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2008年11月 の記事
2008年11月28日
モーリス1100のレストア 第18回(鈑金編-10)
皆さんは、第1回目にお届けしたNEKOモーリスの現状把握を憶えていらっしゃいますか? フロアとサイドシルの間にあった謎の当て板・・・
ついにそこをご開帳する時がきました・・・
・・・結果はこのとおり。
旧車にありがちな・・・といえば、そのとおりですが。はっきり言ってショックです。
サイドシルが丸ごと、見事なまでに腐っていました。
で、その修復がはじまります。
サイドシルということは、つまりADO16のモノコックボディの剛性を維持している要の部分でありますから
作業前には、車内にご覧のような補強を入れておく必要があります。
・・・で、よーく見ると、サイドのロッカーパネルの惨状もさることながら、フロアとの接続部がものの見事に崩壊しているのが分ります。
確かに水も溜まりやすいし、傷つきやすいし、痛んで当然・・・といえる場所なのですが。
それにしても酷い。
じゃあなんで今になってこの惨状が分ったのか?
その秘密が第1回の現状把握にあったのです。
例の謎のパネルを剥がしてみて、そこから摘出された構造物の写真がコチラ。
つまりあのパネルでアラ隠しをしていたのですね。嗚呼・・・
しかもそのパネルを裏返してみたら・・・ク、クーラント!?
そう。クーラントの空き缶(それも年代モノ)を加工して、貼り付けてあったのです。
よくフロアに開いた穴をブリキの缶で塞いだ・・・なんて話を聞くことがありますが、
まさか自分の身に起こるとは!
で・・・サビきったり、腐りきった構造材を整理してみたのがこの写真。
なんとロッカーパネルに隠されていた中は、このような複雑な構造材で構成されていたのですね。
うーん、なかなか手間の掛かったクルマだな、ADO16。
でもそんな繊細なつくりが、40年後の今となってはアダになってたりして・・・
来週につづく。
投稿者 藤原彦雄 : 09:58 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月27日
モーリス1100のレストア 第17回(鈑金編-9)
前回、右サイドのドアの鈑金の模様はご報告しましたね。
その際、左側は再生不能・・・と書いたのですが、その惨状がコチラ。
確かに外側のパネルもボコボコしてましたが、内側はホントーにサビだらけ。
しかも前後とも。うわー。
で、結局1枚板から作り直すことに。
永遠ボディーとしてもコチラの方が、作業としては簡単とのことですが
よーく見て!
ドアハンドルの凹み部分。ここもまるで一発プレスされたかのような見事な仕上がり。
サイドのプレスラインもビッチリ決まってますよ。
投稿者 藤原彦雄 : 13:50 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月26日
モーリス1100のレストア 第16回(鈑金編8)
フロントの作業がひと段落・・・と、ホッとする間もなく
永遠ボディーではインナードアの作業がはじまっていました。
これは腐ったドアのインナー部分に、新造したパネルを溶接、整形しているところ。
オリジナルのラインに沿って丁寧にカットしたら、切断面を整形。
そして溶接跡もしっかり整形、ナラしていきます。
(こーゆートコロは、見えない部分なので、手を抜いてもいいわけですが、この辺が永遠ボディーの拘りの一端なのですね)
そして作業が終わったら、すぐにサビ止めを。
こういった作業をそこかしこで、地道に進めていくわけです。
投稿者 藤原彦雄 : 14:11 | コメント (1) | トラックバック
2008年11月25日
モーリス1100のレストア 第15回(鈑金編7)
さて永遠ボディーでの鈑金編も、もう7回目。
ようやくフロントまわりの鈑金が完成しました。
