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2008年8月

2008年8月 4日

かいじゅうたちのいるところ

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「かいじゅうたちのいるところ」という絵本をご存知でしょうか?http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=537
自分はこの絵本を、幼稚園の頃のクリスマスプレゼントに両親から贈られて
知りました。現在も児童書のロングセラーとして書店に並んでいますが、小学校の図書室にも大抵は置いてあったような気がするので、親しんだ方は多いかも知れません。

「かいじゅう」のコスプレをして家の中を暴れ回っていたマックス少年。お母さんに怒られ、自分の部屋に閉じ込められてしまいます。すると部屋の様子が変わり…

「かいじゅうたちのいるところ」は、原題は「WHERE THE WILD THING ARE」と言い、アメリカの世界的に有名な絵本作家、モーリス・センダックの著書として有名です。絵本に登場するマックス少年や、「かいじゅう」達のぬいぐるみ等のキャラクター商品も発売され、日本でも売られていました。
この「WHERE THE WILD THING ARE」が、「マルコビッチの穴」や、ビヨーク等の有名ミュージシャンのPVのディレクターとしても知られ、独特の世界観を映像表現する若手映画監督、スパイク・ジョーンズの手によって実写映画化され、2009年に公開されると聞きました。

その映画化の企画のコラボレーションと思われるアイテムが、スケートボードシューズの人気メーカー、ラカイからhttp://www.lakai.com/index.php発売されるようです。実は自分はBMXを少々嗜んでおり、スケートパークにも時々遊びに行くのですが、スケートシューズは「コレクター」と呼べないまでもかなり拘って収集しており、特に最近多いこの手の「企画モノ」のデザインは、アーティストとしても目が離せません。買っていきなり履いたりするのはちょっと勿体ないような気もしますが…幼少の頃から慣れ親しんだ何とも言えない「独特」のタッチのキャラクターが描かれたシューズ…来年公開の映画も期待せずにはいられませんが、まずは物欲と闘わねばならなくなりそうです。


2008年8月 8日

Pininfarina

TAKU'S CARS「037 GROUP B」(ベースサイズ27×40cm 2005年・ワンオフ作品)
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イタリアのスポーツカー・カロッツェリアの「代名詞」とも言うべき、「ピニンファリーナ」のCEO、アンドレア・ピニンファリーナ氏が昨日、地元トリノでオートバイを運転中に事故に遭い、亡くなられたというショッキングなニュースを聞きました。自動車文化の世界にその名を不動のものとするカロッツェリアのトップが、交通事故で還らぬ人となってしまうとは、何とも皮肉なものだと思いました。

ピニンファリーナと言えば、まず「跳ね馬」が浮かびますが、自分がピニンファリーナの「作品」の中でカリスマを感じてしまうのは、ランチア・037ラリーです。
1982年に施行された、グループBレギュレーションに向けて、文字通りランチアの「旗」のもと、ダラーラ、アバルト、ピニンファリーナというビッグネームが共同開発したという「怪物」です。ストラダーレの現車を一度だけじっくりと眺める機会がありましたが、思いのほかコンパクトな印象で、低い屋根を中心に前後に伸びた車体の微妙なラインは、ストラトスとはまた違った美しさを感じました。ワークスカーの方は、マルティニカラーがそのデザインの魅力を増幅させ、美しき「闘う道具」としての出で立ちを演出しているように思います。
写真の作品は、自分が037に感じた魅力を表現しようと制作したワンオフのものです。

今は悲しみに満ちているであろうカロッツェリアも、やがて立ち上がり、「心を豊かにしてくれる」美しいシェイプを再び世界に送り続けてくれる事を祈ってやみません。

アンドレア・ピニンファリーナ氏のご冥福を心よりお祈りいたします。


2008年8月14日

ベルギービールの話

自宅に近い井の頭公園の前の出店にあった、珍しい「シメイ」の看板
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ホンダ・チームの基地があるベルギー・アールストで、次のGPに向けて出発を待つモーターホーム
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世間はお盆休みに入りましたが、自分はと言うと…やらなければいけない作業が山積みで、とてものんびりとはしていられない状況です。(トホホ)
温暖化の影響もあるのか、昼間の酷い暑さには閉口していますが、こんな日は夕暮れどきを過ぎてちょっと涼しくなってから、ビールでも飲んで休憩したいところです。

