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ロータス06モデル・イッキ乗りカテゴリ

2006年06月14日

スポーツ・レーサーその12・まとめ

12回に渡って書いてきたスポーツ・レーサー、今回でまとめです。
まず、スポーツ・レーサーというこのモデル以前に、2006モデルとして考えてみました。

とにかく、非常に完成度が上がっていることに驚かされました。
フェイズ2エリーゼの完成形といってもいいでしょう。

特にペダルとシートは見逃せないポイントです。
もはやお役御免となったKシリーズ搭載モデルも捨てがたいですが、
正直このペダルとシートはもう必須アイテム。
これだけでトヨタ2ZZ-GE搭載モデルのポイントが急上昇です。

また、シフトの剛性も上がっていました。
従来モデルはカバーごと揺れてしまう感じがあったのですが、それがなくなりました。
ちょっとまだ馴染みが少なく抵抗感がありますが
シフトフィールもかなり改善されています。
Kシリーズ搭載モデルの少なめの手応えで
「グニュッ、スッ」と入る感じとは異なり
ぐっと力を入れて「ガチッ、ガッチン」と入る感じです。
どちらがいいというのは好みの世界ですが、
かなり荒く操作しても大丈夫そうな印象を受けました。

ただ、ここはほかの完成度の向上ともリンクするのですが
走行距離が2000km強とまだ少ないことも多少影響があると思うので
ほかの距離を重ねた個体と比較してみたいですね。

続いてスポーツ・レーサーそのものについて。
650万円という価格は装備を考えれば、2006モデルの中ではかなりお買い得です。
カラーリングが気に入ったのなら、もう悩む必要はないと思います。
エキシージやそれ以上のモデルと悩む人は、購入後の乗り方でぜひ選んで下さい。

前述の通り、サーキット走行が主な用途なら、エキシージ以上のモデルも勧めますが
ツーリングやワインディングでの走りを愉しむ人なら、間違いなくこっちです。
確かに足まわりは堅めで、高速道路の継ぎ目などはガツンと衝撃が来ますが
それでもA048を履くエキシージよりは柔らかく感じるはず。
ワインディングなどの高速域での安心感は
格段に111Rツーリング/スーパースポーツパックより上ですし
雨天時は、エキシージより安心してアクセルを踏めることでしょう。
実際、かなりのハイスピードで東名高速・下りの山北BS付近を巡航中
急な大雨に降られたのですが、肩の力を抜いて走り続けることができました。
SタイヤのA048じゃ、たぶんこうは行きませんよね。

見た目はちょっと派手めなカフェ・レーサーっぽいですが
オールラウンダーな新世代のスタンダード・モデルという感じです。
限定モデルでなく、ぜひオプションでこんな仕様も追加して欲しいと思います。

結論!
2006モデルの個人的順位……1位スポーツ・レーサー 2位以下未定(今後増えます)
フェイズ1からの乗り換えたい度数……85%

sportsracer12.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月14日 18:38 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月13日

スポーツ・レーサーその11

ここまで、2006モデルの変更点とスポーツ・レーサーの特長を書いてきました。
実はスポーツ・レーサーのスペックは公開されておりませんが、
足まわりと装備などの違いがメインですので、基本は111Rと変わらないと思います。
なので、エリーゼ・オーナーが気にしがちな(笑)重量だけここでは紹介しましょう。

スポーツ・レーサーの車検証での車両重量は基本的に111Rと同じ数値。880kgです。

Kシリーズ搭載モデルは830kgでしたから、50kgほど増加しています。
でも、2004モデルも111Rは880kgでしたから
2006モデルは重くなったワケではないのです。
エアコン、ABS、パワーウインドウ、集中ドアロック、トラクションコントロール……
次々と増えていく装備に対して、ロータスは地道な努力で対処してきました。
LEDテールランプ、スロットルのケーブルレス化、軽量ペダルボックス、ProBaxシート……

でも、そろそろさらなる画期的な技術に期待したいんですけどね。
あの1995年のフランクフルト・ショーのインパクトをぜひふたたび……

sportsracer11.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月13日 18:37 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月12日

スポーツ・レーサーその10

スポーツ・レーサー独自のポイントであり、2006モデルの変更点がシートです。
ボディカラーに合わせ、アーデントレッドは赤いステッチと赤字の「ELISE」ロゴに
ナイトフォールブルーは青いステッチと青字の「ELISE」ロゴになります。

で、このシートなんですが、非常に素晴らしいです。
どれくらいかと言えば、ロータスに部品として発注して
自分のエリーゼに付けたいくらい!

