クリスピークリームのドーナッツ――東京の方以外にはピンとこないだろうし、どうでもいいといえばどうでもいいのだが、日本に進出したアメリカのドーナツ屋、クリスピークリーム。本国ではどこにでもある普通のドーナツ屋なのだが、日本ではまだ新宿と有楽町とに2軒しかないということで、連日大行列となっているドーナツ屋である。
待ち時間は1時間とも2時間とも言われ、実際にその行列を見ると、げんなりとして、並ぶ気がうせるというほどのものだ。
僕も何度足を運び、その行列のすさまじさを目にしてそのまま通り過ぎたこと数限りなし。しかし、いつかは、いつかはと、チャンスをねらいすましていたのだ。
そしてその時は来た! 昨日、出張があって、8時に東京駅にいかなくてはならなくなったのだ。よし、では7時有楽町着で、クリクリアタックだ!
当日はなんとか6時きっちりに起きて、しかしクリクリ着は7時30分……。行列はというと、わずかに10人程度だ(それでも並んでいるのか!)。
しかし、けっこうスムーズに進み、約3分ほどで買うことができた。たいていの人は、ピザの特大サイズかというようなでっかい箱をぶらさげてお持ち帰りだが、それもなんなので、僕は店内でお召し上がりだ。ドーナツ3つ(並んでいると試食で1コもらえるので、3コで十分)とコーヒーを注文、ここで思い直して、いっしょに取材に行くカメラマン氏の分も3コ持ち帰りで購入。
さてお味はと…… ……いやぁ、コメントしずらいなぁ。オーソドックスなタイプを3つ頼んで、その中のオリジナルグレーズドというのが、クリクリの大本命らしいのだが、3つの中ではこれが一番よかったかな。手で強く持つとムギュっとつぶれてしまうような柔らかさ、しかしこれは弾力があるというよりも、スポンジのような手応えの弱さと言ったほうが近い。確かに他のドーナツにはない触感だし、これはこれでうまい。ただし、周りが砂糖でコートされているような仕上がりはちょっとな。かなり甘かった。この甘いのがなければ、本当にいくつでも食べられそうな軽~いドーナッツだ。
他の2つに関してはノーコメントということで。クリクリで買うのなら、オリジナルグレーズド系一本やりでいいと思う。
ちなみにコーヒーは、まずくはないのだが、あまり個性がないというか。でもそこそこ美味しくいただけたと思う。
行列なしならまた行ってもいいが、並んでも食べたいという熱意はないなぁ。……やっぱりオジサンは冷めている?



