今週の日曜日、埼玉県川越市で行われた
全日本モトクロス第三戦を見に行って来ました。
年に一度だけ、東京近郊で開催されるモトクロスのプロの公式レース。
毎年、友人、知人が多数参加しているので、
顔を出さないわけにはいきません。
実は今年は、エキシビジョンとして、オープン3という、
プロ、アマ関係なく出場できる小排気量クラスのバトルロイヤルみたいな
レースもあって、メチャクチャ走りたかったんですが、準備の時間や
諸々あって…残念ですが、このクラスに出走する仲間の応援に回りました。
あとは、モトクロスのトッププロとして活躍する、神戸在住の友人、
カワサキ重工のテストライダー、そして、アパレルブランドのボスという
顔も持つ、KONGこと小川裕紀
http://blog.kongstyle.com/?eid=551502
を応援しました。
今年はメーカーとの契約内容等、様々な事情から、
「埼玉には行けないかも知れません。」
と、小川選手本人から聞いていましたが、パドックに行ってみると、
いた!いたのです。色んな事がクリアになって、メカさんとふたりで
埼玉までやって来たのです。
こうなると、おせっかいオヤジとしては手伝わないわけにはいかない。
「裏技」を使ってピットパスを確保(笑)スタート前のグリッドで、
にわかチームスタッフとしてお世話させていただきました。
パドックからいざ出撃!!さすがプロ!トロイ・リーデザインスのウェアが決まってる!
セクスィーなロックスターギャルと、スタートグリッドを整地する小川選手。
(こんなの撮ってないで手伝えっつーの)
そしてレースがスタート!レース中は、コースサイドで両腕をブンブン振り回して応援しているので
写真なんか撮ってられません。いかに彼の出場するレース、モトクロスがタフな闘いであるか、
この動画を見てやって下さい。#22番を探して!
#22小川選手のリザルトは、
ヒート1 12位
ヒート2 リタイア
ヒート2は6位くらいを走行していたのに、
バトル中に他のライダーと接触。
顎に裂傷を負い、流血し、スローダウン。
残念ながらリタイアしました。
救護室まで自分が同行したときは、歩けるし、話はできるし、
「体はなんともないです」
と、本人は言っていましたが、顎が血まみれ…
ですが看護士さんが洗浄、処置をしてみると、
切れているのは2センチにも満たないくらい。
治ってしまえばそれほど目立たないでしょう。
モトクロスライダーは顎を良く切ります。
自分も良くやったものです…男の勲章ですね。
結果は残念でしたが、レースの内容は良かったので、
本人もメカさんも納得していました。
次のラウンドは広島、応援に行けないけど、ホント頑張ってほしいです。
そしてメインイベントの後、我がチームが大挙して出走するオープン3!
左は別のチームですが、レースではいつも一緒の小排気量スペシャリスト、
#78大塚選手。そしてオレンジ色のスゥェーデン製KTMを操る我が
「城北ライダース」のボス、K君!以前ブログアップした、「宝の山」ショップの
http://www.03-3857-0316.com/
経営者でもあります。ピンボケですんまそん…
そしてスタート!ああ出たかったな~
85~150ccの排気量でもこの迫力です。
前述の#22小川選手のようなトッププロは、F1ドライバーが、そのテクニックや体力、
精神力が「凄い」と世間一般で言われているのと同じで、並外れたセンスと肉体の持ち主
なのです。
彼らのようなモータースポーツアスリートをリスペクトする「文化」が日本にはないのです。
それに今回、プロのレースの出走者が例年に比べ、若干少なかったのが気になりました。
小川選手の話では、
「メーカー契約の選手でも、シーズンが始まっても『会社の方針』とやらで
レースに出られない選手が沢山いるんですよ。」
とのこと。
昨年からこのブログでも触れてきましたが、
何でもかんでも「不景気」のせいにして、「この際やめちゃおう」という風潮には
モータースポーツのファンとして本当に腹が立ちます。
命がけで走っている選手、そしてそれを見るのを楽しみにしている我々の気持ちを、
ないがしろにして、自動車、バイクメーカーの発展は無いと思います。
それには我々ファンが、もっとレースの「現場」に足を運んで「生」のレースを
応援する事も大事です。クリックひとつでその日に行われたレースが自宅で
見られる時代ですが、それはあくまで「付録」のようなもの。
東京都心からわずか一時間の会場で行われるバイクのビッグイベント、
こんな「お祭り」がもっともっと増えて、ショボくれた業界を盛り上げたらいいのにと
願ってやみません。
長くなりましたがダーヌポさんの、素晴らしい動画で締めくくりましょう。