GT-Rの続きをいい調子で語ろうと思っていたら、本日朝9時より亀田興毅の緊急会見ということ。民放全チャンネルが生中継する中、TBSだけは無視。大人気なくないか?
僕は普段から亀田は好きではなく、内藤戦で負けて溜飲が下がったし、あの反則はあまりに卑怯だと思っていた。
しかし、今日の記者会見はなんだ。みんなで寄ってたかって興毅を袋だたき。以前ならご機嫌をうかがうような態度で接し、機嫌を損なうような厳しい質問などはしなかったマスゴミどもが、今日は言う言う!
相手はまだ20歳の子供ではないか。家族を代表して勇気をもって公の場に出てきたのである。この点では立派であると思う。気持ちをグッと抑え込んでいるのも感じられた。この場は何か言える場ではない。言えばまたたたかれる。何があってもぐっとこらえ、ただひたすら謝るしかない場なのである。それをよくそこまでキズに塩を塗りこむようなことがグチグチグチグチ言えるな。
こういうのって、我々の社会ではよくあると思う。普段は何も言わず、調子を合せている人々が、ひと度誰かに何か失敗とかがあって槍玉に挙げられると、手の平を返したようにここぞと寄ってたかって色々と責め立てる。立場の逆転を嗅ぎ取り、そこに便乗するわけだ。自分の方が上になった、責めていい立場になったと、そんなことを目ざとくかぎつけるハイエナ根性。まったく見苦しい。
こういうある種の集団心理、あまりに醜いし、あまりに浅はかな人間だな、と感じる。みなさんの周りでもそういうことがあるだろう。あるいは、寄ってたかって責められる当事者になった人もいるだろう。僕にも経験がある。そんな時は、こいつらなんて安っぽい人間なんだと、心の中で見下してやればいい。そんな人間どもからおだてられたり評価されたり好かれたりしても意味はない。そういう逆境の中で、「失敗はしたけど、オマエもこうだったんだろ?」なんて思いやる心を見せてくれる人間がいたとしたら、僕はその人は付き合う価値のある人間だと思う。
亀田にも浅はかなところはあった。しかし、マスコミの責任はもっと重い。マスコミが本来の意味で機能していないのである。マスコミの洞察力のなさ、ガッツのなさ、頭の悪さ、知性と品格のなさ、それらは我々の社会を象徴しているようである。



