2005年06月19日
コルベット・レーシングを応援ありがとうございました
●御礼
コルベット・レーシングを応援ありがとうございました。おかげさまで、我らがコルベット・レーシングは総合5位&6位、クラスでは1-2フィニッシュを飾ることができました。
本特別企画は、現地スタッフならびに日本側スタッフも不眠不休で記事を製作してきましたが、この御礼を最後に更新終了とさせていただきます。
最後にご視聴頂いた皆様、また制作にご協力いただきました日本ゼネラルモーターズ㈱様にあらためて御礼申し上げます。*なお、発表させていただいた総合順位は、現地時間16時15分現在の暫定結果です。確定順位に関してましては、右下の「ル・マン24時間耐久レース公式サイト」でご確認願います。
すべての苦悩から解き放たれた瞬間!


●決勝レース:24時間経過(ゴール)
午後4時のゴールを待たずに、スタッフがピットから飛び出しコースになだれ込む。24時間戦い抜いた戦士とマシンのご帰還だ。我らがコルベットチームは見事GT1クラスでワンツーフィニッシュを飾った。アストンマーチンとの果てしないバトルを振り返れば、歓びはひとしおだろう。コース上ではダグ・フィーファン(コルベットレーシング・プログラム・マネージャー)を中心に星条旗の輪ができた。
リザルトは、トップの64号車(総合5位)が349周、ベストラップは3分53秒930。2位(総合6位)の63号車が347周、ベストラップ3分54秒996となる。ちなみに、一時ピットにしまわれそうになったアストンマーチンの59号車はその後コースへ復帰。333周の記録を残しクラス3位におさまった。とにもかくにもC6-Rのポテンシャルの高さを感じさせるレースであった。
ライバルが姿を消した残りの一時間

●決勝レース:23時間経過(残り1時間)
それは残り時間を指折り数える午後2時30分過ぎに起きた。アストンマーチンの59号車がピットインしたと思ったらそのまま奥のガレージに移動しはじめる。と、同時にコース上の同58号車がスローダウン。1分も経たないうちにコース上でストップしてしまう事態。59号車が328周目、58号車が327周目の出来事だった。その結果、我らのコルベットチームはGT1クラスのワンツーを独走。総合でも5位、6位という好ポジションにつく。あと1時間、このまま無事に走ってくれ〜!
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT1クラス1位
ゴールまでラスト2時間を切った
総合トップは#3アウディ
コルベットレーシングも総合5位(クラス1位)で激走中
●総合順位:スタート22時間経過時点の上位10位
(順位 / ゼッケン / チーム名 / 車名 / クラス /周回数 / ベストタイム)
1位 / #3 / Champion Racing / Audi R8 / LM1 / 339 / 3:39.781
2位 / #16 / Pescarolo Sport / Pescarolo Judd / LM1 / 338 / 3:34.968
3位 / #2 / Champion Racing / Audi R8 / LM1 / 333 / 3:40.208
4位 / #4 / Audi Playstation Oreca / Audi R8 / LM1 / 331 / 3:41.785
5位 / #64 / Corvette Racing / Corvette C6-R / GT1 / 321 / 3:53.930
6位 / #59 / Aston Martin Racing / Aston Martin D / GT1 / 320 / 3:51.422
7位 / #9 / Team Jota - Zytek / Zytek 04S / LM1 / 320 / 3:43.543
8位 / #58 / Aston Martin Racing / Aston Martin D / GT1 / 319 / 3:52.008
9位 / #63 / Corvette Racing / Corvette C6-R / GT1 / 319 / 3:54.996
10位 / #10 / Racing For Holland / Dome Judd / LM1/ 317 / 3:44.422
今年のル・マンはタイヤが勝負の分かれ目

