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2007年7月 2日

いろいろありました・・・。その3 A40 Farina & カニ目

さて、カニ目のトラブルも一応解決したところで、本題のファリーナ復活大作戦の開始です。

まずは吹き抜けたガスケット。今回は、より耐久性を求めメタルガスケットを使って組み上げることに。

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見た目にも随分と丈夫そうなメタルガスケット(下)

手に取ってみるとまずその重さにビックリ。ペラペラの純正品の何倍もの重量があります。
じっくりと観察してみると、上下2枚の金属製シートで中の芯材が挟むサンドイッチ構造で、4カ所のリベットで固定されています。
表面は凹凸(ビード)加工されており、ヘッド/ブロックの圧着面にバネ力として応力を発生させ、シール性を高める役目をし、均等に面圧が出て安定した保持力が得られるのが特徴のようです。

あと、厚みも増すので(いくつか種類があるようですが)フラットピストンにはちょっと少ない燃焼室容量のファリーナのエンジンには圧縮を落とす意味でも丁度良いかもしれません。

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メタルガスケットをブロック面に落とし込み、ヘッドを載せて規定トルクで締め付けます。
プッシュロッドを差し込みロッカーアームを取り付けてタペット・クリアランスの調整をして作業は完了。


さて、早速エンジンに火を・・・っと思ったけど燃料ポンプが無かった!


ポンプを調達しなきゃいけないんだけど、機械式は例のカニ目に使ってたタイプしかないんですね。
もう一度同じポンプを購入する勇気はボクには無い(笑)
それに今、ポンドもユーロもドルも外貨はみな高いんですねぇ

実はファリーナが僕のところへやって来た当初は、機械式ポンプと電磁式ポンプの2個が並列で装着されていたんです。これは英国でラリー・マシンとして活躍していた時のなごりで、実戦に耐えるためのヘビーデューティー仕様になっていたわけです。

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電磁ポンプはドライバーの手元のスイッチでON/OFFが出来るようになっており、万が一機械式ポンプに不具合が出た場合でも電磁式で補えるようになっていたようです。

しかし、残念ながら電磁ポンプは故障しており、エンジンをOHする段階で取り外してしまいました。

そんなこともあって、電磁ポンプを装着することにはまったく抵抗なく、今回ファリーナは電磁ポンプ化することにしました。それもセレクトしたのはミツバ製。メードイン・ジャパンです。

理由その1
サーキット走行などの高回転時にはどうしてもオイルを吹いてしまうのですが、これを抑える為にクランクケース内のブローバイガスを速やかに放出したい。これにはブロックから直接抜くのが最も効果的で、メカニカルポンプを外した穴から抜くのが加工を必要とせず一番良い方法だから。

理由その2
ファリーナにはウェーバー・キャブが装着されており、機械式に比べ燃圧や吐出量がより安定する電磁式のほうが有利だと思うから。

理由その3
ミニやスプリジェットに取り付ける場合、小型・軽量で取り付け場所を選ばず、しかもリーズナブルの三拍子が揃ったサイコロキャラメルみたいな英国製のアレを着ける場合が多いようですが、どうにもあの金魚ポンプのような作動音が常に室内に響き渡るのが、毎日アシとして使うファリーナにはちょっと辛い。その点、ミツバ製はエンジン始動後は殆ど作動音が出ず、とても静かだから。

理由その4
何よりも信頼性。ずっと作り続けられて愛用者も多いことが全てを物語るこのポンプ。トランジスタ・タイプは石が逝っちゃうともうお手上げですが、ポイント式ならなんとかなりそう!?(まぁダメになる時はどれでも一緒だろうけど)
あとペーパー式のフィルターを内蔵しているので、ライン状にあらたにフィルターを備える必要が無い。

ちょっと理屈っぽくなっちゃいましたけど、作動が安定してて丈夫でしかも静かってことが決め手でしょうか。

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そんな感じで元々着いてた場所へ装着した電磁ポンプ。 あれ?と思う方も多いと思います。そう、本来なら燃料タンク付近に取り付けるのが通常。これはポンプの特性で、引っ張るよりも押し出す力のほうが強いからなんですが、ファリーナはホーシング手前の垂直面付近にはリアのシャーシ・マウント・ブレーキシリンダーなんかがあってスペース的に厳しいという判断からです。ファリーナは可倒式リアシートで、明確にトランクルームが別れていないので、必然的にエンジンルームとなってしまうんですね。

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ポンプの装着が終わり、ブローバイ・ホースが3系統となったので、手作りオイルキャッチタンクもこんな感じで作り直しました。

さて次の作業はこれ。タイミングチェーンです。

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実はエンジンをOHした時に新品のチェーンを使って組んでいるのですが、伸びてしまったのか遊びが増えたらしく、以前からイヤな異音が出てたんですね。積算距離的にはたいしたキロ数ではないので、運転の仕方が悪いのか・・・。 いずれにせよ、もう一度新品で組んだところでまた直ぐに伸びてしまいそうなので、1本よりも2本のほうが当然強いだろうと安易な発想で、今回おもいきってDuplex KITを使ってダブルチェーン化してみました。
耐久性という点では距離を重ねないとなんとも言えませんが、イヤな音は完全に消えてガサガサした感じも無くなり、とても気持ちいいフィーリングに変わりました。

そして最後は、ずーっと悩みの種だったフロント・ブレーキホースをついに交換です!

ファリーナのフロント・ブレーキは8インチ径で、ホースもカニ目やA35より長いものが使われており互換性がないのです。ホースは劣化が進んでおり、ぶよぶよと軟化して安心出来ない状態でした。
でも、国内はもちろん本国にも無いんです。でもブレーキは命に関わる重要な部分だし、だから製作するしか方法がないようで、費用的にもずっと悩んでいました。

・・・ですが、あったのです! そのままポン付け可能なものが! しかもフェイズワンの在庫品で。

A40-011.jpgA40-010.jpg

見てください。長さピッタリでしょ? 実はこれエランのものです。

エランのフロント用が無加工でファリーナにドンピシャでした。 これで定期的なホース交換も困ることはありません。 似合う似合わんは別にして、ステンメッシュによるペダルタッチ改善の効果も絶大でした。よかったよかった。 発見者の綿貫さんに感謝です。

今回の一連の作業中に車検が切れてしまい、車検を受けてようやくファリーナは帰ってたのですが、こんな感じでどんどん良くなっていく我が相棒。 おかげさまでものすんごく調子がいいです。

ただ、修理代・部品代・車検代・自動車税のクワトロパンチでオーナーは完全にノックアウトして、しばらく放心状態から立ち上がれない状態だったらしいです。。。

おわり

投稿者 中村優 : 2007年7月 2日 13:51

コメント

僕も自動車税4台分払ったら、もう家計がピンチ!
オクムラ・レーシングは活動休止です。。。苦笑
あ〜!!
A35の車検が切れた。。。泣

投稿者 ジェイ☆奥村 : 2007年7月 2日 16:06

4台分・・・ って  しかも1台はマスタングじゃんか(笑)

しかも4台とも不動車じゃんか(笑)

投稿者 ふぁりーなナカムラ : 2007年7月 2日 17:07

ジェイ殿
A35放置プレーじゃん。こっちも車検切れかい。不動車いい加減処分しなないとねぇ。
私も本日2台分の自動車税完納してきました(笑)そう言えば私のオースチンどうなったんだっけ??

投稿者 IMP乗り : 2007年7月 2日 17:54

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