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バージンビーエム

これはひとつの事件だと思う

みなさんこん○○は。ナガヤマ@BMWBIKESです。

帰国して時間が経つほどに
ケルンで見てきた新K1300シリーズがどんな走りを見せてくれるのか
気になってしかたがありません。



K1300Rはストリートファイター的な凄みがさらに出てそうだし、


K1300GTは無敵ぶりがもっと強調されている感じがします。


K1300Sは、ハヤブサやZZRといったハイパークルーザーたちだけでなく、リッターSS系をワインディングやサーキットで打ち負かしてしまうのでしょうか。

それらには共通して魅力的なオプションが用意されています。

オートシフターは、スロットルを開けっ放しでもチェンジペダルをあげるだけで瞬時にシフトしてくれるので
発信加速やコーナー立ち上がりでの威力はかなりのものでしょう。
HP2スポルトでスペインのアスカリサーキットを走ったときも、その爽快な加速にはしびれました。


進化したリモート可変サスペンション、ESAIIでは、Rサスの減衰やイニシャルのアジャストはもちろん、スプリングレートの変更までできるようになり、ソロからタンデムフル積載の状態までの荷重で適切に車両の姿勢を制御しつつ、動的なアライメントも破綻をきたさないものになり、さらにそれにあわせた減衰調整もできるので、スポーツ走行からゆったりクルージングモードまでスイッチひとつで手軽に変更できます。


標準では、写真のようなハンドルメーター周りですが、さらには、GPで大活躍のダイアグノーシス&テレメトリー対応2Dシステムまで選べます。これは単なるメーターパネルとしてのライダーインターフェイスにとどまらず、マシンの状況把握、セッティング変更など、さまざまなツールとして活用できます。


その2Dのインスツルメント周りをショー現場でさらに近寄って撮影してみました。

何か異変に気がつきませんか?

左のグリップのスイッチに注目してみてください。

そう。ウインカースイッチです。
エフロク系を除くBMWは、K100の登場以降25年にわたり、右と左でそれぞれに独立したウインカーを採用してきました。
ところが、このK1300では、一般的なウインカースイッチに変更されたのです。

拡大してみたのがこの写真。


右側も、他社バイクとそんなに違和感がありませんね。


クランク横置きのいわゆる横K系では、ベベルギアを介してシャフトドライブで後輪を駆動しています。
しかしパラレバーはシャフトの癖をほとんど出しません。
いっぽうのフロントサス、デュオレバーも、テレレバーよりは通常のテレスコピックに近い乗り味です。
独創的なサスを採用しながら、慣れが必要な部分というのは、とっくの昔になくなっているわけです。

そして今度はウインカースイッチ。
他のメーカーのバイクに乗っている人にとっては、
BMWに乗り換えても一切の戸惑いをもはや必要としていない、といっていいでしょう。

Kの登場、そして左右独立ウインカーの登場から25年。
こうして最新のKシリーズは、国産4メーカーを主力とする4気筒エンジンの土俵の上に完全に入り込んできた、と言えるでしょう。
来年からのスーパーバイク参戦も、この流れに沿った象徴的な出来事になるはずです。
CB750の誕生以来、ジャパニーズバイクが創り上げてきたビッグバイクの世界に、
Lツインや3気筒やV4ではなく、直4エンジンで真っ向から挑む在欧メーカーは、
BMW以外にありません。

ウインカースイッチは小さな部品ですが、この変更は、縦置きクランクから横置きクランクに変更されたのに匹敵するぐらい、いわゆるひとつの大きな事件だと思うのですが。

BMWはポリシーを失いつつあるのでしょうか、それとも、ポリシーを実感してもらいたいという思いで、ボーダーを低くしようとしているのでしょうか。
皆さんはどう思われます?


じゃ、また。
RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIKES




カテゴリ:ニュース | コメント:comments (3) | 掲載日:10月14日(Tue)

日本に戻ってきました

みなさんこん○○は。ナガヤマ@BMWBIKESです。

昨日、無事帰国しました。
今回はアリタリアを使ったのですが
行きの便(9月末)はガラガラだったのに
帰りの便はハネムーンのパック旅行の皆さんと一緒で
ほぼ満席、しかもムンムンでした(笑)。
ベネトンとアリタリア労組の交渉も妥結したのでしょうか。

成田から外に出ると、気温もドイツよりやや高めですが
それ以上に湿気が高く、こっちもムンムン。
30分ほどで我が家に戻ると、
ガレージにしまい忘れ外に置きっぱなしだった
旧い自動車のトランク内の部品がサビだらけなのにまずショック。
番犬のゴン(本名はゴンザレス…笑)がクサリを引きちぎって逃げ出したらしく
ぶどう棚の柱にくくりつけられていて、その下の芝生を掘り返されてまたまたショック。
編集部に出社してみると
仕事が山積みになってまたまたまたショック、な感じであります。

