嵐を呼ぶ男の主人公はドラマー、ということではありません。
不肖ニシヤマ、自らのことをそう呼ばせていただきます。
というのは、こちらのブログ記事からのつづき。

(ぐぉぉぉ、シ、シフトがぁ......)
確かに、目標タイムをクリアしましたが、
実はその陰に、いろいろ試練がありました。
走行中にシフトが抜けちゃう、なんてことが......。
第9コーナー入口で減速、2速に落としてアクセルペダルを踏むと、
あれれ、エンジンがまったく反応しない。
シフトがニュートラルに戻ってしまっておりました。
また、裏ストレートで減速した際には、4速に入っているはずのシフトが、
ニュートラルに抜けていたり......。
予選では、クルマに慣れる以前に、シフトのトラブルに泣かされたのでした。

決勝までの短い時間にYメカニックが応急処置を施してくれたのですが、
残念ながら完治せず。そんな状態でレーススタート。
思えば、まともにこの赤いM3で走るのは2度目。
そして結果を出す最後のチャンス。
なのに、シフトに爆弾を抱えた状態。
普通に考えたら不利な条件ばかりが揃っているのですが、
ここは編集者としての演出魂に火がつきまして、
むしろ条件が揃ったと、ワクワクしてしまったんですね。
ここで結果を出せば、ドラマだよなぁ、なんて。(誌面的にオイシイ!!!)
第9コーナーと最終コーナーは、右手でシフトをおさえて、片手運転。
そんな状況でしたが、1周走るごとにタイムを詰めていって、
ベストラップが最終ラップという、なんとも劇的なシーズン終了となったのです。
ピットでは、クリアになった5周目、6周目で目標タイムを切れなかったとき、
諦めムードだったらしいことを後で聞かされました。
確かに、タイヤがたれてきて、後半になればなるほど不利になりますから。

この点、アドバン・ネオバAD08のポテンシャルのお陰と感謝。
レースで使用するのは5度目、東京〜大阪間を何度か自走で使ったタイヤです。
2010年のユーロカップは、このアドバン・ネオバAD08でフル参戦して、
タイヤの持つポテンシャルを試そうと思っていたのですが、期待以上の性能でした。
そんなわけで、公道用シルバーM3にも、同じサイズのAD08を履かせちゃいました。

ゴール後、Yメカニックと涙の抱擁。
こんなに嬉しいのは、高校受験合格、大学受験合格、結婚(念のため)、
2人の愚息の誕生、以来、かな。

実は、この日のゼッケンも、偶然にもわたしのラッキーナンバー「37」。
受付を済ませたときに、この日はイケルと予感してました。

逆境だからこそ楽しめることって、あるんですよね。
達成したときの歓びも倍増することですし。
大学を4年間(ここ重要)で卒業したときも、
月曜から金曜日まで、みっちり取れる授業をすべて受講し、
ひとつも単位を落とせない状態、プラス卒論つきという状況、
しかも、学部の登録ミスで夏休み前の「卒業見込み者」に
名前が載っていないという不慮の事故......。
そして就職活動。
そんな状況できっちり卒業したので、成績はさておき、
「大学をキチンと出た」という充実感だけは記憶されております。
フツーは、4年生にもなると、卒論とほんのちょっと単位を残すだけなんですけどね。
(つまりどれだけ1、2年生ときに遊んだことか)
目標タイムはたいしたタイムではありませんが、
それでもギリギリでクリアできたので、2010年のユーロカップは、
いままでで一番やり遂げた感があって、充実したシーズンでした。
バックアップしてくれたアクティブカーズに感謝。
まー、いつもこんな感じでギリギリセーフって人生なのですが、
平凡な日常をドラマに変える男、つまり、お騒がせ男と言うことでもあります。
どうして、こんな半生を振り返るようなことをブログにアップしたのかと言いますと、
昨年末のクリスマスに、いろいろ身辺に変化が起こったからなのでした。
次回につづく......。