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建築の最近の記事

一度、宿泊してみたいと思いつつ、
いつも「予約」をクリックできずにいたホテル。
ニュージャパン(ホテルニュージャパンではない)。

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1979年に完成した世界初のカプセルホテル。
カプセル・イン大阪と云った方が分かる人には分かる物件。
黒川紀章氏の設計です。

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受験シーズンと重なったため、
大阪出張でホテルを確保できませんでした。
そこで、つ、ついに人生初のカプセルホテル体験。

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いまとなっては、テレビを視聴できるより、
ネット閲覧出来た方が便利と思うのは、
昭和を懐かしく楽しむことができない若い世代の戯れ言。

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空調の音があまりにもうるさく、
しかも風量を切り替えることもオフにすることもできなくて、
安眠できないなんてクレームつけるのは、
10時間以上のフライトを経験したことない人のセリフ。
フライト中はエコノミーもファーストクラスも関係なく、ずっとうるさいものです。
イヤープラグすればよろしい。

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ひとつ残念なのは、ロールカーテンだったということ。
勝手に、透明なポリカーボネート(しかもドーム型)のドアだとばかり期待しておりました。
この点だけ唯一、20世紀に描いた21世紀像ではないのが残念......。

さて、そんな私がまたこのカプセルホテルに宿泊したいかと問われれば、
それは、NO。
一度で十分の経験でした。

知り合いに、中銀カプセルタワービルの1室を所有している方がいますが、
文化遺産だから後世に残そう、と云うのは簡単で、
実際に住んでいる人や、所有者の方達の想いはいろいであることが、
なんとなく分かる気がしました。

ここでは多くは語りませんが......。

少なくとも、カプセルホテルは私のような仕事では、
ちょっと使えないことが分かった、梅田の夜でした。




同じ誕生日の建築物

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宗像大社前にあるGSだから、
和風な意匠なのかと思って入ってみると、
村野藤吾氏による設計だったことが分かりました。

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学舎早稲田大学文学部校舎も氏の設計。
調べてみたら、1971年にこのGSは建てられた模様。なんと私が生まれた年。
通りかかったとき、80年代後半の建物かなぁ、と漠然と思ったのですが、
その10年以上も前の設計とは、さすがとしかいいようがありません。
旅は、こうした偶然の出会いがあるからやめられません。
(仕事ですけど)

いつまでも残っていてくれることを祈りつつ、次の目的地へ。




ボローニャでブルー

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ランボルギーニ本社でのウラカン技術説明を終え、
ボローニャのホテルに戻って、夕食までの3時間ほどの空き時間、
ボローニャの街を逍遙しました。
宿泊しているホテルの隣には、青いターバンの少女が来ている模様。

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この僥倖をみすみす見逃す手はありません。
映画『真珠の耳飾りの少女』もよかった。
果たしてホンモノは......。

溜息しか出ませんでした。
きっと、日本ではあんなに間近で、
しかも、たった数名でご対面〜、なんてできないでしょう。
ああ、やっぱり行って良かった。
また、展示されている部屋も良かったですね。
イノベーションされたPalazzo Favaの部屋で観る青いターバンの少女は、
とても印象深いものがありました。
無機質な現代の美術館で観るのとは、また違った趣き(観てないけど)。
たぶん、16世紀ぐらいに建てられた、
もともとの建物に描かれたフレスコ画や、天井の装飾。
(天井の装飾は必見! です)
建物自体が持つ時間の流れと、空気。
16世紀の建物の一室で、
17世紀に描かれた青いターバンの少女を観る......。

久々に絵画でカタルシスしたあとに、ひとり歩くボローニャの街は、
すべてが美しく目に入ってきました。
そして、この感情を話すことができる相手が、いま、いないというのが、
ちょっとブルーに感じられたのでした。

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(自転車に乗りながらも手を繋ぐというのが、微笑ましい......否、羨ましい)

ちなみに、私は映画のあとにメジャーになった呼び名より、
鮮やかなフェルメール・ブルーに敬意を表して、
青いターバンの少女と呼ぶことにします。




コンクリートとアート

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イタリア国立21世紀美術館へ。
伊太利初の現代美術館。
驚くほどの総工費、工期の遅れ......、いろいろありますが、
コンクリート好きとして、このザハの美術館は興味ありました。