今回のINTERMOTでは、数多くのBMWバイクを見ました。
あらためてその中で印象に残った2台を紹介します。





上は、R7というプロトタイプで、BMWの歴史部門、モービルトラディションがレストレーションを施したもの。
もともと、朽ちかけていた車両を所有していたのを、近年レストアしました。
そのレポートは、ドイツの雑誌モトラッドの旧車専門ムックが最近レポートしています。
いわゆる速度記録車のようですが、公道用のスポーツバイクとして計画されていたようです。
下は、R100/7系をベースにした速度記録車で、これもモービルトラディションが保管しているものです。
どちらも、速度記録という共通の、そして人間にとって永遠のテーマを題材にした、今回の歴史部門の展示だったのでした。

次号のBMWBIKESでは、とても読みごたえのある、昔の速度記録にまつわるストーリーも掲載すべく、
ただいま準備していますので、お楽しみに。

N澤さん、コメントありがとうございます。
例のトレーラー、いつか手に入れてみたいですね。
けして人柱ではなく、自分のために(笑)。

ではまた。RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIKES

カテゴリ:ニュース | コメント:comments (0) | 掲載日:10月12日(Sun)

INTERMOT2008で一番気になったものは…

みなさんこん○○は。ナガヤマ@BMWBIKESです。

3日目の取材も終わりました。とにかく出展ブースが多く、とてもじゃありませんが全部は回りきれません。
今日もあっという間に閉館の時間になってしまって、
肝心の原稿書きや留守にしている編集部とのやりとりが滞りがちになってしまっています。
今も編集部のサーバーに写真を移動中なのですが、プレスルームの空いている時間に全部を無事送れるかどうか微妙です。
今日からは一般の人も入場できるので、いっそうにぎやかになってきました。



さて、今回のケルンショー、BMWはS1000RRやK1300シリーズを出して、パーツ&用品メーカーもさまざまな新製品を出してきました。
それらの詳細は、ミラノショーでの収穫とあわせてBMWBIKES45号(12月中旬発売予定)でご報告します。

今回のショーで一番気になったもの、それはBMWシステム6ヘルメットです。
皆さんご存知のように、システム5ヘルメットは、日本のSG規格をパスしないために
国内で発売されていませんでした。
さて、今回のシステム6はどうなるのでしょう。
あいにく会場のBMWのスタッフは、日本の規格を理解している人がおらず、核心をつけてていません。
また、シューベルトやもうひとつのメーカー(まだ内緒なんです)など、OEMメーカーに聞いても要領を得ません。
これは急ぎ問い合わせてみようと思います。
期待させてしまうとナンですけれど、見た感じでは、今度のシステム6は日本の規格を通りそうな帽体の形状をしていましたよ。
それに、サングラスシールドが内蔵されていて、しかもほぼ全面をカバーする大きさでした。
実際かぶってみた印象も良好。早く試してみたいものです。



もうひとつ、個人的に気になったのは、下の写真のようにひし形に折りたたんでコンパクトにできるトレーラーでした。
トレーラーを3台持っている小生としては、これはナイスアイデア、感動しました。
メーカーはキャリーメイトというオランダのメーカーで、日本と同様、土地に余裕がなくガレージスペースも限られるお国柄が出ているんですね。
これはなんとかして輸入してみたいなあ。ちなみに現地価格は、日本での牽引免許が不要なサイズで3000ユーロ程度でした。



ケルンからのご報告はここまでです。
明日の朝、デュッセルドルフからローマ経由で成田に戻ります。

続きはまた。

RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIKES




カテゴリ:ニュース | コメント:comments (1) | 掲載日:10月10日(Fri)

INTERMOT2008の2日目(実は3日目)

みなさんこん○○は。ナガヤマ@BMWBIKESです。
昨日はブログに上げるタイミングを逸してしまいました。どうもすみません。



ツアラーさん、メタボRTライダーさんコメントどうも。
ご質問にあったK1200LTは、現状維持のままです。
小生もオーナーなのでこのモデルの動向はとても気になっているのですが
唯一の縦置きのKシリーズとして、今後も熟成する方向にあるということでした。
で、それに変わる動きがあるのか、異なるエンジン形式も含めた新しいLTの登場はあるのか、
という質問をすると、
これは今日に始まったことではありませんが、
「うん、やってるよ。でもどんなものがいつ出るかは、言えないよ。クビになるから(笑)」
というのが広報のルーディやリアンヌ嬢や開発のボス、ミューラー副社長の常套文句。
で、
「例のディーゼルのコンプレッサーエンジンはどうしたの?」
なんてカマをかけると、
「なんで知ってるんだ!」
と答えてくるのもいつもの冗談話。
ホントに今後どうなるんでしょうねえ。
それから現行ボクサー系も、現状では目立った変化はありません。
STがなくなって、次の動きがあるかも、と思っていたのですが
まずは足元をしっかり踏み固めようという感じですね。

