昨日は、毎週楽しみにしていた「佐々木夫妻の仁義なき戦い」の最終回。早くもテレビをつけて待っていたが、手持ち無沙汰でチャンネルをガチャガチャ(とはいわないが)していたら、なんと仮面ライダーをやっているではないか! しかも初代の藤岡ライダー編。うおおっ、これはどっちを見ようか迷う! ところだが、両方とも録画できるのが、HDDのいいところ。
これはBSでやっていた「石ノ森章太郎特集」で、第何話になるのだろうか、ヒトケタは間違いない、サラセニアンが登場する回だった。しかし、もう35年ほども前になるだろうに、よく怪人の名前を覚えているなぁ。
そう、もう35年ほども前の製作なのに、初代ライダーは今見てもよかった!
何がいいかといえば、あのおどろおどろしさだろう。人間を改造――改造手術――なんて設定からして怖い。また、怪人は必ず闇の中からぬっと現れるし、人が襲われるのも夜、襲われる場所も普通の家のリビングとか応接間とか、そんなところ。非日常的な話なのだが、ある部分で日常とリンクしていて、子供の空想力に訴える怖さがあるのだ。子供は闇を恐れる、そこから怪人が出てくるのだから、なおさら怖いし、ある意味で非常にリアルな怖さなのだ。
また怪人の扮装も、怖いもあるし、生理的に気持ち悪いというのもある。触ったら手が溶けてしまいそうな感じだ。そんな外観の中から、奥まった生身の目だけがギョロリと見えているのである。
現代のライダーシリーズや特撮ヒーローものは、映像には凝っているし、スタイリッシュなカッコよさはあるのだが、こういったおどろおどろしい怖さがない。サラセニアンの回は、クライマックスのライダーとの戦いのシーンも夜の薄暗い中で行われていた。現代の撮影では考えられないものだが、これがむしろアングラなリアリティがある。だって、よく知った埼玉アリーナでライダーが戦っていてもうそ臭いでしょ?
こういった初期の怖さも、シリーズが進むにつれて薄まっていく。せいぜい2号ライダー編くらいまでではないだろうか。しかし、やはり初代ライダーの13話は別格で、これに関してはぜひもう一度見てみたいと思う。最近は、こういったかなり昔のものまでちゃんとDVDが出ていたりするから、我々オトウサン世代の心とサイフの中身はなかなか落ち着かないものがある。
そういえば、「石ノ森章太郎特集」はまだ2~3日は続くようで、今夜はキカイダーやイナズマンの話だという。



