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あらためて誓い

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今月は、入稿の最後の最後で、あまりにもショックなことが起きて、
まったく原稿を書くことが出来なくなりました。

熊本市に住む母は無事でした。
小学校の頃の友人達も無事でした。
ホッとしていたのも束の間。

流れてくるニュース映像があまりにも......。

小学4年の2学期から高校を卒業するまで住んでいた熊本市。
熊本城の真下にある小学校に通っていたので、
二の丸公園も含めて、遊び場だった熊本城。
小学6年生の頃、読売新聞(地方版)から依頼があって、
写生大会で二の丸公園から描いた水彩画の熊本城を、
ペンで書き直したことがありました。
いま思うと、それを反射原稿にしたのでしょう。
コントラストの強い原稿でないと、新聞で使えなかったんでしょうね。
それにNHKで(大調査熊本城、というタイトルだったかな)、
私が通う5年1組のクラスで熊本城について調査する、という番組がありました。
そんなわけで、人一倍、熊本城には思い入れがありました。
あの熊本城の石垣が、無残に崩れているなんて。
──いまも信じられない。

57号線も、中学生の頃、自転車で阿蘇山を登ったときに通ったことをはじめ、
いまの職業に就いてから何度も試乗で走った、とてもとても思い出のあるルート。
気持ちのよいワインディングだったのに。

家族だけで行った結婚式で誓いを立てた阿蘇神社。
小学生の頃から遊び場でもあった下通りや上通りのアーケード......。
思い出の場所は、たくさんあります。
そのどれもが、TVのモニターに無残な姿で映っています。

父が転勤族だったので、自分のことはデラシネだと思っていましたが、
精神的なものは、熊本で培われたものが大きかったんだと、
いま強く感じています。

直接は、現地に行くことはできません。
しかし、311のあのときと同じように、
自分は粛々と、いまできることを手を抜かずやり遂げることしかできません。

つい先日、3月26日発売のROSSO巻頭コラムで、311を振り返った原稿を書いたばかりでした。
少しでも、ひとりでも、私の携わる雑誌で元気になれたら、
これほど嬉しいことはございません。

画像はクリックすると拡大します。
ROSSO226_P013.jpg

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プロフィール

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西山嘉彦

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌で編集技術をマスターし、縁あってクルマ系雑誌編集部へ移籍したのが運の尽き。以来、カメラ雑誌、グラビア誌、BMW専門誌など自分の興味あることを中心に雑誌を立ち上げ、AUTOCAR JAPAN副編集長としてネコ・パブリッシングに移籍。現在、ROSSO/BMWERの編集長を兼任。座右の銘は「吾唯足知」って、ウソ。本当は物欲が抜けきらない、煩悩のカタマリ。いつも心の中でお経のように「吾唯足知」と唱えて、心を諫めているのでした。日本旅行作家協会会員。

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