界最高峰のモータースポーツでその技術力を発揮していることもうれしいことですね!


スポーツや芸術などの文化は、豊かな経済状況の時に天才が生まれたりすばらしいプレイが生まれやすいというのは古今東西変わらぬ現実だとは思いますが、アスリートは不況下でも変わらずベストを尽くすもの。
そしてメジャースポーツばかりがクローズアップされがちな日本のメディア体系の中、マイナースポーツや障害者スポーツも変わらず応援してくれる集団が日本にも少しづつでてきました。


スポーツの力を生きる力に!


こういったテーマを掲げてアスリートとスポーツシーンをサポートする「ライツ」に今週は訪問しました。
私も普段からスポーツコミュニティーサイト「アスポタ」などでもよくお世話になっています。

今こそ日本のスポーツ環境も見直されるチャンス。
なかなか社会のサポートを受けることが難しい世の中であってもスポーツシーンやアスリートが発信する情熱がスポーツ環境を改善し、また暗い世の中の人の日々の活力になればと思う今日この頃です。

p.s 写真はスポーツ・アスリートをサポートしてくださるライツのみなさまと♪

2009.2.04

●F1のホイールは!

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最終戦ブラジルGPでのドラマチックな年間ドライバーズチャンピオン獲得したマクラーレン・メルセデスも先月「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスMP4-24」が発表しましたね。

ところで、マクラーレンにホイールを供給しているのは?

日本の”ENKEI”です。

日本はいろんな分野で技術力があるといわれていますが、ENKEIは軽量マグネシウムホイールのオフィシャルサプライヤーとしてF1ドライバーズチャンピオンにホイールを供給しているわけです。


私も先日ENKEIの発行する冊子のインタビュー
http://www.enkei.co.jp/webmagazine/humantalk/index.html
を受けました。

ちなみにマクラーレンの工場内にはパーツを作るマシンや測量機器がたくさんありますが、細かーい技術を駆使した日本のマシンがいっぱい!
日本の力がチャンピオン獲得に貢献しているんですね。

今年も楽しみです!

2009.2.03

●ピットで仮眠☆F1メカニックのお仕事

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F1チームは続々とテストを行っているようですね。
私の友人のF1メカニックも2週間ポルトガルに缶詰状態。

ところで、F1メカニックはとってもハードな職業なんです。
特にこういったマシンのテスト開発担当チームはとっても体力を使います。
シーズン前はスペインやポルトガルなど比較的暖かい地域でテスト開発することが多く、以前私もスペインで国際F3000のテストをしていた時の帰りにF1某チームのテストに帯同させてもらったことがありました。

テストは2週間ぶっ続けの時もあり、テストしてそのパーツがだめだとわかるとメカニックは夜中まで改良作業に追われ、床に就くのは夜中の3時の時も。
翌日も9時からのテスト走行であれば、6時にはホテルを出発。
テストが始まれば重いパーツを即座にマシンに取り付けたり、ビス一本の緩みが命取りになることもあることやテストが滞りなくこなせるように集中していなくてはならない。
本当に過酷です。

そんな中、マシンのテスト開発は、サーキットを5周、10周、20周などテストメニューに合わせて周回数を決め、淡々と行われます。

ドライバーがピットアウトしていくと、通常数分はピットに戻ってこない。

すると、いっせいにメカニックがピット内に倒れこむ。
ドライバーが戻ってくるまでのたった5分でも休まないともう集中力が続かないのです。
もちろん全員無線をつけているので”ピットイン”の指示があれば急いで作業の準備に戻る。

F1メカニックも大変な職業だなぁ。。。
満タンの50リットル缶を片手でてきぱきと運んでいくメカニックは、そんな疲労困憊状態でもピットの隅で作業を眺めていた私に笑顔でウインク。
愛想も忘れない。

こうしてチームみんなの作業の積み重ねが1000分の1秒を生むんですね!

次回はこの続きでメカニックのトレーニングをご紹介します。

2009.1.30

●F1メカニックのお仕事☆

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F1メカニックの友人から連絡。
ポルトガルで2週間のテストをして昨日帰宅したそう。

今シーズンから開発テストがほとんどできないので、F1界でもかなりの人員削減。昨年の暮れからF1チームのスタッフはみんな心配しながら働いているとのこと。

「日本でも派遣ぎりが話題になっているよ。」

と私が言うと、

「でも国を追放されるわけじゃないから異国の地で餓死することはないだろ?」

と友人。

F1にはじまり国際レースでは本当にたくさんの人種が働いています。みんな身一つで渡欧。
いつまでという保証はない中、決して割に合うとは言えない給料で頑張っています。

シーズンエンドには、

「今年で最後かもしれない。国に帰らなくてはいけないのでKEIKOのヘルメットのバイザーにサインしてくれないか?親に頑張ってきた証として見せるから。」

というメカニックもいました。

私の友人は、

「3月までは安泰だけどそれ以降は未定。しかしまだ働けることに感謝してます。」

だって。
F1メカニックは本当にメンタルもフィジカルも強い。
きっと彼は、世界中どこへ行っても生きていくことに前向きで頑張っていけるでしょう!

そんな彼も疲労困憊で落ち込む時が。
そんな時は世界中どこから連絡をよこしても・・・

日本人おやじギャグと下ネタの連発。。。

私が朝ごはんを作りながら聞いていたら、

「今日はこのくらいにしてやる!」

と言って電話を切られた。

今日も心配なし。

2009.1.16

●F1界もリストラの風

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スクーデリアフェラーリに続き、パナソニック・トヨタF1チームも今年の新車”TF109”を発表しましたね!
レギュレーションの変更によりマシンの特性とドライビングが今まで以上に変わることをどのドライバーも予測しているようです。
トヨタF1チームのドライバーティモ・グロックも「異なる種類の車両にどれだけ早く順応できるかと言うことは、私がここ5年間に戦ってきたレースカーを振り返ってみるとわかる。」と言っているように、今年のマシンで結果を出すには、今までのマシン以上に順応性が問われそう。

そしてこのレギュレーションの変更は、F1チームの従業員にもかなり影響していると、F1名門チームで働く友人からの便りが。

今年度からのテスト禁止のレギュレーションによりテストチームの廃止・解散につながり、すでに何チームかはテストチームスタッフの解雇が行われているそう。残ったチームスタッフも大幅減給されているという。
トップチームでは何とか会社内でのスタッフの配置換えに踏みとどまっているところもあるようだけれど、それでも世界から集結したトップ技術集団が突然ペイントショップやカーボンショップ、ファブリケーターショップ、ストアなどF1の現場とは全く違う部門の職につくというもの大変なことだ。

世界不況によりレギュレーションの変更からマシンの形状まですべてが過渡期の世の中。
新しい秩序と社会の仕組みが成り立ち、今まで以上にエキサイティングなスポーツシーンを見られる時が近い将来であってほしいものだ。