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2008年7月29日

「新世代」のレーシングバイク


(画像はポップアップします。)

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昨日、鈴鹿8耐から帰って来ました。
レースは序盤から予想通りホンダのワークス・チームと、昨年の優勝者であるヨシムラ・スズキの2台を中心とした激しいトップ争いで幕を開けました。
昨年はヨシムラ・スズキの34番車が終始トップを走り、それをホンダのワークス・チームが追撃するような展開でしたが、今回は立場が逆転。11番の清成龍一・カルロス・チェカ組のホンダ車がレース2周目からトップに立ち、それに8耐連覇を達成するために闘争心剥き出しで34番、そして12番の2台のヨシムラが襲い掛かかりましたが、しかし今年はホンダのバイクが大変仕上がりも良いようで、追われる立場になってもライダーの二人を助けているような感じでした。
午後になって突然の雨が降り、トップのホンダは転倒のリスクを避けてペースを落としましたが、加賀山選手の操る34番のヨシムラがチャンスとばかりに猛然とトップを追撃。しかしやはり一時的とは言え大粒の雨の中、溝のない晴れ用のレーシングタイヤで激しい走りをしたためかヨシムラは転倒。再スタートしても追い上げる事を諦めませんでしたが、結果的にはカルロス・チェカ選手が午後7時半のゴールをトップでくぐり、昨年と同じラインナップで挑んだ11番のホンダ・チームが転倒でリタイアした一年前の雪辱を晴らしました。

この8耐ウィーク、パドックでは一台のマシンが展示され、注目を集めていました。
今回の8耐でも6位に入賞した、日本のバイクパーツメーカーのトップブランドであり、世界有数の二輪レースのコンストラクターである「モリワキエンジニアリング」http://www.moriwaki.co.jp/
は、前回このブログでもお伝えしたように、二輪のMotoGPレースから2サイクルの中間排気量のクラスが廃止されることになり、それに代わって4サイクルのマシンで新たに施行されるであろう新レギュレーションのMotoGP「ミドルクラス」への参戦を睨んで、プロトタイプのマシンを発表したのです。

かつて数年前、モリワキエンジニアリングはMotoGPの最高峰クラスに「MD211VF」という、エンジンのみホンダから提供を受けて製作したオリジナルのマシンで挑み、二年余りの開発、レース参戦の結果、大資本の2輪メーカー・チームが凌ぎを削る「二輪のF1」とも言うべきMotoGPでポイントを獲得するまでに至りました。

まだ現時点では、MotoGPの「新クラス」についての詳しいレギュレーションの発表はなされておらず、2011年から開催予定であり、600ccのエンジンを基本としたクラスであるという事しか情報がないそうですが、それでもいち早く「叩き台」としてのプロトタイプ・マシンを発表した所に、モリワキエンジニアリングの、日本の二輪トップコンストラクターとしての心意気を感じます。

写真で見ても分かる通り、現在のレーシングバイクの「主流」であるアルミフレームではなく、鋼管素材を用いた車体となっており、これは前述のMD211VFも同様で、モリワキのレーシングバイク作りのポリシーやオリジナリティが感じられます。

実はこのマシン、自分の旧知の友人が開発に関わっており、個人的にも大変ワクワクしています。3年後に始まるMotoGPの、「新しいクラス」で、バイクメーカーや世界各国のコンストラクターが製作した中間排気量のGPマシンの中に、友人が製作したモリワキの「新世代マシン」がスターティング・グリッドに着く日の事を考えると、胸が熱くなります。

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