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2011.4.04

●宮城、そして福島へ

宮城、そして福島へ行ってきました。
具体的には七ヶ浜~南相馬まで。ご存じの通り、
東北が誇るサーフスポットが点在するエリアです。

「僕たちに何ができるのか、いま何が必要なのか」
肌で感じないと分からないことがたくさんあります。
内情も知らず、みなさんに闇雲な支援を呼びかけたり、
必要以上にあおったりする行為は、僕たちメディアの最大の罪です。
そんな事態を招かないためにも、僕たちには自分自身の目で
現地を把握することがどうしても必要でした。

その思う部分についてはこれから咀嚼したうえで、
本業である誌面にて表現したいと思っております。しかし
そうはいっても発売日は1ヶ月ほど先になってしまいますので、
すでにボランティアを考えていらっしゃる方のためにも、
最低限の思いだけ綴っておこうかと思います。

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まず今現在、テレビやインターネットなど報道メディアは、先を競い
「原発」の情報に最大限の報道時間とスペースを割りあてています。
それが間違えと言いたいわけではありません。日本中の人々が
自分自身の身に降りかかる問題ですから、注視されるのは当然です。
僕たちだって心配です。くわえて報道メディアが独自性をもって
表現したいという気持ちも理解できます。速報性も必要です。

しかし懸念されるのは、
そんなメディアの報道配分が、世情を無意識に流してしまい、
「気付けば放射性物質のことばかり気にしていた」
という状態をきたしてしまうことです。サーファーであるがゆえに。

今回、目と肌を通して実感しましたが、津波による被害は本当に甚大です。
おそらくテレビや新聞で目にする以上に。僕たちも写真は撮ってきましたが、
それらを載せることが果たして正義なのか、
目を背けないためにも載せるべきなのかと、正直迷ってしまうほどです。

強く感じたのは、「圧倒的に人が足りていない」ということでした。
現在、被害が大きな被災地の住民はほとんどが避難しており、
すれ違うのは警察、消防、自衛隊、わずかな現地の勤務者と有志、
そして家族や大切な品々を探しに訪れる人々しかおりません。
この日に関しては、報道車両すら見かけませんでした。
現地は今なお多くの人々が行方不明であり、その捜索を進めている状況のため、
地域によっては、まだがれきの撤去に本腰を入れる体制へ辿り着けていません。
がれきには個人所有物が含まれ、撤去すればいいという問題ではなく、
つまり3週間がたった今も、大きな国道など本当に最低限の環境整備だけで、
津波直後の姿を色濃く残したエリアがほとんどです。

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(写真は皆さんに極力心的ストレスを与えない範囲で選んでいます)

そんな状況ですから、まだ多くの地域が一般個々のボランティアを
受け入れる状態が整っていないようですが、これから徐々に、
その力が各地から求められる時が必ずくると感じます。
そのタイミングはおそらく、現時点では悔しいけれど状況を見守るしかできない
原発周辺のエリアよりも、早いタイミングで訪れるでしょう。

現地を見てあらためて思います。やり方は人それぞれあると思いますが、
個人としてできる行動の根っこはいたってシンプルだと。
「お金」、「こころ」、「からだ」の3つです。

Blue.にとって、その行動のひとつが、
こころを集める 「HOPE」プロジェクトだとお考え頂ければ幸いです。
それとは別に、盟友各社とともに義援金を集める「HOPE」プロジェクトも進めています。
そしてこのブログは、ご自身のからだを使って
行動を起こそうと考えている方々へ向けたものです。

Blue.も出来る限りのことを少しずつやっていこうと考えています。
大切なのは、具体的であること。 行動あるのみです。

たとえその行動が心あるものにも関わらず、偽善だと捉えられてしまったとしても、
今は1円でも寄付した人の方が、一歩でも動いた人の方が、強い人だと信じています。

Blue. magazine


追伸
ボランティアについて、こんな文章を目にしました。
http://www.tasukeaijapan.jp/message/
僕は政治的な思想は持ち合わせていませんので、
党派についてあーだこーだ論ずるつもりは一切ありません。
ましてやそれを正誤の判断基準に差し替える気もありません。
しかしこの文章を読んで、少なくともこれを書いた社会運動家の湯浅氏は、
一朝一夕ではない筋金入りのボランティア精神の持ち主だと感じます。
受け取り方はさまざまですけどね、それでいいとも思います。

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コメント

仙台でサーフボード雑貨を製作している者です。
フィッシュフライ楽しみにしています。
それと、今後のBLUE.も、今まで同様楽しみにしてますので、本という媒体で、日本を盛り上げてくださいますようよろしくお願いいたします!
HOPE企画も楽しみにしてます。

メッセージありがとうございます。フィッシュフライ、ぜひ遊びにいらしてください。先日、避難所の方からもハガキを頂き、こちらが逆に勇気を頂いております。いつも通りという姿がどれだけ大切なものだったかを実感する日々です。ですので、フィッシュフライ、今年もいつも通り開催します。盛りあげていきましょう!

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