●決勝レース:22時間経過
今年のル・マンはタイヤではじまりタイヤで終わるのかもしれない。そんな気にさせる出来事が午後1時30に起きた。順調に飛ばしてアストンマーチンの58号車がバーストしたのである。しかも左リアタイヤ。コース距離を残したポジションでのバーストのため、ピットまでの時間がかかりタイムロスとなった。結果、コルベットの64号車&アストンの59号車との距離が開いた……。と、こうしてレポートしている間にもGT1クラスのフェラーリ550マラネロが右リアタイヤをバースト。どんなにエンジンパワーがあってもタイヤが無ければクルマは走らない。あらためてタイヤの大切さを感じさせるレースとなった。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス4位
64号車 GT1クラス1位
アストンチームに圧倒的な差をつけるピットワークの差
●決勝レース:ピットワ-ク
序盤で2度もタイヤのバーストに見舞われたコルベット64号車はいかにしてアストンマーチン59号車との競い合いに復帰し、リードを保つまでになったのか。
最も大きかったのはピットワークの効率化、つまりピット作業時間の短縮によるものだろう。19時間を超えた時点でのピットイン総時間数は、
・コルベット64号車:計22回/27分38秒(2回のバーストも含め)、
・コルベット63号車:計21回/26分07秒
・アストン59号車:計23回/39分37秒
・アストン58号車:計20回/1時間24分47秒
と、圧倒的な差を示している。
ル・マンのような耐久レースでは、勝利の方程式は、クルマの仕上がり25%、チームワーク25%、そして運が50%、と常々いっているコルベットレーシング。現在までのところでは、マシンの仕上がりは上々、ピットワークでのチームワークもばっちりといえるだろう。
ちなみにコルベットチームは、レースがない週でも、週に3回程度はショップでタイヤ交換などのルーティンワークの練習を積み重ねてきたというから、日頃の鍛錬がアストンマーチンとの激戦でリードを保つ結果に繋がっているようだ。ちなみに、コルベットチームのピットワークは、昨年より時間にして15%程度も短縮されている。
気温36度!

●決勝レース:21時間経過
午前中からの刺すような陽の光は、午後になり気温を36度まで上げた。照り返しの強いアスファルトの上を走るドライバーの苦労は相当なものに違いない。周回は300を重ね、午後1時5分現在で307〜306周。各車1分間隔の割合で均衡を保っている。残り3時間を切った。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス4位
64号車 GT1クラス1位
さあ、なんとなく終点が見えてきた

●決勝レース:20時間経過
GT1クラスのトップグループは、あいかわらずのだんご状態。我がコルベットチームとアストンマーチンがしのぎを削っている。ただ、総合順位でいうと全車がひとつづつ上がった。およそ30分ほど前、LM1クラスのマシンがタイヤウィールに激突し、リタイアしたからだ。よって、現在GT1クラストップのコルベット64号車は総合6位。これはLM1クラスと対等に渡り合っている証拠である。そして、コルベット&アストンの各車は、あいかわらず3分50秒台とタイムを並べる。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス4位
64号車 GT1クラス1位
投稿者 hobidas : 12:06 | コメント (1) | トラックバック
アストンがバースト!

●決勝レース:19時間経過
まさにナニが起こるかわからない。もうそろそろ19時間が経つと思われた10時45分頃、今度はアストンマーチンの59号車の左リアタイヤがバースト。ピットインを強いられた。そしてタイヤ交換後今度は別の場所でイエローフラッグ。360モデナがホイールごとタイヤを飛ばした。もはやコースのどこでナニがあるかわからない。11時05分現在、GT1クラストップはコルベットのゼッケン64。約2分後に2台のアストンを置き去り。その1分遅れでコルベット63号車だ。4台すべてが3分50秒台で競っている。
そんな白熱したレースを見るファンのスタイルはいろいろ。日陰から応援する者もいれば、真夏の海岸のようなかっこうで日焼けも楽しむ人も。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス4位
64号車 GT1クラス1位
レース以外も……、楽しい!