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2010年にオープンしたイタリア国立21世紀美術館ですが、
内部の階段の曲線、天井のスリットのライン、照明......
最近のクルマのデザインに通じるところも。
階段の金属メッシュは、いわゆる工業製品をそのまま使ったようなもので、
個人住宅でも見られる手法(コストカットにもなる)。

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しかし、日本人的な視点から、ところどころ納まりの仕上げが雑な箇所があり、
ちょっと残念でした。
あと、曲線でできた真っ白なカウンター、
デザインはいいのですが、オープンから3年たったいま、
日々の使用で、足が当たる部分が欠落していたり、
階段の下に配された照明となっているポリカ(だと思う)板に、
虫の死骸やホコリが溜まっていて......。
コンクリートと鉄、そしてガラスでできた現代建築、
あと20〜30年ぐらいすると、いい具合に古美てくるんだろうなぁ。
そのときにまた、訪れたいですね。

で、何しにこの地を訪れたのかというと......。
これからその目的の総本山へ行って参ります。




懐かしのタイムスリップ

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愚息①の夏休みは終了しましたが、
この夏、どこにも連れて行っていないので、
週末に大鉄道博に行って参りました。
(実は、知人からチケットをもらった......)

ニシヤマ家に、鉄道マニアはいません。
大丈夫だろうか......という心配は御無用でした。

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「この定規、持ってたー! 実家に行けばたぶんまだあるかも」と、家人。
おお、そうですか。
若いと思ってましたが、実は......(以下省略)。

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「電池で動いてんだよ、プラレール。だって、持ってたもーん」と、愚息①。
プラレール、全部あげちゃったね、誰かに。
「小学1年生の時さ、プラレールで街つくろうと思って、2階にあがったら、
お母さんが誰かにぜんぶあげちゃってたんだよ。ヒドクね?」
ココロにキズを負った記憶も思い出したようでした。
でも、プラレール、ほんとにもう飽きてたでしょ。
子供はいつだって気まぐれ。

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「これに乗って、博多に行ったなぁ」
なんて、小さいときの記憶が蘇り。
しかし、わたしの関心は、なんといってもこれ。

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(ちゃんとカメラ持って行けばよかった。ザクティだとこの程度。)

村野藤吾氏が手がけたグランドプリンス新高輪そのもの。
飛天の間の螺鈿細工のようにアコヤ貝がちりばめられた天井に、
圧倒されてしまいました。
世代的に、明るい近未来を象徴するかのようなこうした建築物、
非常に哀愁をそそって、大好きなのです。
ウルトラマンのロケ場所にでも出てきそうだし。
なんだか60年代後半〜70年代にタイムスリップした感じ。
建物内部には、陰翳があって、
近頃の明るく開放的なだけの空間とは違います。
空間そのものに重みが感じられるのです。

しかし、帰宅して調べてみると、なんと竣工は1982年。
それなのに、どうしてあんなにレトロなの?
宴会場のエントランスなんて、万博に通じるレトロ感たっぷりなのに。
しかし、これもひょっとしたら見識なのでしょうか。
その後の80年代、90年代バブル期のハコモノには、
哀愁は感じられませんから。
どちらにしても、非常に愉しめた半日なのでした。




叶わぬ夢

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WTCCとALMSが開催されるTIサーキットで、
物欲がまたむらむらと……。

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おそらく、市販品ではなくワンオフものとみられるエンジンクレーン。
BMWのティームが使用してました。
赤とか青とかはあるんですが、
このステンレス無垢がたまらない。
使う使わないは別として、ガレージに欲しい一品。

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そして、この脚立。
撮影の時などに重宝しそうです。
ホームセンターで売っているのは、デザインが悲しすぎます。
でも、代用品もないので使ってますが、
できれば、こんな武骨なやつがいいですね。
しかし、畳んだ状態と、重量が気になるところ。重いと意味がない。

ちなみに、BMWのドイツティームが使っていた工具はハゼットでした。
わたしは日本人なので、KTCを愛用してます。

さて、上記のような「鉄」の素材そのままのツールが好きなわたしは、
太陽の塔と同じくらい、隣の「大屋根」の一部が気になってしまうのです。

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丹下健三デザイン。
トラス構造のこの屋根は、ボールジョイントでパイプをつないであり、
当時はなんだか未来的なものに感じらてたはず。
予想イラストで見る宇宙ステーションとか、
立体化学分子構造模型みたいで、
なにやら最先端なカンジに見えたことでしょう。
しかもこれはスケールが半端なく大きい。
圧倒的な迫力を持って、迫ってくるのです。
万博当時の「大屋根」がすべて揃っている状態は、
どんなにダイナミックであったか、想像すら出来ません。