ロータスにより世界で初めてProBax(TM)という
技術が盛り込まれたこの新シートは
背骨の自然な湾曲を維持し、体内の血流を促進するという
医学的に見地から作られものです。
体内の血流量は、2004モデルのシートに比べ最大30%向上しているそうで
血の流れが活発になると、反射神経も向上し、疲労も少ないそうです。

なにせ3時間半/350kmずっと走り続けていても腰が痛くないんです!
これって、エリーゼとしては画期的なことですよ!

しかもランバーサポート機構が必要なくなったので
さらなる軽量化を実現しています。

ウチのフェイズ1のファイバーに布を貼り付けただけの“押し入れ封印シート”に比べたら
倍くらい血の巡りが良いのでは……こんど価格をLCI松尾くんに聞いてみよっと。
sportsracer10.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月12日 18:35 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月11日

スポーツ・レーサーその9

2006モデルの変更点に戻ります。
従来のペダルはアルミの押し出し材を採用した、エリーゼの成り立ちを現す
ある意味象徴的な部品でしたが、2006モデルからは新しいペダルに変更されました。

ステー部分がスチール、ペダルパッドは従来通りアルミです。
ですが従来の押し出し材のものよりさらに軽くなっているそうです。

デザイン的には賛否両論あると思いますが
これは2006モデル最大のポイントと言えます。

というのも従来のトヨタ2ZZ-GE搭載モデルの弱点とも言えた
ブレーキのペダルストロークが減少しており、タッチが非常にダイレクト!
従来はブレーキが効かないわけではないのですが、踏み込む際に
一瞬、「すぅー」っと足応えがなく、空走感があるものだったのです。
これまではABSの装着とブースターの容量の関係で
なかなか改善できないポイントだったようですが、ついに改良されました。
アクセルとブレーキの高さの差もあって厳しかったのですが
これでヒール&トゥなどもラクラクとすることができます。

ところでKシリーズ搭載モデルにはその空走感がなく、最初からガチっとしたタッチ。
だから個人的には、これこそが積極的にトヨタ2ZZ-GE搭載モデルを
推せない理由のひとつだったんですが、これでもう大丈夫!!

ただ、スロットルのケーブルレス化に伴った大がかりな変更だと思いますので
そう簡単にパーツの交換程度で従来モデルには装着できそうにないのが残念です。

最後にクラッチのストロークも若干減少し、かつ重く感じたことも付け加えておきます。

sportsracer9.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月11日 18:33 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月10日

スポーツ・レーサーその8

スポーツ・レーサーの足まわりは111Rスポーツパックベースなので
基本的にエキシージと同じスペックのものです。
ホイールも「Forget(フォージド)」と呼ばれる
軽量7スポークホイールになります。
これは05モデルのエキシージ・パフォーマンスが履いていたものですね。

なお、このセットはTipo別冊“エリーゼ&ロータス2”のP.21で
「111RをEXIGEにグレードアップ!」というカコミで紹介しました。
気になる人はぜひそちらもチェックしてみて下さい。
192PSのパワーとこの足まわりのマッチングは
エキシージ・パフォーマンスですでに証明済みですね。

なお、タイヤだけはエキシージとは異なり
アドバンA048 LTSではなく、ネオバAD07 LTSとなります。

一般道ユースを考えれば、この組み合わせは相当いいですね。
さらに、もしサーキットを走りたくなったのなら
タイヤだけA048に変えてしまえばいい訳ですから……
なお、LTSと付くのは通常のアドバンA048やネオバと異なり
ロータスと横浜ゴムの共同開発モデルです。
当然、市販車としての耐摩耗性能を考慮し
グリップレベルはリプレイスのA048やネオバとは違います。

ついにフェイズ2にネオバの純正サイズが設定されたか、イイなぁ……
ついでにフェイズ1のフロント用の185/55R15も出してくれないかなぁ……

なお、2006モデルは写真のように、樹脂製の小さなオーバーフェンダーが付くようです。
さらに、右に見えるのはオイルクーラーのエアアウトレットなんですが
111Rではツーリングパックのみシングルタイプ
スポーツ/スーパースポーツではツインタイプになります。
エキシージは全モデルツインタイプです。
なのでスポーツ・レーサーは、ツインタイプとなります。

sportsracer8.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月10日 18:32 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月09日