結局、作り直すことになったフロント下半分はこのとおり。
バンパーで隠されていた部分を中心に腐食が激しかったようです。
でも、この写真を見てこれで完成? って思った方。
大丈夫です。すべての鈑金作業が終わると、次に下地仕上げって工程がしっかり控えていますから。
例のバランスパネル部分のプレスラインもこのとおり。
今回は、全てを切り接ぎで処理しましたが、コストと時間を考えると
新品のパネルを移植したほうが、現実的かもしれませんね。
以前ブラスト処理のときにお知らせした、過去の鈑金跡。
ハンダで盛られたあとを削ってみたら、凸凹のパネルが出てきました。
こーなると、ここも直さなきゃいけません。
「なんか気になったんですよねぇ。で、開けて見たらこのとおりでした」
とは松村さん。さすがプロの勘。するどい。
投稿者 藤原彦雄 : 10:58 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月21日
モーリス1100のレストア 第14回(鈑金編-6)
さてさて、またフロントマスクに戻ります。
前回、バランスパネルを新造したところまではお話しました。
で、できたパネルは、こうして仮組みをして、微妙なバランスを整えていきます。
このとおり。
組み付けがほんの数ミリズレただけでも、印象が変わってしまいますから、この作業はとても大事。
ここが納得いくまでできたら、続いて左右の部分をそれぞれやっていきます。
なぜなら・・・
ほら。裏はこんな状態だから。
なぜ一度にやらないの? とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが
今回のコンセプトが、オリジナルのパネルは可能な限り残すというものである以上
こうして、地道に作業していくほかはないのです。
ちなみに全体像はこんな感じ。
「やっぱスゴかったでしょう」とは松村さん。
じゃあなぜフロントがこんなに腐るのか・・・
もちろん、雨水の影響とかはあるでしょうけど
水が溜まるような状況じゃなくても、こういうことはあるそうです。
基本的に湿気がある以上、サビるのは仕方ないことですからね。
つまり、年式を考えると、ある程度仕方がないことだということ!
ちなみに接いだ正面のパネルがサビてるのが気になりますが、
これは仕上げ前の写真。新規部分のサビは表面に浮いているだけなので、
このあとの仕上げで問題なく処理されています。
(でも鉄って簡単にサビちゃうんだなー)
・・・ということで、左右のパネルも新造(そして1回ずつ仮組み、調整)をしていきます。
見て! このプレスラインの再現っぷり。
すごいなー。
投稿者 藤原彦雄 : 10:41 | コメント (1) | トラックバック
2008年11月20日
モーリス1100のレストア 第13回(鈑金編-5)
ふー! ギリギリ今日の更新に間に合ったー!!
さて、ドアの板金です。
残念ながらNEKOモーリスのドアは4枚とも、サビ、腐りが出ている状態。
特に左側は酷く、こちらは切り接ぎ不能。右側は、それでもまだ状態が良かったため
腐っている部分を切り接いでいきます。
これはドアのインナー部
インナーのメンバーの付け根。つまりドアの下側の部分が腐っていました(写真左端の部分)
よって、ここを切断し、新規で作ったメンバーを切り接ぎます。
拡大してみてください。どこで接いでいるかわかりますか?
・・・ということは、ドアの底の部分も同様。
こちらも該当箇所を切り接いでいます。
もちろんアウターパネルも例外ではありません。
以前、松村社長から宣告されていたとおり、ドアの下1/3くらいはサビに侵食されている状態。
剥離した段階では、一見キレイに見えましたが、裏を返すとこのとおり。
よって、ここも切り接ぎをします。
これは裏側から見た様子。
こっちが表面。
・・・こうしてナラしてしまうと、よーく見ない限り接合面がわかりません。
手で触ると、ツルツルです。
スゴイ!
