●FISHFRY USA
FISHFRYが本家カリフォルニアのオーシャンサイドで行われた。
CA在住のライターShinさんから「行ってきたよ~」というメールをもらったので
「じゃあ、レポートお願いできますかー?」ということで簡単に様子を語ってもらった。
FISHFRY USA/AB3(Anything But 3)
text◎Shin Yamasaki Apr/2/09
今年もフィッシュフライが行われるというので出かけてきた。
フィッシュフライはシェイパーとユーザーの交流が目的で
商業的なイベントとは一線を画すイベント。
もちろん結果としてそれがサーフボードのオーダーに繋がることもあるだろうが
シェイパー同士、まあ言ってみれば商売“敵”同士が情報交換をするチャンスになり
ユーザーにとってはデザインのトレンドや見たことのないボードに触ったり
乗ったりすることが出来るとても楽しいイベントである。
そんな趣旨なので会場の空気はゆるく、とても居心地のいい場所だった。
もし、イベントだということを知らなかったら、何かのビーチパーティとしか思えない
そんな雰囲気だ。
場所がサンディエゴのオーシャンサイド・ハーバーということで
地元サンディエゴのシェイパーが目立ったが
面白かったのはシェイパーたちが一日中ウエットスーツを着て
お互いのデザインを確かめ合いながら
海に入っては「あーでもない、こーでもない」と熱く語っていたことだ。
横で聞いているだけでも、もの凄く興味深かった。
フィッシュのイベントとはいえ
今回は“3本以外なら何でもOK”というサブタイトルが付いており
シングルフィンから数えきれない(?)くらいのマルチフィンシステム
それに全く新しいデザインも多く見られた。
なかでも目を引いたのは、ドナルド・タカヤマの新しい(古い?)デザインで
従来のフィンが前後逆になったような形をしている。
聞くところによると、昔あったタイプのデザインをリファインしたとか。
スティーブ・リズもハワイからきており
彼のオリジナルのフィッシュを見られたのはラッキーだった。
なにしろ彼は、フィッシュの生みの親だから。
また全体に多いな、と感じたのはボンザー・タイプのセットアップ。
トライフィンと違ったドライブ感と大きなラインをシャープに描けるこのシステムは
まだまだ将来がありそうな気がする。
'80年代初頭にトライフィンが主流となり
長い間目が向けられなかった“3本以外のデザイン”。
経済不況に押されて元気をなくしたアメリカだが
クリエイティブなことにかけては一流といえる国柄だけに
これでもか!というアイディアがますます出てくることは間違いない。
フィンのデザインはシェイプやテンプレートとも密接に関係しているから
驚くようなアウトラインのボードも出てきている。
若いシェイパーは10代前半、マスターシェイパーは70歳以上と
世代を超えたアイデアの交換も行われ
これからもっとエキサイティングなボードが出てくるのが楽しみだ。(完)
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一部のボードマニアから「フィッシュもそろそろ落ち着いてきた」などの声も聞くが
生まれ故郷のCAですら、まだまだ進化を辿っているようだ。
日本に至っては、昨日今日始まったばかり。
フィッシュを含むトランジション系のボードを抱えたサーファーを
やっとちらほらビーチで見かけるようになった程度である。
あまりにトレンドの移り変わりが早いため
心配性な我々日本人はどうしても次へ急ごうとする。
メディアの加担する部分も大きいが(反省)
ことFISHに限ってはこれからその真価が発揮される。
国内でも独自に開発が進められ、確かに目を疑うようなデザインもなかにはあるが
フィッシュが落ち着いてきたなど愚の骨頂、そう思えてならない。
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