個人的には、あんまり手を広げずにしっかり自分たちの道を進んで欲しいなあ、
という思いです。

SBKにS1000RRがエントリーするということは
来年の春までに所定の市販ベース車を生産販売しなければならないのですが
うまくいくと近々テストできるかも??
そしてスーパースポーツの領域にBMWが手を出すというのは
すごく画期的なことであると同時に
相当にタフな道のりでもあるということです。

今後も注視していこうと思います。

さて用品関係のほうも、ニュースがいろいろあります。
ブログにアップするよう努力しますけれども、手持ちの時間が限られてしまっていますので
もしできなかったときはごめんなさい。

これから某氏とランチに行きます。
マル秘情報は、BMWBIKES次号で。

じゃまた
RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIKES

↓こんな感じで仕事してますよん



カテゴリ:ニュース | コメント:comments (0) | 掲載日:10月09日(Thu)

INTERMOT2008

みなさんこん○○は。ナガヤマ@BMWBIKESです。

いよいよ開幕したインターモト2008(ケルンショー)。
来月に控えるミラノショーに並ぶヨーロッパを代表するバイクショーです。
ミラノショーに出しゴマを温存しているメーカーもあれば、
地元BMWを中心に、新しい提案を出してくるメーカーあって、見所がたくさんありました。
まだプレスデーの1日目の真っ最中なので、
これからおいおい目に付いたものをご紹介していきます。

さて、気になるBMWのブースでは、
事前に写真が公開されていたS1000RRの実車展示がありました。
来年からSBKにいよいよ参戦しはじめるわけです。
会場には現在ドゥカティのサテライトからSBKにエントリーしている元ドゥカティワークスライダーの
ルーベン・ザウスも来ていました。
先日のマニクールでは、彼は第1レースをリタイアするなど本調子ではなかったですが
感触を聞くと、「僕も来年に向けてとてもエキサイトしているよ。SBKはタフなレースだから、簡単には好成績は残せない。けれどベストを尽くすよ」と語ってくれました。

スーパーバイクに傾注する一方で、BMWにとってもっとも重要なツーリングモデルに対しても
変わらずアップグレードを続けています。
今回は、横置きクランクの現行Kシリーズが1300となって更新されました。
具体的なモデルは、K1300S、K1300R、そしてK1300GTです。
エンジンはボアとストローク両方を拡大し1157ccから1293ccにスケールアップ。
このため細部にいたるまでかなり緻密なチューンをしています。
ちょうどエンジン開発のボスがいたので聞いてみたら、相当手が込んでいるようです。
また、HP2スポルトで実用化したオートシフターも採用、ESAは第2世代へ進化しています。
一見すると変わり映えがしない外観ですが、中身は相当作りこまれているので
早く乗って確かめてみたいものです。

注目すべきは、最高出力の発生回転が1200の10250rpmから9250rpmに低めた上で、
175psを発揮させている点。
2000rpmから8000rpmまでの広いバンドで、従来エンジンよりも10ニュートンぶんトルクが上乗せされていて、最大トルクの70%がすでに3000rpmから得られる設定は、まさに道の上に根ざした設定といっていいでしょう。これらはK1300Sの場合で、RやGTでは微妙に設定が異なりますが、基本的には同等のチューンが施されています。
そこらへんのことは、12月中旬に発売されるBMWBKESの第45号でご報告しましょう。

以下、インターモトの様子を写真でお伝えします。


BMWのブースの様子。広大なスペースはホンダ、ヤマハについで3番目の面積。プレスデーなのでまだ観客はまばらです。



INTERMOTはドイツの古い街ケルンのメッセ会場で行われています。広さはモーターショーの行われる幕張の4倍ぐらいでしょうか。



S1000RRのアンベールの瞬間。ベールを持つのは、BMWモトラッドのクーンハイム社長、開発のトップ、ミューラー副社長、エンジン開発責任者ブロブスト、それにレース部門の責任者ハウザー。



