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2009年5月 6日

青い小鳥

「潤二は女の子達が大好きで、だが同時に大嫌いみたいなのだ。
ナビゲーターズ・シートに女の子を乗せたくて仕方がないくせに、
彼女が腰を降ろしドアをしめたその瞬間に、後悔しはじめるのだ。
一分でも早く女の子を追い出してしまいたくなる。
         (中略)                  
ところで潤二のクルマというのは、ブルーバードSSSという、
当時、すなわち輝ける一九七〇年代の中期においても相当に古い、
オンボロ車であった。例えば、友達から電話がかかってくる。

『今から遊びにこないか?』
『いいね、でも、ちょっと待ってくれ。青い小鳥と相談してくるから。』

そう言って潤二は、専用のパーキングに出かけ、試しににエンジンを
かけてみなければならない。パーキングと言っても、いわゆる駐車場ではない。
坂道の上に、違法駐車してあるのだ。
死にかけたバッテリーをボンネットの中に抱えた、青い小鳥のサイド・ブレーキの
レバーを戻し、シフトをセカンドに入れ、クラッチ・ペダルを踏み込み、フット・ブレーキから
足を放し…なんとか、かろうじてエンジンに生命が吹き込まれる。

やった!今夜は遊びに行けるぜ…」

(山川健一「追憶のルート19」に収録、「遠くをみつめる黒い瞳」より。)

子供の頃はいつでもその辺りに停まっていて、
友達のお父さんも乗っていたような、
くすんだグリーンや、薄い茶色で、
角ばったボディの、丸いライトが四つの顔のブルーバード510…
アメリカのレースで大活躍していたんですね。
「スカイライン」や、「GTR」は昔からアメリカでは売っていなくて、
レースで活躍したZや510ブルーバードが今でも人気があるそうです。

そして先日、このブログに度々登場する、「宝の山」に
顔を出すと、こんな写真パネルが…

これって、運転しているのはひょっとしてこの店のボスであるK君??

「ああ、それ、リニューアルする前の富士。
もう10年くらい前か?もともとは1・6とかだけど、
エンジンも色々やって(笑)ストレートでほとんど3リッター積んでるような、
30Zに何とかついていけた。その写真だって、バトルしてるのは
ハコスカ(2リッター)だからね。」

カ・カッコいいじゃん…
しかしK君、エンジンと車輪の付いてる乗り物なら、
何でもいじれるし、何でも乗れます。
しかも2輪4輪問わずレースに出てるし…
ただのビール好きではないですね。
たぶん乗った事がないのは戦車くらいでしょう。

この数年でハコスカや30Zもすっかりプレミアがついたのか、
値段が高騰し、気軽に、「欲しいね~」と言えないような雰囲気になってしまいました。
そこで思い浮かぶのが、「青い小鳥」…
確かに手を入れられた固体はそれなりの値段ですが、
前述の車種に比べたら、まだ安い。
部品やメンテもK君がいれば…

妄想と皮算用が脳味噌の中を渦巻き…
こういう時の対処法と言えば、そうだ、あれだ…(つづく?)

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2009年5月 6日 00:33に投稿されたエントリーのページです。

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