●決勝レース:18時間経過
もう何時間も続いているが、我らがコルベットチームはアストンマーチンと激しいバトルを展開している。特にオコーネルがステアリングを握る63号車とアストンの59号車は一瞬目を離しただけで順位が変わる。10時を15分ばかしまわった段階で、7秒強の差だ。ラップはともに266周。そしてその前ではアストンの58号車とコルベット64号車が熱い戦いを繰り返している。
というのとは別の話。ピット裏から第一コーナーに向かうあたりにはちょっとした露店ショップによるエンターテイメントスペースが設けられる。ル・マンに関わるグッズやスポンサーのカー用品などが売られているのだ。もちろん、GMレーシングもコルベットショップを出店。キャップやシャツなどを販売していた。と、その側には、あのエルメスも出店。さすがフランスならでは。
●コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス4位
64号車 GT1クラス2位
宿敵アストンマーチンが
3分51秒441の最速ラップで迫り来る
●決勝レース:宿敵
アストンマーチン58号車は250周回を超え、ラップタイム3分57秒851とかなり抑え気味の走りでクラストップを走っているが、その一方で驚異的なスピードで追い上げてきているのが同じアストンマーチンの59号車だ。なんと現地時間朝9時15分現在で、3分51秒441をたたき出し、クラス2位のコルベットC6-R/64号車に猛追する勢い。クラス4位のC6-R/63号車もベストラップ3分55秒324を記録してアストンマーチン59号車に同一周回で追いかけるが、なかなか追いつけない。
この59号車、スタートした時のドライバーがかなりアグレッシブなタイプで、立て続けに2回もペナルティ。しかも2回目は3分もとめられてしまい、取り戻そうとしてあせり過ぎたのか、飛び出した周回で自らミスをおかしてスピン。一気に順位を下げた。ところが同クラスのフェラーリのみならず、LM1をも蹴散らしてのぼって来ている。恐るべしアストンマーチン。
そしてまた熱い一日がはじまる