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さて、ジャガーXKでの道中、S兄ィと、
「叶わなかったささやかな夢」を語り合ったのですが、
(何時間も車内に一緒にいると、いい加減話題がつきてしまうのです)
わたくしの場合、
あと10年はやく生まれて、大阪万博に行ってみたかった。
とんでもないエネルギーが、あの地に集まっていたんだろうなあ。
ついでに、コンコルドにも乗ってみたかった……。
と、そんなことをつらつらと千里の万博跡地で思ったりしたのでした。
(実際には、ただいま九州におります。)




大人の工場見学(山陽編)

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明治・大正の近代建築から
高度成長期までの昭和建築をこよなく愛するわたしとしては、
先日訪れた姫路の工場はなかなか見逃せない風情がありました。

初めて見る革をなめす工程も実に興味深いものがありましたが、
工場敷地内の建造物にも実は興味津々。
取材とはまったく関係ない被写体に向かってシャッターを思わず押してしまうのでした。

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創業から100年近くの歴史を持つ山陽の工場は、
古くからある建造物が、味わい深い情緒をたたえています。
それは、実際にいまなお現役として使われているからこそ出せる風情です。

以前在籍していた建築雑誌社で日本の近代建築の本を担当したことがありますが、
そこで牛久シャトーを取り扱ったことがあります。
確かに歴史があって、保存すべき建築物ではありますが、
観光名所と化したいまの牛久シャトーには、
心に響く「なにか」が欠落しています。
観光地然と整備されていることが原因かもしれません。
廃墟マニアでもあるわたしとしては、
いっそのこと廃墟であった方が親近感が持てます。

実はこれ、わたしの場合クルマにも当てはまりまして、
実際に使われている(乗られている)旧車と、
土に帰そうとしている朽ちかけたクルマに、
いいようのないシンパシーを感じてしまうのです。

あっ、
もちろんわたしのE30M3は、
前者の使われる旧車ですのでお間違いなく。

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(実際に現役バリバリの証拠写真)

カーマガジンの撮影後、サーキットを存分に走らせたE30M3。
次号のカーマガジンでは、袖ヶ浦フォレストのインプレが掲載されるので、お見逃しなく。
http://www.car-mag.jp/




実は城マニア(初級)です

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次号BMWERにて進めている、
BMWER特注ネグローニの取材のために、姫路を訪れました。

貧乏性のわたしは、やっぱりこの日も約束の時間より1時間半も早く到着してしまい、
姫路城周辺をあてもなくドライブしたのでした。

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(雨の初秋。フリラン2との最後の旅)

青春期をとある城下町で過ごしたことのあるわたしとしては、
道路や街の作り方がやけにしっくり。
たとえば、城郭の一部に美術館や博物館が建設され、
人工の堀や川(自然の堀)の向こうに市役所が配され、
やっぱり市民病院なんかも城の近くにあるのですね。
で、ついでにNHKも。
そういえば、商店街はアーケードです。

うーん、どうして似たような街の作り方になってしまうのでしょう。
ということをマジメにカメラマンM氏と議論していたら、
取材の約束時間になってました。

大人の工場見学第2弾。

ネグローニの革はどのようにつくられていくのか、
明日以降に乞うご期待。

ところで、取材先で聞いた話ですが、
姫路城は平成の大改修が間もなく行われるそうです。
もっと早く姫路入りして、姫路城に登れば良かったと後悔したのでした。
(もっとも、早すぎて開城してなかったでしょうけど)




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プロフィール

profile

西山嘉彦

大学卒業後、ドキュメンタリー映像の助監督を経て出版業界へ。某建築雑誌で編集技術をマスターし、縁あってクルマ系雑誌編集部へ移籍したのが運の尽き。以来、カメラ雑誌、グラビア誌、BMW専門誌など自分の興味あることを中心に雑誌を立ち上げ、AUTOCAR JAPAN副編集長としてネコ・パブリッシングに移籍。現在、ROSSO/BMWERの編集長を兼任。座右の銘は「吾唯足知」って、ウソ。本当は物欲が抜けきらない、煩悩のカタマリ。いつも心の中でお経のように「吾唯足知」と唱えて、心を諫めているのでした。日本旅行作家協会会員。

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