投稿者 藤原彦雄 : 23:31 | コメント (2) | トラックバック
2008年11月19日
モーリス1100のレストア 第12回(鈑金編-4)
すいません、締め切りのドタバタで無断欠席しました。
さて、前回のつづき。
パネルを接合した部分をナラす・・・という専門用語が出てきましたよね。
ナラすとはなにか。
さっそく松村社長自らに実演していただきます。
これは某車のアルミパネル。パネルとパネルを合わせた部分に
(この場合は切り込みでしたが)には、当然溶接をしていくわけですね。
すると、このような溶接跡が出現します。
さて、これをどうするか・・・
そこで右のような工具が出てくるのです。
鈑金職人の命ともいえる、ハンマーと裏当ての型です。
松村社長は、該当部分の裏に型(これも部分部分に合わせ、様々な種類がある)を当てて
その上からハンマーを当てていきます。
ガンガン! と叩くのではなく、軽くコンコンコン・・・と。
(その感触を手で味わってみましたが、ほんとにフェザータッチという感じ。このタッチがミソなんだとか)
ある程度叩いたら、金ヤスリを当てていきます。
そして様子を見たら、またハンマーで・・・
という作業の繰り返し。
その間に、ワイヤーブラシで磨いたりもして、地道に進めていくのですが
本当に見る見るウチに溶接跡が消えていくのです。
そして完成。
ちょっとフラッシュが強すぎますが、本当にどこで接いだのか境目がわからないほどに
仕上げられています。
この一連の過程をナラシというのですね。
ここをある程度で済ませて、パテで修正・・・なんてことをする工場もあるそうですが、
やっぱ仕上がりに大きな差がつくのは・・・お分かりですよね。
ただ、このナラシ。昔の鈑金職人には必須の技術だったのですが
ひととおりマスターするのに10年以上!掛かるという技なため、最近出来る職人さんは
減少の一途だとか。
もちろん松村社長のポリシーで永遠ボディーさんの職人さんは
皆さんマスターされているそうですが・・・
というわけで、明日からまた実作業に戻ります。
投稿者 藤原彦雄 : 16:18 | コメント (2) | トラックバック
2008年11月17日
モーリス1100のレストア 第11回(鈑金編-3)
いよいよ鈑金です。
久々に永遠ボディーを訪ねたら、
こんなショッキングな姿に。
しかも外されたフロントマスクには、さっそく新造のパネルが貼り付けらています。
一体どうしたというのでしょうか?
「これ見てくださいよ」
と松村さんが見せてくれたのは、新造パネルに取って代わられた旧パネルの内側。
確かにサビてます。腐ってます。
しかもこれはホンの一部。
病巣は確実にパネル全体に広がっていました。
実際、自分のクルマのパネルの裏側がこうなっていたら卒倒しますよね。
ちなみに外したパネルの内側はこんな感じ。
一見汚れているので判断がつきませんが
松村さん曰く、問題ないとのこと。
で、新しいパネルの方はどうやって作るのか?
それは松村社長が、一枚の鉄板から、曲げたり、叩いたりして
文字通り手作りで作るのです。
クルマの仕上がりを左右する微妙なアールは、このように元のパネルから
型紙をとって、細かく微調整を加えながら、寸分たがわぬモノに仕上げます。
例えば、パネル中央の凹状の部分も完全再現。
まるで最初からプレスで作られた1枚板のよう。
こうして作られたパネルはスポット溶接されたのち、
完全に溶接。のちにナラシをして仕上げられます。
ナラシ?
聞きなれない言葉ですよね。
その説明は次回ということで。
投稿者 藤原彦雄 : 18:06 | コメント (2) | トラックバック
2008年11月14日
モーリス1100のレストア 第10回(鈑金編-2)
永遠ボディーで全体にブラストまでかけて、表面のサビを根絶やしにしたNEKOモーリス。
そのまま放っておくと、またすぐサビに毒されてしまうため
すぐにパパッとプライマーを掛けます。
こうしてみると、何事もなさそうですが
何はともあれ最初に手を付けるという、フロントマスク。
松村さん曰く、下半分は腐ってるということですが、果たして……
こちらは、今さら説明する必要もない、サイドシルの惨状。
長年の酷使によるサビ(水が溜まりやすいのでしょうか)はもちろんのこと、
数度にわたってブツけたと思われるダメージが、さらに拍車を掛けてる感じです。
素人目には、こっちのほうが酷く感じられますね。
一方、以前お知らせした外側に比べ、ドアの内側は意外と程度が良さそう。
こっちは、サクサクと無事にしのげるか?