スポーツ・レーサーその7

シフトレバー基部のアップです。
LTC(ロータス・トラクション・コントロール)と呼ばれる
トラコンのスイッチが見えます。
イラストが可愛らしいのは前回書いた通りですね。
時速8キロを超えた時点から作動します。
オンオフは随時可能なようです。

基本的にこのLTC、スリップするタイヤを感知して
スロットルを絞る制御を行います。
ブレーキによる制御は行っていません。

111Rではスポーツ/スーパースポーツパックのみ標準装備。
エキシージでは、スーパースポーツパックでのみ標準となっています。
ちょっと気になるのは、素のエキシージとエキシージ・ツーリング、
111RツーリングパックではLSDとのセット装着になります。
独立して装着したいのなら、それ以外のモデルを選ぶ必要がありますね。

スポーツ・レーサーは前述の通り、111RスポーツパックベースなのでLTCは標準です。

なお、最近の多くのクルマのように、切っておいても最終的に介入することはありません。
オフの時は最後までオフのまま。こういうデバイスなら大歓迎です。
オプションでの価格は94500円ですが、選んでおいて損はありませんよ。

sportsracer7.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月09日 18:30 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月08日

スポーツ・レーサーその6

2006モデルの変更点の続きです。
メーターのレイアウト自体はほとんど変わりませんが
右側にトラクションコントロールのインジケーターが追加されました。
ちょっと躍っているクルマがちゃんとエリーゼらしい絵で可愛いですね。

ところで、なんでフェイズ1〜フェイズ2の極初期まで採用していた
数値で残量を表示するタイプの燃料系をやめちゃったんでしょう?
棒グラフタイプの現在の仕様も、けっして使いにくいわけではないのですが……。
かなり正確だったので、燃費計算がスゴクし易いのに……と
自動車評論家の斎藤慎輔さんも言っていました。
やはりコストダウンや、アメリカ市場に併せた変更でしょうか?

「最新のエリーゼは最高のエリーゼ」……っていうと
思いっきり某ドイツのスポーツカーみたいですが
わずかながら退化している残念な部分もあります。
コストダウンもメーカーとしては必須なのでしょう。
避けられない重量増とともに、今後の課題でしょうね。

sportsracer6.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月08日 18:29 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月07日

スポーツ・レーサーその5

スポーツ・レーサーの魅力のひとつが、この着脱できる標準装備のハードトップ。

なんと言っても雨の多い日本では、ハードトップはオススメです。
111Rでは高価なオプション(378000円)ですが、スポーツ・レーサーは標準装備。
エキシージ系に比べ、後方視界もちゃんとあります(←ココ重要)しね!

実はこの試乗中、間一髪でね●み取りの餌食になりそうでした。
どうしても飛ばしたくなるクルマですし、警●官にも目を付けられがち。
価格的にエキシージかスポーツ・レーサーかで悩む人は多いと思いますが、
サーキット比率が少ないならボクはスポーツ・レーサーを推します。
パ●カーもよく見えるはずですよ。

なお、細かいところですが、2006モデルからは
ドア側にウインドウシールが取り付けられたのでかなり遮音性も上がっている様子。
……高速巡航だったり、ブン回しちゃうと、あんまり変わらないですけどね(笑)。
sportsracer5.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月07日 18:26 | コメント (3) | トラックバック

2006年06月06日

スポーツ・レーサーその4

スポーツ・レーサーのパワーユニットは111Rと共通ですから
192PS/18.5kg-mを発揮する2ZZ-GEが搭載されています。
240RやエキシージSを知ってしまった今、192PSではさほど驚きませんが
実際に乗ってみると、そのパワフルさに驚かされます。
ま、でも、ふだんが118PSのフェイズ1ですからね(笑)。
Kシリーズがもういよいよなくなりそうだけど、
次のエントリーモデルはどんなエンジン積むんだろうなぁ……?
やっぱアレかな?

で、話は戻ってスポーツ・レーサーですが
今回試乗した富士山の麓にあるマイ・テストコースでは
ギア比もドンピシャで、かなりイケます。
ここは見通しのいいコーナーが多く、しかも高低差が適度にあるため
かなりハイスピードで攻め続けることができます。
たまに飛び出してくる“鹿”には要注意ですが……。

気になるのは、新車だからか? 個体差なのか?
それとも2006モデルでエンジンECUのプログラムが変更されたからか?
以前乗った2004モデルや2005モデルの111Rより
ずっとエンジンの吹けがよく感じたこと。
見た目はいっさい変わっていないようだし、
これはスロットルのケーブルレス化によるものでしょうか?