●決勝レース:16時間経過
ル・マンの朝は早く、5時30分をまわると急激に空が明るくなる。そして、時計の針が6時台に突入すると刺すような日射しとなるのだ。ただ、よくよく考えてみると一晩中マシンの轟音は鳴り響いている。実際、クルマで20分から30分はかかる旧市街地でも、その音はしっかり聞こえた。一年に一度とはいえ、クルマがキライでは住めない街だ。写真は8時現在のグランドスタンド。付近にテントを張ったファンたちだろうか、徐々に人影が増え始めた。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス3位
64号車 GT1クラス2位
ミュルサンヌ・ストレートで記録されている最高速度!!
●決勝レース:最高速度
ル・マン24時間耐久レースの最中、ミュルサンヌ・ストレートではトップスピードの測定を行っている。LMP1ではペスカロロの16/17号車がともに325.11km/hで最速。2~4号車のアウディが301km/h、307km/h、318km/h。5号車の童夢が318km/hで、これもLMP1ではかなり速い方だろう。
GT1では、やっぱりアストンマーチンが301km/hでばかっ速。コルベットは今のところ295km/h。ベスト・トップスピードとなっているこれらは、当然、まだ明るい内の記録で、夜間は大体どこも5~10km/hは落ちる。日が昇り、今後各車は最高速度記録を更新していくことだろ。
ちなみに、全車中最も遅いのは、GT2の95号車TVRで、トップスピードのベスト記録が269km/h。これならば市販型コルベットで参戦した方がまだまだ速い気もする。
全体順位報告
●決勝レース:総合順位/スタート15時間経過時点
(順位 / ゼッケン / チーム名 / 車名 / クラス /周回数 / ベストタイム)
1位 / #3 / Champion Racing / Audi R8 / LM1 / 233 / 3:39.781
2位 / #16 / Pescarolo Sport / Pescarolo Judd / LM1 / 230 / 3:34.968
3位 / #2 / Champion Racing / Audi R8 / LM1 / 227 / 3:40.208
4位 / #4 / Audi Playstation Oreca / Audi R8 / LM1 / 225 / 3:41.785
5位 / #17 /Pescarolo Sport / Pescarolo Judd / LM1 / 222 / 3:36.852
6位 / #9 / Team Jota - Zytek / Zytek 04S / LM1 / 222 / 3:43.543
7位 / #58 / Aston Martin Racing / Aston Martin D / GT1 / 221 / 3:53.567
8位 / #64 / Corvette Racing / Corvette C6-R / GT1 / 221 / 3:54.484
9位 / #63 / Corvette Racing / Corvette C6-R / GT1 / 220 / 3:55.757
10位 / #59 / Aston Martin Racing / Aston Martin D / GT1 / 219 / 3:51.965
11位 / #7 / Creation Autosportif / DBA Judd / LM1 / 217 / 3:39.073
12位 / #10 / Racing For Holland / Dome Judd / LM1/ 216 / 3:44.422
13位 / #18 / Rollcentre Racing / Dallara Judd / LM1 / 214 / 3:41.197
14位 / #12 / Courage Competition / Courage Judd / LM1 / 213 / 3:46.324
15位 / #50 / Larbre Competition / Ferrari 550Mar / GT1 / 211 / 3:57.547
16位 / #71 / Alex Job Racing / Porsche 911 GT3 RSR / GT2 / 210 / 4:07.164
17位 / #90 / White Lightning Racing / Porsche 911 GT / GT2 / 208 / 4:08.433
18位 / #76 / Raymon Narrac / Porsche 911 GT / GT2 / 204 / 4:07.606
19位 / #80 / Flying Lizard Motorsports / Porsche 911 GT / GT2 / 203 / 4:08.993
20位 / #61 / Cirtek Motorspor / Ferrari 550Mar / GT1 / 202 / 3:58.238
21位 / #36 / Paul Belmondo Racing / Courage C65 Fo / LM / 198 / 4:00.914
22位 / #72 / Luc Alphand Aventures / Porsche 911 GT / GT2 / 198 / 4:16.701
23位 / #25 / RML / Lola MG / LM2 / 195 / 3:47.601
24位 / #37 / Paul Belmondo Racing / Courage C65 Fo / LM2 / 193 / 3:50.646
25位 / #89 / Sebah Automotive / Porsche 911 GT / GT2 / 192 / 4:16.635
26位 / #30 / Kruse Motorsport / Courage Judd / LM2 / 192 / 3:54.684
27位 / #91 / T2M Motorsport / Porsche 911 GT / GT2 / 183 / 4:14.086
28位 / #83 / Seikel Motorsport / Porsche 911 GT / GT2 / 180 / 4:24.330
29位 / #92 / Cirtek Motorsport / Ferrari 360 Mo / GT2 / 179= / 4:19.433
30位 / #35 / G-Force Racing /Courage C65 Ju / LM2 / 155 / 3:56.024
31位 / #95 / RaceSport Peninsula TVR / TVR Tuscan T40 / GT2 / 147 / 4:23.383
32位 / #24 / Rachel Welter / WR Peugeot / LM2 / 146 / 4:02.961
33位 / #78 / Panoz Motor Sports / Panoz Elan / GT2 / 140 / 4:10.133
34位 / #8 / Rollcentre Racing / Dallara Nissan / LM1 / 106 / 3:43.617
休憩中のドライバーって何をしているの?
●決勝レース:休憩中のドライバーたち
コルベット・レーシングの場合、自分以外の2人が走っている時は、まず40~45分の仮眠をとり、その後軽く食事をするケースが多いようだ。あとはひたすらリラックスしているだけ。もちろん、ドライビングで興奮いている体では、すぐには寝付けないことも多いのだが、うとうとしているだけでもいいとのことで、とにかく横になってリラックスしている。
食事はレースの直前から、野菜、新鮮な果物、そしてエネルギーへの変換が速い炭水化物、チキンや魚の良質なたんぱく質を中心にしている。いわゆる牛肉などのレッドミートはほとんど食べない。そして、なによりも大事なのが、水分。休憩中も常にたっぷり水分を摂ることを忘れてはいけない。
すべてが闇。だからこそのチームワーク