投稿者 藤原彦雄 : 14:54 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月13日
モーリス1100のレストア 第9回(鈑金編-1)
さて、剥離も終わり。
次は全体にプライマーを塗付し、いよいよ鈑金…となるのですが
永遠ボディーの松村さんから
「剥離して、手で磨いても、どうしても取れない小さなサビがあちこちにあるんですよ。
まぁ、そのまま作業に移っても問題ないんですけど、せっかくここまでやったのだから
サンドブラストして根こそぎサビを取りませんか?」
との提案が。
プラス15万円ほどの出費となりますが、う~ん
ここはひとつお願いすることにしました。
これはブラスト後の画像。
なんか風呂上りのようにさっぱりしてます。
で、ブラストの結果、松村さんは
以前お知らせしたハンダによる過去の鈑金跡の様子が気になるよう。
え、まさか??
投稿者 藤原彦雄 : 02:03 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月12日
モーリス1100のレストア 第8回(剥離編-2)
さて、先に剥離が進んだ各パネルの状況を見ていきましょう。
これはトランクリッドの裾の部分。
表面にあった浅いサビのほとんどは、剥離作業で消えていますが
内部に浸透した深いサビは、このような状態で残っています。
こちらは左リアのドアの裾。
かなり深く腐りが進行しています。
もちろん鈑金が必要ですが、今回はオリジナリティを重視するために
使えるパネルはできるだけ残して、継ぎ接ぎをすることにします。
我々素人は、腐っている部分だけを切開すれば良いだろう・・・と思うのですが
永遠ボディーの松村社長いわく、表面に見える部分の3~5倍の範囲で、裏や内部では腐りが進行しているものだそう。
例えばこのドアの場合、表面から見えるのは裾の部分だけですが、内部では松村社長の指差すあたりまで腐りが進行しているそうな。よって、この辺りで継ぎ接ぎが必要とのこと。
こちらは剥離の終わったボディ。
おそらく1960~70年代に施されたと思われる鈑金の跡が出てきました。
当時はパテではなく、ハンダで行っていたのですね。
投稿者 藤原彦雄 : 19:38 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月11日
モーリス1100のレストア 第7回(剥離編-1)
ひととおりパーツを外し、ドアやボンネットなどのパネル類を取り外したら
次は塗装面の剥離作業が始まります。
といっても、剥離材にドボンと漬けて・・・といった乱暴な作業ではなく
職人さんが、自らの手で少しずつ削っていく(磨いていくって表現のほうが正しいかも)という
根気の要る作業が続きます。
剥離の際に、細かいディテールを損なわないように、最新の注意をもって、作業は続けられます。
意外なことに剥いてみたら、状態は良くて一安心。
次回に続きます。
投稿者 藤原彦雄 : 13:31 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月10日
モーリス1100のレストア 第6回(分解編-3)
今週もお付き合いのほど宜しくお願いします。
永遠ボディーでは、粛々と分解の作業は続いてます。
ただパーツを外すだけだろ? と思うところですが
そこは20年以上も放置されていたクルマ。
ひとつのネジが外れずに立ち往生・・・という自体もよくあります。
これはフロントバンパーの脱着風景。
完全にボルトが固着したために、やむを得ずボルト切断ということになりました。
格闘すること約3時間。
オーバーライダーは外れましたが、本体はまだです。
結局、すべてのパーツが外れるのに1週間近く掛かりました。
やはりレストアには忍耐が必要なようです。
投稿者 藤原彦雄 : 09:27 | コメント (1) | トラックバック
2008年11月07日
モーリス1100のレストア 第5回(分解編-2)
いよいよ本格的に分解作業が始まっていきます。
よく、費用を節約するために、自分でパーツを外して鈑金に持ち込むという話を聞くことがありますが
