かなり無機質なテイストになる我が家。
「理科の実験室というイメージでお願いしますね」
と、お願いしておりました。
それはそれはLDKの方達も、「非常にスパルタンな家」と形容するほど。

つまり、予算の都合でこうなってしまったのは、表向きの理由で、
私個人的には、思い描いていた仕様になったわけです。
しかしですね、それを前面に出すと、夫婦間で戦争が勃発してしまうので、
ぜーんぶ、予算のせいにしたわけです。
もっとも、普通の仕様にする予算はなかったわけですから、
家人を騙したわけではないので、まったく心は痛まないのですけれど。
ここで言う、普通の仕様というのは、壁にクロスを貼ったり、
床をフローリングにしたり……、といったことです。
RCむき出しですけど、なにか?
寒々しいですけど、それが?
いつか、またこのブログで、どうしてこの仕様にしたかを書くと思いますが、
幼少より父親の仕事(一級建築士というとカッコイイですが、単なるゼネコン社員)の関係で、
普通のひとの何倍も引っ越しを経験してきました。
つまり、それだけたくさんの一軒家、マンションに住んだわけです。
(ついでに、ハコモノと呼ばれる建築を幼少より父親に見せてもらってましたし)
大学では美術史を学び、建築雑誌の編集部にも在籍し、
行き着いた究極の数奇者の選ぶ家は、木造平屋という結論に達しました。
しかし、これは非常に金銭がかかる。
まず建てるときのコスト、そして維持するコスト。
えー、小市民のわたくしには無理です。
畳も好きではないし。
で、ランニングコストもかからず、自分の美的センスも満足させられるもの。
それがRCだったのですね。
コルビジェをはじめとする、ここ最近にわかに見直された建築家や、
安●●雄とかの影響を受けたわけではありません。
さらに言うと、ブ●ータス●ーサとかで影響されるほどノンポリでもありません。
ついでに言っちゃうと、バウハウスとか、映画で言うとヌーベルヴァーグとか、
大学出た後までも「これがサイコー!」と心酔できるほど、純粋な心は持ち合わせてません。
実地から得た、生活上の必然性というやつです。
確かに100%の正解ではないかもしれませんが、
ほぼ100%満足してます。
そりゃあ、予算があれば、「あーして、こーして」と妄想は際限なく膨らんじゃいますけど。

さて、無機質なキッチンに合うように、
ダイニングテーブルもワンオフで作成してもらいました。
天板ぐらい木製にして温かみを、と家人は言ってましたが、
ここはステンレスで統一感の方を優先しました。
手入れも楽ですし、これならまさしく一生モノ。
クルマもボディカラーはシルバーと決めてるし、
シルバーが好きだからしょーがないじゃん。
許して、かみさん!