●決勝レース:13時間経過
この時間になっても激戦は続き、ラップ毎に順位が入れ替わるという気が休めない状態。ドライバーだけでなく、チームスタッフもその動向から目が離せないのだ。ルーチンのピット作業が勝負を決める。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス3位
64号車 GT1クラス2位
闇夜があければ、再び暑さとの戦いが始まる
●決勝レース:ドライバーの体調
あと数時間もすると、漆黒の闇があけ、ル・マンは再び太陽の下に照らされる。今日もまた強烈な暑さがドライバーたちを疲労させるのだろうか? というのも、昨日、コルベット・C6-Rの車内が、快晴時だと摂氏50℃位になると伝えたが、ドライバーのロン・フェローズに聞いたところ、いくらエアコンで補っても、やはりこの50度という室温は、身体に多大な影響を与えるというのだ。
実際、平熱が摂氏36.5度のロン・フェローズの場合、走り終わってクルマからおりた時には、なんと38.5度まで体温があがっている。むろん、急激にクールダウンをはかる必要があり、そのためにチーム専属のメディカルスタッフを揃えているのである。ドライバーは普段から身体作り、トレーニングに精を出しているが、ル・マンはやはりマシンだけでなく、ドライバーにとっても過酷な戦いだということが良くわかる。
そして半分の時間が過ぎた
●決勝レース:12時間経過
時計の針が午前4時をまわった。土曜日の午後4時にスタートした今年のル・マンも折り返し地点までやってきたのだ。すでに14台がリタイア(午前3時現在)しているとはいえ、そのクラスはLM1が1台、LM2が7台、GT1が3台、GT2が3台という内訳。現在LM1クラスと対等に戦っている我らがコルベットチームは驚異的なパフォーマンスで依然快調だ。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス3位
64号車 GT1クラス2位
今年のル・マンでバーストが多発するワケは?
●決勝レース:タイヤバーストの謎
公道コースということもあり、度々改修の行われるル・マンのコースだが、今年もまた再舗装された箇所がかなりある。その影響で、走り始めにタイヤをバーストさせた車両が多かったようだ。既報の通り、我らがコルベット・レーシングの64号車も立て続けに、同じ左リア・タイヤを2回もバーストさせている。
ちなみに、このル・マンは公道コースということで、通常のサーキットよりもバンピーで走りにくいといわれているが、コルベット・チームのドライバーに聞いてみると、実は意外とマシな方だという。むしろ、北米内のサーキットの方が酷い場所が多く、冬場に地面が凍って、その影響で路面に微妙に亀裂が入ったり、表面が盛り上がったりしてくる場所が多いとのことだ。
さて、今年のル・マンだが、前述のように再舗装された場所が多く、その影響なのか、路面のμが低くなっている部分が多いようだ。予選第一日目の大雨ではシーラーが浮き上がってきているような部分があったようで、今年のル・マンはまだまだ大波乱が起きそうな予感。
夜も休まずせっせとせっせと

●決勝レース:11時間経過
夜中だからこそ抜かりのないピットワーク。それに答えるようにギャビン(64号車)もパピス(63号車)も3分54〜55秒台をマークしている。コルベットチームの底力を感じさせるところだ。写真はピットワークでのひとコマ。あまりにかっこいいので、大きい写真にしてみた。ところで、C6-Rのボディカラーだが、C5-Rから引き継がれる「ミレニアム・イエロー」とばかり思っていたが、じつは「ベロシティ・イエロー」に変更されていた。今後市販車のクーペもこの色にスイッチされると思われる。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス3位
64号車 GT1クラス2位
夜なのになぜ?