我々は、すべてお任せすることにしました。
・・・とはいえ、前回もお話したように最低限の整理整頓は必要。
NEKOモーリスには、こんなに沢山のパーツやらなにやらが入っていました。
これだけで、時間のロスです。
皆さん、気をつけましょう。
永遠ボディーでは、ひとりの職人さんが付きっ切りになって、分解作業を行います。しかも、ひとつのパーツを外すたびにマーキングして、パートごとに小分けして、場合によっては装着状態の写真を撮って・・・という作業の繰り返し。
一見、まどろっこしい作業に見えますが、こうしておけば組み付けるときに迷うことはありません。
結果的に時間も手間も節約できるということなのですね。
このあたりのシステム作りも永遠ボディーの真骨頂といえるところでしょう。
こうして外されたパーツはしっかり整理されて保存されます。
もちろん、自分でできる! という方もいらっしゃるかもしれませんが
後々のことを考えると、今回のようにお任せでやったほうが良いと思いますね。
投稿者 藤原彦雄 : 14:20 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月06日
モーリス1100のレストア 第4回(分解編-1)
見積もりも出て、いよいよ作業が始まります。
まず行われるのは、鈑金作業の前に、いろんなパーツを取り外し
ホワイトボディの状態に近づけることです。
よって、NEKOモーリスのように、いらないパーツを満載した状態で入庫させるのはもってのほか。
現場で必要のない作業を増やすだけです。
レストアする際は、まず整理整頓が必須。
永遠ボディーの代表、松村敬一さん。
鈑金一筋の大ベテランで、同社に集う数多くの鈑金職人を束ねるボスであります。
松村さんの信条は、失われつつある、本来のマジメな鈑金技術の伝承。
この松村イズムが浸透しているからこそ、永遠ボディーが素晴らしいクオリティを維持している
といっても過言ではないでしょう。
永遠ボディーでは、入庫したクルマそれぞれにカルテと、作業予定表が作られます。
このように徹底的に管理することで、途中から誰が作業を引きついでも、
同じクオリティで仕上げることができる・・・とか。
鈑金、レストアという、曖昧になりがち(どんぶり勘定にも)な仕事を
システマチックに構築し、素人にも分りやすい料金体系と、作業内容を組み立てたところが
同社の大きな特徴といえるでしょう。
では次回から、分解に移ります。
投稿者 藤原彦雄 : 13:02 | コメント (0) | トラックバック
2008年11月05日
モーリス1100のレストア 第3回(見積もり編)
いざレストア! ということで最大の問題になるのは
どこで修理をしてもらうか? ということ。
今回は、機関関係をQED JAPANに、そしてボディ鈑金塗装一式を永遠ボディーでお願いするという
スタイルを採りました。
永遠ボディーを選んだ理由は、ズバリその仕事の丁寧さとマジメさと確かさ。
詳しくは同社のホームページを見ていただければお分かりになるかと思います。
そこで早速現状把握と見積もりをお願いすることにしました。
QED JAPANに入場していたモーリスを診てくれたのは、永遠ボディーの松村敬太さん。
これまで数多のクルマを診てきた目利きだけあって、その指摘は見事なもの。
松村さん曰く、NEKOモーリスの状態は意外と悪くないとのこと。
確かにボディ全体に浮き出たサビや、サイドシル、ドアなどの腐りは気になるものの、
年式と保存状態を考えると、特別に問題があるとはいえないとか。
気にしていたトランクの穴もしかり。
それよりも松村さんが指摘したのは、ADO16系の弱点といえるリアのサブフレーム取り付け部の腐り。
酷いクルマになると、ジャッキアップした瞬間にリアアクスルがズボッと落ちることもあるそうな。
同様にフロントのサブフレーム付け根も弱いそうですが、ここに関しては問題なし。
ということで、永遠ボディーにクルマを持ち込んで数日後、詳細なレポートとともに
見積もりが送られてきました。その合計金額はなんと316万4700円!