日本の冷えた生ビールも美味しいですが、10年前から自分が愛してやまないのはベルギーのビール「シメイ」です。http://www.chimay.com/jp/three_strong_personalities_351.php
日本の酒屋さんや大型のスーパーでも取り扱っている店が多く、茶色のずんぐりとしたボトルに、赤や青のラベルにロゴの入ったデザインに見覚えのある方も多いかと思います。
自分はシメイビールを、GPレースのお手伝いで渡欧した際、お世話になっていたホンダ・チームの基地があるベルギーのアールストという町ではじめて飲みました。
なかなか日の沈まないヨーロッパの夏の夜、メカニックやチームスタッフとちょっと一杯行こうということになり、石畳の道を歩いて駅前の広場に面したバーに入りました。日本にいるときのように、「とりあえずビール…」と言おうとした所、メニューの「Beer」のところに書かれていた銘柄はなんと20種類以上!!後で知った話ですが、北ヨーロッパでは中世の時代から、修道院等で「地ビール」を醸造する習慣があり、様ざまな原料や製造方法を経て作られた、独特の口当たりのビールが無数に存在するそうです。中でもシメイ・ブランドのビールは、ベルギー政府から正式に「修道院ビール」として認可されている6種のブランドのひとつで、その伝統も折り紙付きだという事です。

地元在住のスタッフの勧めで注文したシメイは、三種類あるうちの「赤」のラベルのもので、クランベリー系の果実のほのかな甘味があり、日本のビールにはないその独特の風味を自分はすぐに気に入ってしまいました。
他にもシメイには「白」と「青」があり、白の方はマスカット系のさわやかな風味で、青いラベルのシメイは甘味よりも、栓を開けたときに広がる薔薇のような香りと濃厚な味わいが特徴です。
ビールを飲めない方にもシメイの「赤」や「白」はお勧めです。香りや風味を味わうように楽しみながらベルギービールを飲む事で、ほんの少し、人生が豊かになるような気がします。

夏の暑さの中、不規則な生活で夏バテとは行かないまでも、ちょっと凹み気味ですが、寝る前に少し、大好きなシメイビールを飲んでGPレースの夢でも見ようと思います。

2008年8月22日

BMXを知っていますか?

吉祥寺の路地裏と、我が愛車…
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ここまで飛ぶ!
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飛ぶ!!

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女の子も飛ぶ!!

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踊るように…これが「フラットランド」

photo by papa(画像はポップアップします)

BMX日本代表 阪本章史選手 後ろのペイントはスタート台の下り坂!!
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「休みの日は何をしてる?」
初対面の人とは、大抵こんな話題になります。
そんなとき自分は、
「ええと…バイクとか自転車とか…」と、とりあえず答えてみます。
「自転車って?サイクリングとか?」
「ジャンプしたり、ハーフパイプを走ったりするやつです。」
「あ~分かった!マウンテンバイクね~」

相手の人がこう言うと、正直自分は萎えてしまいます。

BMXというのは、20インチの車輪を前後につけた、全長140cm程度の大きさの、カゴもライトもない、変速ギヤも一切付いていない、シンプルで丈夫なつくりのスポーツ用の自転車のことを言います。

BMXの魅力は、一台で色んな遊び(スポーツ)にチャレンジできることです。
前輪を上げて、ウイリーをしてみたり、ウサギ跳びのようにその場で飛び跳ねてみたり、その気になれば、スケートパークに行って、スケートボードと同じようにジャンプをしてみたり、ハーフパイプを走ったりできます。土で出来たレーストラックに行けば、そのまま競争の始まりです。また、平らで広い場所さえあれば、車輪以外に車体もクルクルと回してダンスの様に動いてみる、「フラットランド」も楽しめます。

