●2010デトロイト・ショーその4:GMのテックセンター
ボルトの試乗以外に、テックセンター内にあるバッテリ研究所や空力研究所も見せてもらいました。普通、研究所内に入るときはカメラを取り上げられたりするもんですが、今回はすべて撮影OK。GMの懐の深さに感心しました。
バッテリはLGとの共同開発で、すでに生産体制を整えつつありました。GMはEV-1という電気自動車で過去に失敗をしており、今回のボルトではかなり本気モードであることをアピールしています。
件の日経新聞のコメントでもお話しましたが、GMの技術、実はかなり侮れないのです。風洞は1970年代後半にすでに持っていましたし、燃料電池のようなパワーエレクトロニクスの研究も早い段階で進めおり、今も着実に進化しています。
EVの知見はEV-1の頃から蓄積されており、ハイブリッドの方式も3種類持っており、すでに何車種も市販しています。
BMWやメルセデス・ベンツがSUV用に採用したハイブリッド機構も、基本原理はGMのものを使っています。次世代技術について、これほど全方位的に研究開発を進めている会社はそう多くありません。
プリウスはアメリカの先進層に受けたハイブリッドですが、普通のアメリカ人が普通に乗れるエコカーを目指したシボレー・ボルト。このクルマが成功するか否かで、GMの今後を占うことになりそうです。



