「別荘に遊びにいかない?」――っていわれれば、たいていの人はひょこひょこついていくだろう。僕もそうだった。
突然、知人が、実は別荘をもっていると言い出した。じゃあ、行こうよ! ということになって、この前の3連休に出かけることになった。
イヌもよう入っていけへん、ってくらいの草が生い茂った雑木林、いやジャングルだ! 聞けば、建物が建ってないのはもちろん、そもそも買ってから何十年もほっぽっておいた、別荘用の“土地”なのだった。う~~~~~~んっ……。
周りをみれば、いかにも別荘といったログハウスなどもなくもないが、多くはどうみても別荘とは思えない雑木林などが広がっている。こういうふうにとりあえず土地だけ買っておいて――という人も多いんだ、とへんなところで見聞が広がった。
で、このジャングルだ。今日はここに泊まる(小屋はないがテントを張って)つもりだったが、そんな開けた場所はおろか、人一人が立つのがやっとというぐちゃぐちゃぶり。
どうしようか……と別荘オーナー殿はマジに途方にくれていたようだが、悪いけど僕は鍛え方が違う! この程度のジャングルならちょっと開拓すれば全然平気でキャンプできる。
そこでとっとと草刈りにとりかかった。
最初は「ムリだぁ~~」と呆然としていたオーナー殿も手伝いだして、荒地の開墾が始まった。
優雅でのんびりとしたあこがれの別荘ライフをエンジョイするためにきた場所で、いきなり草刈りになるとは思わなかった。いや、少々の草刈りは喜んでやろう、それがオーナー殿に対する恩義だ、などと思っていたが、まさか、別の意味で充実感を得ることになろうとは……。
(続く)
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草刈りしてます……。それにしても、汚れ防止のオーバーオールが緑色のせいで、まさしく自衛隊の災害派遣って絵になってしまった。実際、帽子は本物の自衛隊の迷彩柄だし。