●決勝レース:10時間経過
夜になってもスピードが落ちないマグナッセン。通常ストレートでは各チーム平均7〜8km/hはスピードが落ちるといわれるが、彼ばかりはそれに準じない。その速さは日中と変わらず誤差の範囲ともいわれる。ピットクルーも感心するドライビングだ。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT2クラス3位
各チームそれぞれ……
●決勝レース:9時間経過
午前1時をまわると、各チームいろいろと問題が発生。LP1クラスのゼッケン10童夢のマシンは、フロントをヒットしたことからサスペンション自体を取り替える大手術まで行う始末。ピット作業にも時間がかかっている。
我らがコルベットチームは午前1時を6分過ぎた頃から次々にピットイン。が、ご心配なく。こちらはルーチンワーク。タイヤ交換とドライバーチェンジを素早く行って、コースへ戻っていった。64号車はヤン・マグナッセン、63号車はマックス・パピスがドライブだ。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス3位
64号車 GT1クラス2位
日付は替わって日曜日

●決勝レース:8時間経過
すっかりあたりも暗くなった午前0時、レースは小康状態。特にGT1クラスは、我らがコルベットとライバル アストンマーチンが抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げている。レース全体のニュースでは、トム・クリステンセンがル・マン6連覇をかけて総合トップを爆走中だ(チャンピオン・レーシング)。話題の純日本チーム・童夢(10号車)は総合5位を走行中。一方、元F1パイロット中野信治がステアリングを握るクラージュ・ジャッドは52ラップでリタイアした。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT1クラス1位
2005年06月18日
闇がサルテサーキットを包みはじめる


●決勝レース:7時間経過
一年で一番陽の長い季節に開催されるため、ようやく夜がやってきた。2時間前まで34度あった気温もこれで少しは涼しくなる。そんな理由からか、遊園地には溢れんばかりに人が集まった。写真の観覧車は従来ダンロップ・シケインにあったものが今年から移動したもの。ネオン鮮やかなボックスはDJボックス?
レースはGT2クラスの一台がブレーキから発火し炎上。セーフティカーが入り23時から約15分イエローとなった。そしてグリーンフラッグ直後には今度はLPMの一台のタイヤが外れ再びイエロー。いろいろなことが重なりはじめる時間帯である。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT1クラス1位
ピットワークも好調に

●決勝レース:6時間経過
LM1クラスではタイヤバーストからカウル類が飛び散ったりしているが、GT1クラスではこの時間も大きな動きはない。ロン・フェローズがドライブする63号車がクラストップに躍り出るも、同一周回で58号車のアストンマーチン、さらにチームメイトの64号車と競い合っている。アストンマーチンは59号車も一周遅れまで追い上げてきた。22時現在86ラップ。ピットインもルーチン。チームスタッフが無駄なく作業をこなす。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス1位
64号車 GT1クラス3位
日没はまだまだ

●決勝レース:5時間経過
GT1クラスに大きな動きはない。GT1クラスのトップを走るアストンマーチン(58号車)を追うかたちで、我らがコルベットチームの63号車、64号車が続く。アストンマーチンとは同一周回という接戦だ。と、この緊迫した空気とは別にカフェでくつろぐ人もいっぱい。夜の9時とは思えない日の長さだ。日没はあと1時間か2時間後。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT1クラス3位
バーストはリニューアルされた路面と関係あり?


●決勝レース:4時間経過
セーフティカーの投入からリスタートした後も安定した走りを見せる我らがコルベットチーム。2度のバーストは関係者によると新たに舗装し直された路面と関係あるという。あたりのついていない表面がタイヤに負担をかけたようだ。写真はピット裏の模様。マシンを運んできた巨大なトレーラーが軒を連ねる。コルベットチームはそこにテントを張りタイヤの収納やドライバーの休憩スペースに使っているのだ。ドライバーにはトラックメッドという医療サービス会社のスタッフが用意され、レース中の健康管理に当たる。
◎コルベット・レーシング:現在の順位
63号車 GT1クラス2位
64号車 GT1クラス3位
再びバースト、そしてセーフティカー

