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写真もいいけど原稿もね

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先日、お便りを頂きました。
要約すると、「ある著名な雑誌の、有名な編集長A氏の次にニシヤマさんの原稿が好き」という内容でした。
そして、いつも読んでいます、という励ましのお言葉。
まあ、クルマ業界雑誌という狭い世界でのこと(遥かに美文で教養とセンスのある文章は、この世にたくさんある)。
とはいえ、私よりも遥かに年上のA氏を引き合いに、
私の原稿を褒めて頂いたのは、久しぶりに気が引き締まる思いだったのは確か。

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映像を仕事としているとき、ある文筆家さんに紹介されてエッセイを書いたことがあります。
大学を出て間もない頃のお話。
久しぶりにその雑誌──思想の科学を、書斎の整理の時に見つけ出しました。
文章に対して、真摯で、そして熱かったなぁ、という時代を思い出しました。

そういえば、以前いた出版社で編集長を務めていた雑誌の読者ハガキで、
「Bさんの原稿と西山さんの原稿だけ読んでます」という、
編集長としては、悲しいような(ちょっと嬉しいような)、複雑なハガキを頂いたこともあります。
「西風さんの漫画みたいに、読後感がいいです」というお便りを頂いたことも。
西風さんの漫画を読んだことがなかったので、
その後、ブックオフで西風さんの漫画を買い込んで、読み込んだのは遠い昔の話。
いまは、その西風さんの漫画のようだと言われたコラムの文体は封印してしまっております......。
(ブログの文体は、いくぶん近いですかね)

最近、Facebookで、いま編集長を務めている月刊誌ROSSOの巻頭コラムをまず先に読んでいるという読者の方がいるのを知りました。

本当に、読者の方々には、「すみません!」と頭を下げたい気分。
いまは、すべての原稿を読んで、そのアンカーとして原稿を書かねばならない立場。
校了間際の数時間で、原稿を書き殴っているのが現状なのです。
かつての版元にいたときのように、推敲なんてしている暇は、残念ながら、ありません。
それでも、私の原稿を読んでくれている読者がいるということを肝に銘じて、
かつてのように、魂を削る思いで、執筆しなければと、
気持ちをあらたに、原稿用紙に、もとい、Macに向かう所存です。

読者の方々に支えられているというのを、
本当に最近、しみじみと感じている今日この頃。
週末は、台風が接近中という天候のなか、集まって頂いたBMWERの読者の方々に、
少しはご恩返しができたでしょうか。

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プロフィール

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西山嘉彦

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌で編集技術をマスターし、縁あってクルマ系雑誌編集部へ移籍したのが運の尽き。以来、カメラ雑誌、グラビア誌、BMW専門誌など自分の興味あることを中心に雑誌を立ち上げ、AUTOCAR JAPAN副編集長としてネコ・パブリッシングに移籍。現在、ROSSO/BMWERの編集長を兼任。座右の銘は「吾唯足知」って、ウソ。本当は物欲が抜けきらない、煩悩のカタマリ。いつも心の中でお経のように「吾唯足知」と唱えて、心を諫めているのでした。日本旅行作家協会会員。

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