テントを張る場所の次は、テーブルを広げる部分、家で言えばLDKの開拓だ。こうなると、地面の平らさも大事だが、テントとの位置関係、動線も考慮して場所を決めなければならない。また、後々の拡張性も考慮に入れ、全体のプランニングも考え始めなければならないだろう。つまり、第2テントサイト、外からのアプローチ・エントランス、のんびりくつろぐスペースなどなど、こういったものの敷地内でのレイアウトだ。
LDKに関しては、幸いテントの場所のすぐ横につながって平らな場所があった。少々の傾斜はあるが、それはあとで均そう。間にちょうど大きな木が生えているのも、空間の変化になっていい。こうして考えると、テントサイトの開拓・プランニングは、家造りにも共通する部分があるな。
そしてさらに1時間程度、2坪程度のLDKスペースが完成した。ここでオーナー殿は買い物に出かけた。その間に僕は、外からLDKへ続くアプローチを開拓する。アプローチは真っ直ぐではなくカーブを描くように曲がった道にした。これは外からテントサイトが直接見えないようにするためだ。
こうして、必要最小限のテントサイトの開拓が完了した。外から見ればぼーぼーの荒地の中に、草木に囲われた面積にすれば7~8坪程度のキャンプサイトができたのだ。ここまでやれば1日の仕事としてはもう十分だ。自分で開拓したという充実感もある。
オーナー殿が帰ってきたところでピクニックテーブルを広げ、ようやく一息つくことができた。
(続く)