以外なのは、いわゆる「ママチャリ」と呼ばれる婦人用自転車や、26インチのスポーツサイクル等よりだいぶ車輪が小さめなので、遠出には向かないのではないかと思われがちですが、車体が軽くできているため、ひと漕ぎでかなり遠くまで惰性で走ることができます。自分はBMXを遊び道具としてだけでなく、日常の足として活用しています。人が右往左往する街中では、BMXくらいのちいさな乗り物で、周りに注意しながらゆっくり走るのが丁度良い気がします。

現在行われているオリンピックにも、BMXをかついで、たったひとりの「日本代表」として北京に渡っている選手がいます。http://www.gan57.com/
今大会からオリンピックの正式種目として行われるBMXレースですが、事前の情報で18日~22日にかけて競技が行われるというのは知っていましたが、テレビ等のメディアの情報が一切入って来ないのは大変歯がゆい思いがします。格闘技や球技、水泳等で日本選手が次々メダルを獲得しているのは素晴らしいことだと思いますが、他にも日の丸を背負い、人生を捧げて競技に挑んでいる選手がクローズアップされないのは「マイナースポーツだから」と言う理由で片付けて欲しくないという気持ちです。

あるBMXライダーが言っていました。
「20インチというサイズは、神様が決めたとしか思えない。」
家の前でも遊べて、その気になれば空も飛べて、オリンピックにも行ける。
こんな可能性を持った楽しい乗り物は、世の中には中々ないんじゃないかと自分も思います。


2008年8月23日

BMXを知っていますか?~続き

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「メディアの情報が少ない!」と嘆いていた、北京オリンピック・BMX競技の模様ですが、前回のブログ記事を上げた直後、夕刻にNHK総合で準決勝・決勝の模様が男子・女子ともに放送され、日付が変わる頃に今度は日本代表選手の阪本章史選手http://www.gan57.com/の特集が数分間放送されました。

「最初にこのコースを走ったときは死ぬかと思った」
アメリカのトップカテゴリーのレースに、日本人としては初めて出場する資格を得て活躍している阪本選手が、メディアに対してこう胸の内を正直に語っているのを見て、如何にオリンピックがレベルの高い闘いなのかを物語っていると思いました。
決勝レースに残る8人の選手を決める3回の予選ヒートに挑んだ阪本選手、映像を見ていても最初の2回のヒートは、本人も言っているようにコースへの恐怖からなのか、思うようにスピードを乗せられないように見られましたが、最後のチャンスである3回目のヒートでは、果敢に攻めに転じ、あわや上位かとも思いましたが、惜しくも決勝進出を逃しました。

オリンピック仕様の超難コースに、世界各国の強豪たち…
今の阪本選手の全てをぶつけても、決勝に進めないという現実。

自分はBMXという乗り物の楽しさとコントロールのシビアな面、そしてレースに挑み、「出せるものを全て出しても」自分の行きたい所に届かないという気持ちを、曲がりなりにもモトクロスのレースに出ているので理解できます。最後のヒートの阪本選手の走りを見たときは、ちょっと泣きそうになりました。

ですが、レポートを伝えていたNHKのアナウンサー達が、
「今回始めて正式競技になったBMXですが、こんなに面白いものだとは…」
と口を揃えてコメントしていました。
「当たり前だろ!!」
面白くないわけがないのです。4年後に向けて、BMXが世間にもっと認知され、「生中継」で、ロンドンのレーストラックに挑む日本代表選手の走りが見られる事を祈っています。

阪本章史選手、本当にお疲れ様でした!