●決勝レース:3時間経過
なんと一度リアタイヤをバーストさせた64号車が再びバースト。ドライバーはベレッタに替わっていたが、同じ左リアタイヤである。ただし、今回は最終コーナーに近かったこともあり、すぐにピットイン。慣れたピットワークでタイムロスを最小限に抑えた。そしてすぐさま追い上げにかかるが、今度は40周目にセーフティカーが投入された。39号車(LM2クラス)がまいたと思われるオイルを除去するためだ。およそ5周にわたるイエローフラッグの後リスタート。写真は1時間毎に配られるオフィシャルのレース経過。我らがコルベットチームは総合10位から20位の間で順位を上下させている。
タイヤバーストからのリカバリー

●決勝レース:2時間経過
スタートから2時間が過ぎた時点のGT1クラストップはアストンマーチン(58号車)。31周をラップ中。そして同周回およそ1分強遅れで63号車のコルベットが追いかける。ドライバーはオコーネル。安定した走りは3分57秒台というコントロールタイムからもわかる。また、バーストから見事にリカバリーした64号車も好調だ。こちらはベレッタがステアリングを握る。
ちなみに、今回のコルベットチームは13周で一回のピットストップを実行。C5-Rでは12周(2001年までは11周)だったが、C6-Rで燃費の向上を実現したからだ。ピットワークのタイムも今回は15%の時短を達成した。ピットクルーたちのホンキが伺える。
順調にスタート……?

●決勝レース:1時間経過
キレイにスタートしたコルベットチーム。64号車はライバル車アストンマーチン(59号車)とバトルを繰り返す。GT1クラスのトップ争いだ。ルーチンのピットインも同時に行うほど。63号車もピットを済ませ快調に飛ばす……。
ところが、1時間を15分経過したとき、64号車の左リアタイヤがバースト! トップ争いから一時撤退を強いられた。しかし、距離を残しながらもなんとかピットまで戻りすぐにタイヤ交換。戦線復帰を図る。
晴天に恵まれたル・マン
ドライバーは今、まさに暑さとも戦っている
●決勝レース:スタート30分後
晴天に恵まれたル・マンは、摂氏30度を軽く越える真夏日となった。観客にとっては有難い天候となるが、車内にいるドライバーにとって、この気温はまさに地獄となるだろう。C6-Rは晴天の場合車内温度が約50℃まであがってしまうということで、事前にドライバー用の電気式エアコンが用意されている。今年はこのエアコンがさらにアップグレードされ、NASCARで実績あげているサプライヤーが供給しているので、多少はマシだとのこと。それでも、ドライバー用の自動ドリンク給与装置は、ダブルスティント(約26周回)する間に全部飲んで空になってしまうこともしばしばだとか。ちなみに、こちらは約4リッターの水がボトルに入れられて、コルベットC6-Rの車内に設置されている。
スタート!