BMWモータースポーツカラーに塗られたS1000RRは多くのジャーナリストから注目を集めていました。



アンベールにはルーベン・ザウスも立ち会ってくれました。来シーズン以降の活躍を期待したいところです。



いっぽうこちらは排気量変更にあわせ各部をレベルアップさせた新K1300シリーズ。写真はK1300GT。おやおや、後ろにはよく見ると、K社のキーマンT氏の姿も。お聞きしたところ、やっぱりBMWは気になるそうです。うまいよなあ、こういうところとかああいうところとか、なんておっしゃっていました。ほかのメーカーの方々も見入っていましたよ。




限りなくホワイトに近い新色のK1300Sです。




こちらも新しいカラーグラフィックのK1300S。



こちらは来月チュニジアで開催されるGSチャレンジをイメージしたF800GSのスペシャル。



と、こんな感じで始まったインターモト2008。
これからおいおいアップしていきます。
あれを見せろ!とか、これを教えて!なんてご希望があれば、あと2日は会場にいますのでコメントでリクエストしてください。


じゃあまた!
RideSafe!
ナガヤマ@BMWBIES


…と、最後まで読んでいただいたご褒美に、K1300Sのスペックを最後に張っておきます(笑)

■K1300Sスペック■

Power Unit
Configuration Water-cooled four-stroke straight-four power unit,two camshafts,four valves per cylinder
Bore x stroke 80 mm x 64.3 mm (3.15 x 2.53")
Capacity 1,293 cc
Max output 127 KW (175 hp) at 9,250 rpm
Max torque 140 Nm/103 lb-ft at 8,250 rpm
Compression ratio 13.0 : 1
Fuel supply/engine management Electronic fuel injection, Digital Motor Electronics with integrated knock control (BMS-K)
Valve/gas control DOHC (double overhead camshaft)
Diameter inlet 32
Diameter outlet 27,5
Throttle valve diameter 46
Exhaust management Fully controlled three-way catalyst,EU3 emission standard
Performance/FuelConsumption
Top speed 200 km/h (124 mph) +
Fuel consumptionat a steady 90 km/h (56 mph) 4.7 ltr/100 km (60.1 mpg imp)
Fuel consumptionat a steady 120 km/h (75 mph) 5.3 ltr/100 km (53.3 mpg imp)
Fuel grade Premium Plus, unleaded, 98 RON; automatic knock control also allowing the use of premium down to 95 RON
Electrical System
Alternator 580 W three-phase alternator
Battery 12 V/14 Ah, maintenance-free
Power Transmission
Clutch Multiple-plate clutch in oil bath, hydraulically operated
Gearbox Dog-shift six-speed gearbox
Primary Transmission 1,559
Transmission, gear stages I 2,398
II 1,871
III 1,525
IV 1,296
V 1,143
VI 1,015
Secondary drive Drive shaft
Suspension/Brakes
Frame Bridge frame, aluminium, engine load-bearing
Front wheel guidance/ spring elements BMW Motorrad Duolever; central spring strut
Rear wheel guidance/spring elements Cast aluminium single swing arm with BMW Motorrad Paralever; central spring strut with lever system,spring pre-tension adjustable infinitely by hand wheelin a hydraulic process, rebound damping adjustable
Spring travel, front/rear 115 mm/135 mm (4.52"/5.31")
Wheelbase 1,585 mm (62.4")
Castor 104.4 mm (4.11")
Steering head angle 60.4°
Wheels Cast aluminium wheels
Rim dimensions, front 3.50 x 17"
Rim dimensions, rear 6.00 x 17"
Tyre, front 120/70 ZR 17
Tyre, rear 190/55 ZR 17
Brake, front Double-disc brake, fl oating brake discs,diameter 320 mm (12.6"), four-piston fi xed calliper
Brake, rear Single-disc brake, diameter 265 mm (10.4"), double-piston fl oating calliper
ABS Standard: BMW Motorrad Integral ABS (semi-Integral)
Dimensions/Weight
Seat height 820 mm/32.3"(low seat: 790 mm/31.1")
Step arch length 1,810 mm/79.3"(low seat: 1,750 mm/68.9")
Weight Unladen, in road trim and with full tank 254 kg (560 lb)
Dry weight 228 kg (503 lb)
Max permissible 460 kg (1,014 lb)
Max load (in standard trim) 206 kg (454 lb)
Useful tank capacity 19 ltr (4.2 imp gals)
Thereof reserve approx 4.0 ltr (0.9 imp gals)
Length 2,182 mm (85.9")
Height (without mirrors) 1,221 mm (48.1")
Width (on mirrors) 905 mm (35.6")

カテゴリ:ニュース | コメント:comments (4) | 掲載日:10月07日(Tue)