2008年8月31日

友人と「跳ね馬」たち

友人の所有していた、DINO 308GT4         (画像はポップアップします。)

美しいですね…                    (画像はポップアップします。)

レースカーのようなコクピット!!          (画像はポップアップします。)

246GTもそうですが、こんな車は「二度と」生まれないでしょうね…(画像はポップアップします。)

こちらは…「うちのDINO」です。http://shopping.hobidas.com/shop/hobidas-direct/item/ICH00003.html


そして…MONDIAL8                 (画像はポップアップします。)

これまたため息…                 (画像はポップアップします。)

確かにDINOと雰囲気が違う…              (画像はポップアップします。)


フェラーリを乗り継いでいる友人がいます。と言っても、六本木の大きなマンションに住んでいるとか、クルーザーを持っていて、休日はシャンパン片手にデッキで美女と寝そべっているとか、そういう人ではありません。

少年時代から地元に近い鈴鹿サーキットにバイクで通い、2輪、4輪問わずビッグレースを観戦してきた友人は、「跳ね馬」への憧れをその頃から抱き、社会人になってついにDINO308GT4を手に入れます。4座席とは言え、現在のV8フェラーリのルーツとも言うべき3リッター・エンジンを搭載する、独特の雰囲気を持つシャープなベルトーネのデザインは、「スーパーカー」以外のなにものでもありませんでした。
「スーパーカーブーム」を幼少の頃経験し、鈴鹿のコースにターボのブースト圧を上げてアタックするゲルハルト・ベルガーや、V12・7速オートマチックを鞭打つように操るナイジェル・マンセルらの、現在のフェラーリF1カラーとは明らかに違う「血の色」のようなスクーデリアのマシンを目の当たりにしてから、時を経て友人はついに「夢」を手に入れたのです。

「カリスマの愛息」の名前を付けられた跳ね馬は、レーシングカーのような色ではなく、それも純正色の設定にあったという、メタリックが嫌味に感じない何とも言えない赤色をしていました。ステアリングの前の色気のないパネルに並んだメーター類、窓枠などはメッキなどではなく。アルミのムクで出来ている…

エンジンに火を入れると、アンサ製のマフラーからまるでビッグバイクのような野太い音が吐き出されました。エンジンから伝わる機械音やバイブレーションは遮断されず、オールド・フェラーリのインプレッションで語り継がれている通り、シフトワークはデリケートに行わなければならず、しかし一旦アクセルを踏むと「キーン」という独特の音を伴って、蹴飛ばされたような加速を見せました。

名伯楽はレースへの熱い情熱は文字通り「墓場に入るまで」持ちつづけ、自分のブランドの名前を掲げたロードカーには実は興味が無かったと言われていますが、果たしてそうなのでしょうか。友人が受けたカルチャーショックを聞くにつけ、そこにも確実に、「彼」の強烈なエゴイズムが生きていたように思います。

しかし暫くして、友人の意思と反する「ある事情」が発生し、乗り続けるつもりだったレッド・メタリックのDINOを手放さなくなっていけなくなってしまいました。
代わりに友人の元にやってきたのは、同じく4座のモンディアル8。ピニンファリーナ・ボディの濃紺のフェラーリでした。

DINOと同じシャシーに、ほとんど同じ成り立ちのエンジン…GT4をイメージしてモンディアルを走らせた友人は驚きます。エンジンルームからのノイズも少なく、いかにもインジェクションの恩恵を受けている感じで加速も実にスムーズ。インテリアもシックで落ち着いた雰囲気がある…モンディアルという車は、「フェラーリを走らせている」という独特のフィーリングを保ったまま、安心して走らせられる要素が増えたラグジュアリーな乗り物だったのです。

「ふたつの車を所有してみて、一番感じたのは『時代の境目』。」友人は言います。
しかしどちらも、「名伯楽」が存命な頃に生み出された車…現在ショールームに並ぶ最新の「跳ね馬」たちも魅力的ですが、とても手が届きません。それは友人も同じかも知れません。しかし友人は、トリノの街で絶望した青年が、自分の名をつけたレースカーを時代の混乱をくぐり抜けるように走らせ続け、年月を経てもなお鈴鹿で真紅のF1マシンから排気音と供に振り撒かれていた「カリスマ」の情熱とエゴイズムを、しっかりとその手に「受け取る」ことが出来ていたのではないでしょうか。


                   

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