実はこれと同じようなところが、このスポーツ・レーサーには多々ありました。
2005→2006モデルの進化は、フェイズ1が2へ進化したくらい大きいようです。

sportsracer4.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月06日 18:25 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月05日

スポーツ・レーサーその3

こちらがスポーツ・レーサーのもうひとつのバリエーション。
ナイトフォールブルーをベースとし
じゃっかん細めの2本のストライプが入る「タイプ23」風です。
どちらもミラーはホワイトに塗られています。

なお、この「スポーツ・レーサー(Sports Racer)」という言葉は
ボクの横の席に座る和製英国人・ナカジ〜によればクルマのジャンルを表す言葉で
ロータスの歴代モデルの中では、マークⅧ、Ⅸ、Ⅹ、イレブン
タイプ15、17、19、23、30、40などがあてはまるようです。

となると、まだほかにもカラーバリエーションは追加されるのかも?
そんな妄想もちょっとしてみたくなります。
個人的には、アウディのコンセプトカー「アヴス・クワトロ」みたいな
アルミのギンギラボディ仕様で「イレブン」風なんてのがいいかも……?

sportsracer3.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月05日 18:23 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月04日

スポーツ・レーサーその2

スポーツ・レーサーは111Rをベースにした限定車です。
ですので、機能はほぼ111Rに準じた仕様になります。
ただし、111Rとエキシージは2006モデルから装備や内装の違いで
ツーリング/スポーツ/スーパースポーツの3パックが選択できるのですが
スポーツ・レーサーは基本的にスポーツパックに準じた装備となります。
そのためLTCと呼ばれるトラクション・コントロール・システムが標準装備です。
LSDはオプション設定(199500円)となります。

識別ポイントはボディ同色のハードトップと
両サイドとテールの3カ所に貼られた
「Sports Racer」のロゴステッカーですね。

ボディカラーは、基本色をアーデントレッドとし、ホワイトの
両縁に細いラインをあしらった太めのセンターストライプの入る
写真の「エラン26R」風がひとつ。そして……

sportsracer2.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月04日 18:21 | コメント (2) | トラックバック

2006年06月03日

スポーツ・レーサーその1

ボクはエリーゼ・フェイズ1のオーナーですし
仕事がTipoの編集ということもあって
普通の人よりは接点が多いはずなのですが
最新のロータス2006モデルには日々の忙しさもあり
ほとんど乗れていませんでした。

そんなボクに、ロータスの日本正規輸入元であるエルシーアイの広報担当であり
かつて一緒にイギリスまであの「サーキット・カー」を見に行った松尾くんは
ことあるごとに「新しいモデルが用意できたんですけど、乗りませんか?」
なんて魅惑的なことを耳元で囁きます。
実はどうも彼は、いよいよ今年で最後となったKシリーズ搭載の
エリーゼ・スタンダード(実は彼の愛車は2004モデルのスタンダード!)へ
ボクをフェイズ1から乗り換えさせたいようなのです。

とはいえ、このブログのタイトル通り、
2010年までローンはバッチリ★キッカリあります。そう簡単に乗りかえるなんて……
「下取り(フェイズ1のことね)もありますし、お買い得な新古車もありますよ♪」
松尾くんはそういって、2006モデルの中でも注目の一台
真っ赤なその名も「スポーツ・レーサー」をまずは……と用意してくれました。
……しかも、どうやらほかの2006モデルも用意しているようなのです。
うぅむ。お借りした以上はせっかくなので、このブログで紹介していこうと思います。

はたして2006モデルのベストは? フェイズ1から乗り換えるならドレだ?

●文&撮影:上田純一郎(Tipo編集部) ※一部は広報写真です
●試乗日:2006年4月某日
●天候:曇り一時雨
●試乗ルート:東京都内〜玉川IC〜第三京浜〜保土ヶ谷IC〜16号〜横浜青葉IC〜東名高速〜富士IC〜西富士道路〜139号〜469号〜御殿場IC〜東名高速〜首都高速3号線〜東京都内(約350km)
●試乗車データ
年式:2006年モデル
車名:ロータス・エリーゼ・スポーツ・レーサー
ボディカラー:アーデントレッド/ホワイトストライプ
試乗時積算計:2112km
装着オプション:LTC ※LSDはオプション設定のため未装着
車両本体価格:651万円(税込)
sportsracer1.jpg

投稿者 上田純一郎 : 2006年06月03日 23:58 | コメント (0) | トラックバック

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