以下はその詳細です。果たして・・・
■NEKOモーリス ボディ鈑金見積表
Fバンパー(分解含む) 脱着 10000円(工賃)
左右ヘッドランプ&マーカーランプ 脱着 19000円(工賃)
ラジエーターグリル(分解含む) 脱着 16000円(工賃)
ボンネット 脱着 10000円(工賃)
左右ミラー 脱着 3000円(工賃)
ワイパー 脱着 6000円(工賃)
左右Fドア 脱着 32000円(工賃)
左右Rドア 脱着 32000円(工賃)
ブーツリッド(付属品分解含) 脱着 16000円(工賃)
左右Rコンビランプ 脱着 10000円(工賃)
Rバンパー(分解含む) 脱着 10000円(工賃)
Fウインドー 脱着 35000円(工賃)
Rウインドー 脱着 35000円(工賃)
ボディアウターパネル&各パネル 剥離 300000円(工賃)
Fパネル切開&切り継ぎ修正 鈑金 250000円(工賃)
左右Fドア 腐食切り継ぎ 鈑金 200000円(工賃)
左右Rドア 腐食切り継ぎ 鈑金 200000円(工賃)
左右ロッカーパネルアウター 製作 150000円(工賃)
左右ロッカーパネルインナー 製作 150000円(工賃)
左右Rフェンダー腐食部切り継ぎ 鈑金 80000円(工賃)
Rエンドパネル切開&切り継ぎ修正 鈑金 200000円(工賃)
ブーツフロア一部切り継ぎ 鈑金 150000円(工賃)
Rサブフレーム取り付け部 鈑金 100000円(工賃)
Rサブフレーム取り付け部塗装など 脱着 65000円(工賃)
各部分解時清掃 清掃 55000円(工賃)
各パネル面だし、下地修正 下地 300000円(工賃)
オールペイント 塗装 500000円(工賃)/ 50000円(部品代)
材料費&ショートパーツ 50000円(部品代)
管理費 諸費 30000円
--------------------------------------------------------
工賃合計 2914000円
部品合計 100000円
総合計(税込み) 3164700円
投稿者 藤原彦雄 : 11:48 | コメント (2) | トラックバック
2008年11月04日
モーリス1100のレストア 第2回(内装把握編)
さあ、前回は外装の気になる部分をご紹介しましたが
2回目の今回はモーリスの内装の現状です。
すでに本誌をご覧の方には繰り返しになりますが、しばしお付き合いを。
こうしてパッと見る限りには、なかなか悪くない佇まいなんですけどね。
まずフロントシート。
・・・いきなりレカロに変わっています。
併せて内張りは黒一色に。本来はブルー系の内装のはずですが。
リアシートはオリジナルをベースに、黒いビニールレザーで張り替えられています。
ただ天井はオリジナル。といっても、ヒビだらけですが。
この辺りをどのくらいまで直すのか? それともオリジナルはそのまま残すのか??
難しい選択を迫られそうです。
最大の驚きは、インパネが丸ごとモーリス1300GTのものに換えられてしまっている点。
こんな大改造をするのは大変だったんではないでしょうか?
しかしながら前オーナーの大沢さんは、オリジナルのフロントシートのほか、インパネや一部内張り、ダイナモなどを保管してくれていました。
これらを出来る限り補修してオリジナルに戻す方向にしたいですね。
またエンジンルームはご覧のとおり。色を塗り替えられたり、後付けフォグランプ用のリレーが付いたりと煩雑とした印象ですが、オリジナル度自体は良いかも。
実はこの後、オイルとガソリンを入れ替え、バッテリーを繋いだら、問題なくエンジンが掛かりました。
撮影:奥村純一
投稿者 藤原彦雄 : 11:36 | コメント (0) | トラックバック
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