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2010年12月30日

「狼の皮を被った羊」はいらない。

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自分が10代の終わりの頃には、
バイク初心者でも気軽に乗れて、
尚且つ性能、デザイン共に優秀な国産の
オートバイが沢山売られていました。
ところが、最近国内メーカーから発売されている
小、中間排気量のバイクと言えばスクーターばかり。
デザインばかりが優先で、構造といえば
「妥協の産物」でしかない原付バイクのお化けに、
今の若者は自然と手が伸びるらしいのです。

しかし最近、国内メーカーが海外現地法人の工場で、
小、中間排気量のスポーツバイクを多数生産し、
アジアを中心に販売していると言うことを知りました。
(何故日本でも売らないの??)
それらの車両のビジュアルに
辿り着くと、パッと見は立派なスポーツバイクなので、
「おおっ!」と一瞬喜んだりするのですが、
すぐにそれも「ぬか喜び」なのだと気付きます。
何故なら、外装パーツこそmotoGPマシンを彷彿とさせる
スタイリングなのですが、それを支える足周りはどう見ても
20年以上前から進化していないような貧弱なパーツで固められ、
パワーユニットも、どうやら基本設計ははるか昔に作ってあった
単気筒エンジン等をほんのちょっと「味付け」して、
車種によってはスーパーカブにも当たり前のように装備されるようになった、
電子制御の燃料噴射装置を付けたくらいで
「とりあえず」まとめただけのシロモノなのだと分かりました。

「羊の皮を被った狼」
秘めたポテンシャルを隠している、憎い存在を形容する、
自動車、オートバイの評価ではしばしば使われてきた言葉ですが、
これじゃあまるで、「狼の皮を被った羊」だなと思いました。

前回記事にした、KTM 125 Dukeに対しては、
発表されたその現車の姿、そしてスペックからはそういう皮肉めいた
言葉は一切浮かんで来ません。
バイク初心者には、進化した現代のスポーツバイクの
最新のメカニズムを操る楽しさを、
ちょっとうるさい玄人にも、乗った瞬間、思わず「ニヤリ」と
させられるようなフィーリングを提供する...

20年間、「本気」でバイクで遊んできたオジサンには、
そこまで予想できてしまうのでした。

日本のバイク屋さん、もっと頑張ろうぜ...
このままじゃ、日本の道路から、
「スポーツバイク」は無くなりますよ。

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コメント (3)

h-kuniyasu:

荘だよね、同感だね 僕もバイクショップやってるんだが最近の国産はショボイのばっかで辟易してたんだ クルマにしてもそうだよね、みんな同じようなデザインばかりだ。例えば今沢山クルマ出てるけどアストン、ポルシェ、マセラティ、、以前のスーパーカーブームというムーブメントには一切ならないよね 多分コンピュータのデザイン・ソフトが皆一緒なんだろうかね、どうなんだろう。ウチのショップでは外国産入れるようにしたよ ドゥカティ、BMWを薦めるようにしたらそっちの方売り上げ伸びてる。色塗り替えたりしてオリジン作ったらオンリーワンなっちゃって相当気に入ってくれて。普遍からのレジスタンスかね 

TAKU:

h-kuniyasu様

はじめまして。
コメント有難うございます。
バイクショップを営んでおられる方も、
自分と同じように憂いでおられるのですね。
自分たちがハナタレ小僧の頃のあの輝ける
スーパーカーブームの名車たちは、
デザイナーが真っ白な紙の上に、鉛筆やコンテ(炭)で
自由な発想とその魂をぶつけたラインで成り立っています。
ヤマハRZ、ホンダVT、カワサキGPZ、そして、スズキ・刀…
前述のスーパーカーに負けないくらいの魅力を
放っていたのではないでしょうか。
現在の欧州車にはまだ、昨今のエコだ何だという
風潮もフォローしつつ、「勝負」しているんじゃないか
という気がします。

お店はどちらにあるのでしょうか?これからも
ライダー達に、「宝石のような」モーターサイクルを
届け続けて下さい。

h-kuniyasu:

市川だよ。東京の隣にあるでしょ、千葉県の。小さいとこだけどね。宝石とまではいかんが荒石を研磨したようなというとこかな。オヤジは近くで欧州車中心の並行輸入やってます。古いイギリス車が多い。さいきんはロータスの買い付けに年末から英国行ってた。ヨーロッパS2とインジェクション仕様のターボ・エスプリをゲットした。愛車に如何ですか。ロータスは、いいですよ。特に昔のイギリス製スポーツカーは、スパルタンな快楽が横溢している。電気エレキマッチョのいまのスポーツとは、価値基準が違う。クルマとバイクは、楽しい。

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