●決勝レース:スタート
現地時間16:00。ローリングスタート方式で今年のル・マン24時間レースがスタートした。コルベットチームのファーストドライバーは、ゼッケン63号車がロン・フェローズ、64号車がオリバー・ギャビン。ギャビンが11列目、フェローズが14列目というグリッドからとなる。グランドスタンドの前を通過してスタートする各マシンに大きな歓声が上がった。
スターティンググリッド
●決勝レース:スターティンググリッド
(ゼッケン / 車名 / スタートドライバー / 予選タイム)
Row 1
#16 Pescarolo Judd / BOULLION / 3:34.715
#17 Pescarolo Judd / AYARI / 3:35.555
Row 2
#2 Audi R8 / PIRRO / 3:37.795
#5 Dome Mugen / MICHIGAMI / 3:38.094
Row 3
#4 Audi R8 / MONTAGNY / 3:38.281
#13 Courage Judd / COCHET / 3:38.735
Row 4
#7 DBA Judd / MINASSIAN / 3:38.929
#3 Audi R8/ LEHTO / 3:38.988
Row 5
#18 Dallara Judd / BARBOSA / 3:39.643
#9 Zytek 04S / KUROSAWA / 3:41.177
Row 6
#10 Dome Judd / LAMMERS / 3:41.930
#37 Courage Ford / ANDRE / 3:42.301
Row 7
#12 Courage Judd / SCHWAGER / 3:42.859
#8 Dallara Nissan / KRUMM / 3:43.377
Row 8
#32 Lola AER / HANCOCK / 3:44.752
#25 Lola MG / ERDOS / 3:46.205
Row 9
#58 Aston Martin / KOX / 3:48.576
#34 Courage AER / JAMES / 3:48.819
Row 10
#31 Courage - CG / BENNETT / 3:49.267
#59 Aston Martin D / TURNER / 3:49.739
Row 11
#33 Courage AER / ZLOBIN / 3:51.844
#64 Corvette C6-R / GAVIN / 3:52.426
Row 12
#31 Courage - CG / PILLON / 3:53.051
#36 Courage Ford / GOSSELIN / 3:53.376
Row 13
#61 Ferrari 550 / BOUCHUT / 3:55.309
#39 Lola AER / BERRIDGE / 3:55.531
Row 14
#63 Corvette C6-R / FELLOWS / 3:55.914
#50 Ferrari 550 / VOSSE / 3:55.983
Row 15
#20 Pilbeam JPX / ROSTAN / 3:57.612
#51 Ferrari 550 / PESCATORI / 3:57.676
Row 16
#24 WR Peugeot / ROUSSEL / 3:59.103
#52 Ferrari 550 / MALUCELLI / 3:59.475
Row 17
#71 Porsche 911 GT3 RSR / ROCKENFELLER / 4:05.326
#23 WR / BOUVET / 4:05.855
Row 18
#80 Porsche 911 GT / VAN OVERBEEK / 4:06.658
#77 Panoz Elan / AUBERLEN / 4:07.027
Row 19
#76 Porsche 911 GT / DUMAS / 4:07.349
#69 Ferrari 575 GTC / DAOUDI / 4:07.654
Row 20
#78 Panoz Elan / SELLERS / 4:09.262
#90 Porsche 911 GT / BERGMEISTER / 4:11.105
Row 21
#91 Porsche 911 GT / POMPIDOU / 4:12.144
#72 Porsche 911 GT ALPHAND /4:12.258
Row 22
#93 Ferrari 360 / KIRKALDY / 4:13.237
#89 Porsche 911 GT / THYRRING / 4:16.930
Row 23
#92 Ferrari 360 / MACARI / 4:20.873
#95 TVR Tuscan / JOHNSON / 4:22.310
Row 24
#83 Porsche 911 GT / COLLIN / 4:24.068
#35 Courage Judd / HILLEBRAND4:31.453
Row 25
#85 Spyker C8 Spyder / CORONEL / 32.043
トロフィーの返還

●決勝レース:1時間前
さぁ、レーススタート一時間前を迎えた。ここでのセレモニーは、昨年の優勝チーム「チーム郷」からのトロフィー返還。君が代も流れ厳かなムードとなる。伝統のレースを感じさせる一瞬だ。
ドライバーズ・プレゼンテーション!

●決勝レース:2時間30分前
13時30分からグランドスタンド前で、ドライバーズ・プレゼンテーションが行われた。ドライバーがチームごとに現れ、観衆に挨拶しインタビューに答える時間だ。全チームが予選順位で登場する。どのドライバーも緊張の表情は見せず、ファンの歓声に手を振って答える姿が印象的。我らがコルベットチームも元気一杯に登場だ。
決勝の日を迎えた!


●決勝レース:5時間前
決勝レースが行われる土曜日。サルテサーキット周辺は交通渋滞。朝からファンの大移動がはじまり、グランドスタンドも徐々に人影が現れる。スケジュールは9時から各チームのウォームアップ走行、そしてイベントとしてクラシックカーによる「ル・マン レジェンド」レースが行われた。その頃になると、ピットもにわかに緊張感が増してくる。下の写真でシャッターが閉まっているのは、中でチームミーティングが行われているからだ。